2016年10月15日
石鎚山~堂ヶ森
10月15日 石鎚山~堂ヶ森へ行きました。
今年は1回も行っていない四国の山へ行って見ようと言うことで、昨年と同じ頂上山荘に宿泊する計画で石鎚山へ行きました。
Day2は石鎚山から堂ヶ森へ縦走するルートです。
二ノ森のモルゲンロートで始まり、晴天の笹の縦走路を堂ヶ森へ歩きました。
早朝だったので、堂ヶ森の手前まで誰にも会うこと無く、快適な縦走路を貸し切りで楽しめました。
今年は1回も行っていない四国の山へ行って見ようと言うことで、昨年と同じ頂上山荘に宿泊する計画で石鎚山へ行きました。
Day2は石鎚山から堂ヶ森へ縦走するルートです。
二ノ森のモルゲンロートで始まり、晴天の笹の縦走路を堂ヶ森へ歩きました。
早朝だったので、堂ヶ森の手前まで誰にも会うこと無く、快適な縦走路を貸し切りで楽しめました。
頂上山荘の冷え込みはほとんどなく布団を一枚掛けずに寝て丁度良い位だった。
部屋はほぼ満杯状態で人が多かったが、静かに寝れた。
午前5時過ぎに起床。寝具を畳んで出発の準備をして行く。
6時半の朝食の前に出発する予定だったので、夕食の後お弁当のオニギリを貰っていた。
食堂で食べながら靴を履く。
初めてのコースなので幾分余裕を持った計画にしている。下山口の保井野のバスは12時50分だ。
外に出るとまだ星空が広がっていた。南にオリオンが輝いて冬へ季節が変わっている感じがした。
もう朝拝の人が多く出てご来光を待っていた。
km-surfはご来光を待たずに堂ヶ森へ出発した。(5:56)
面河の愛大小屋からも誰か出発したようだ。ヘッドランプの明かりが移動し始めた。
気温は0度ほどは無いがスマートウールのZIPとマイクロフリースのプルオーバーを着て出発した。
瓶ケ森の向こうから朝日が昇って来ている様だ。写真では見にくいが三嶺、剣山方面が小さく見えていた。
今日は快晴だな~。ただそれも今日までだろう。
三の鎖下の所の分岐で堂ヶ森・面河方面に向かう。少し風がある程度なので全然寒く無い。
縦走路の笹は刈られて整備されていたが、チョコチョコとアップダウンする感じだった。
まだ歩き始めなので体が温まる二ノ森辺りまでは、ゆっくりと進むことにする。
1920ピークのコルから南側の斜面に出ると、ほんの少し風が当たり出した。
面河方面との分岐だ。
ここまでの登山道は快適だったが、ここから堂ヶ森方面は最初は笹の切払がされているが、その後はしていないようだった。
時々登山道を笹が覆うので、足元の凹凸に注意しながら進んで行く。
1920ピークの南側斜面をトラバースしていると二ノ森方面がモルゲンロートで赤く染まり出した。
綺麗な景色に思わず”お~”と声が出る。
石鎚を振り返ると、こちらも山頂が赤く染まり始めていた。
夜明け峠の方から見たら、まさに夜明けと言う感じなんだろうな~。
西ノ冠岳の下へ向かう。
石鎚から見ていた時に、あの岩場の様な所を通過するのかな~と思っていたが、岩場の下の笹の所を通過して行った。
後ろを振り返ると、石鎚から朝日がレーザービームの様に面河尾根に当たっていた。
お~カッコいい などと自然の荘厳な景色に不謹慎な声を上げるのもインチキ・アウトドアの本領発揮と言ったところか。
良く寝たせいか、とりあえず今日は調子良い。
西ノ冠岳の下を通過して西ノ冠のコルに到着(6:43)
ここからは登山道は北側斜面に移動する。二ノ森の北側斜面は綺麗な紅葉になっていた。
再び南側斜面に出て来て面河尾根ノ頭へ向かう。
やはりいい天気になりそうだ。面河尾根ノ頭を通過した辺りでマイクロフリースは脱いだ方が良いみたいだ。
再び北側斜面に回り込み面河尾根ノ頭の下を通過して行く。
寒風山の辺りを歩く感じと似ている。
通過した西ノ冠岳の北側。
こちらから見るとテーブルマウンテンの様に見える。
二ノ森の手前に来た。
ここでマイクロフリースを脱いでザックにしまう。
一登りすると実際の頂上は、少し進んでちょっと登った場所だった。
もう山頂は目の前だ。
後ろを振り返ると遠くなった石鎚山。
そんなに登る感じでは無く、笹の縦走路を快適に歩く感じだった。
二ノ森に到着(7:21)
思ったより早く着いたので、ここでスマートウールのZIPシャツからノースの長袖ZIPに着替える。
まだまだ気温が上がりそうなので、着替えた方が良さそうだった。
見事に逆光になった記念撮影。
ナルゲンの麦茶を補給して、干し梅を一つ食べる。
それでは五代の別れへ進もう(7:33)
先に見えている鞍瀬ノ頭の下を迂回する様だが、鞍瀬ノ頭に登るルートもある様だ。
鞍瀬ノ頭の下を通過して行く。
五代の別れが見えて来た。
その先の方には雲海になっている場所も見えていた。
後ろを振り返ると二ノ森が晴天の下綺麗に見ていた。
五代の別れに到着。(7:57)
鞍瀬ノ頭に登って、ここに降りるルートもある様だ。
長く伸びる尾根は五代ヶ森に続いている。そっちに向けてルートもあるようだが、行けるのかな?
では堂ヶ森へ行こう。
直下には愛大避難小屋が見えている。テント場もあるらしいのでチェックしておこう。
石が転がる登山道をダラダラと降りて行き、鞍瀬ノ頭との鞍部に降りて来る。
どう見ても時間が余っているので、景色を眺めながらダラダラとだらしなく降りて来た。
反射板があるのが山頂だ。
愛大小屋との分岐の場所がテント場だった。(8:29)
愛大小屋へ行って見よう。
中は綺麗で備品も親切すぎるぐらい完備されていた。
となりのトイレは大だけに利用する様にとの注意書きがあった。
トイレと並ぶ重要事項。水場のチェック
心細いが何とか流れていたが。これは浄水フィルターが要るな~。
以上チェック完了。
縁台の様な所に腰かけて降りて来た、鞍瀬ノ頭方面を眺める。
綺麗な笹の縦走路だな~
では堂ヶ森へ向かおう。
縦走路まで戻り堂ヶ森へ緩く登って行く。
途中カメラを持った男性の登山者に会った。今日始めての登山者だ。
堂ヶ森へは縦走路から反射板の方向へ少し入って行く。
反射板の下の山頂に到着(8:54)
山頂の三角点にカメラを置いてセルフ撮り。
どう考えてもバスの時間まで余裕があるので、ここでお弁当の残りのオニギリを食べてブレイク。
何だか微妙に美味しい。
食べながら丸山荘でテン泊した時に貰った、おばちゃんのオニギリが懐かしくなって来た。またテン泊したいな~。
見た感じ堂ヶ森から登ると、かなり登る感じに見えるが、GPSのデータだと愛大小屋との分岐から五代の別れまで1.5k程度で200m程度高度を上げるだけなので、ノンビリ登る感じだ。
では保井野登山口へ下山しよう。(9:11)
南に面河ダムのダム湖を見ながら下山するコースは、綺麗に笹が切り払われていた。
歩いて来た縦走路を振り返る。
名残惜しいな~。また来ます。今度はここでテン泊して行きたいな~。
下山ルートは綺麗に笹が刈り払われていたが、これがこの後トラブルの元になる。
下山していると男性の登山者と会った。徳島から15年ぶりに来られたと言う話で、しばらくここで立ち話。
愛媛の山は笹が綺麗だとおっしゃっていた。
この登山者とお別れして、そのまま何も考えずに切り払われた登山道を降りて行き、再び少し登った所で稜線から分かれて樹林帯に入ろうとした所で気が付いた。降りる方向がおかしい。これではダム湖の方に降りて行く感じだ。
大体一回降りての登り返しがあるか?と地図を見ると、どうも梅ヶ市のコースに入り込んだ様だ。
そういえば降りて来る途中にあった右下への笹の刈込が、保井野との分岐だったんだろう。
分岐点まで戻る。
こんな大きな標識があるのに、気が付かないなんて、いい加減なもんだ。
この標識の上にも錆びた標識があるが、どうもこちらから降りる様に変わったようだった。
稜線から分かれて樹林帯に入ると、ブナと笹が感じの良い尾根だった。
直登する感じでは無く、小刻みにつづら折りをして高度を上げる感じだ。
下山しているとハシゴが出て来た。
何かかえって邪魔な感じ。無い方が良いけどと思いなが通過。
今度は3連続でハシゴが出てくるが、横のロープだけで十分。
ハシゴを通る方が面倒な感じだった。
更に降りて行くと水場の標識があった。
多分標識の先の沢がそうなんだろうけど。見た感じ水は無かった。
愛大小屋の水場と言い、余り水は豊富では無い感じだった。
ブナの樹林帯から、シャクナゲが多くある緩い傾斜の尾根を降りて行く様になる。
この辺りで何組かの登山者に会う。
雰囲気的に広戸仙辺りを歩いている感じだった。
シャクナゲの尾根が終わり出した頃に左の斜面に登山道は向かい出した。
今までとは違い樹林帯の中を大きくつづら折りをを始め出し、少し降りるとこの標識の所に出た。(10:22)
どうもここが空池と言う場所らしい。
コースミスもあったので少しロスタイムしたが、まだまだ時間に余裕がある。
綺麗な登山道をユルユルと降りて行く。
計画では、ここから保井野登山口へは1.9k弱程度で540mぐらい高度を下げる様だ。
つづら折りが終わり、先の方に植林帯が見えて来たら登山道は直線的に緩く降りる様になった。
途中で2回ほどこんな感じで沢を渡る場所があるが、ほとんど水は無かった。
右手に昔の柵の跡の様なモノがある場所を通過して、ドンドン尾根を降りて行く。
左手からは沢の音が聞こえていた。
保井野登山口に到着(11:05)
廃墟の様な建物の向こうに10台程度停めれる駐車場があった。
トイレもあるが、使用回数がオーバーするとドアが開かなくなるとのことで、この時も開かなかった。
ここで汗臭いノースの長袖ZIPからスマートウールの長袖ZIPに着替えた。
バスまで時間があるので、塩パンでも食べてゆっくりしようかと思っていたのだが、でっかいブトが飛んで来るので仕方なくバス停へ降りて行くことにした。(11:18)
まだバスの時間まで1時間以上あるので駐車場の先の林道をノロノロと歩いて行く。
急ぐ必要は全く無い。
滝の上を通過したりと飽きることは無かあったが、直に集落に出て来た。
どうもこの集落が保井野と言う所らしい。
集落の手前の所にこの看板が出ていた。
鞍瀬渓谷にある夫婦滝への登山道が危険なので禁止と言うことらしい。
保井野の集落の中の広くなった道路をブラブラと歩いて行く。
右の方に清滝山が、そして左奥には反射板のある堂ヶ森が見えていた。
あそこから降りて来たのか~ と言う感じで見上げる。
集落の中で嫌に道幅が広くなった場所のすぐ下が保井野集会所バス停だった。(11:52)
すごーくゆっくりと歩いて来たつもりだが、まだバスの時間まで1時間近くあるので、一つ下の保井野のバス停まで歩くことにした。
登山口から保井野集会所バス停までは2.3kぐらいで保井野までは更に同じ2.3kぐらいだった。
保井野バス停に到着(12:18)
荷物の整理や塩パンを食べてバスを待つ。
途中親切に車を停めて”下まで乗って行く”と声を掛けてくださる方もいたが、バスが来る10分前位だったので、お礼を言って辞退させていただいた。田舎のバスを待つのも楽しいものだ。
今回は念のためストックを持って来たが、結局使うことは無かった。
テン泊以外ではストックは使わない夏山ルールは、守られました。よかったよかった??
km-surfの高級100円ショップ時計の時刻通にバスは到着して壬生川の駅へ向かった。
マイクロバスのサイズで国道11号に出ても直ぐに住宅地の中の県道に入って進んで行くので、結構駅に着くまで時間が掛かった。
13時52分に壬生川駅前に到着。しおかぜ20号の切符を買って岡山へ帰る。
嫁さんに帰るメールを出そうとするのだが、ソフトバンクのポンコツは3Gのままで、送信出来ませんでしたとなる。
しおかぜ20号は9番のD席だったが、ここで大失敗をする。
新幹線ぐらいしか電車に乗ることが余り無いkm-surfはD席と言えば左の通路側のイメージが強く、この時も隣に若い女性の居る9番の通路側に乗り直ぐに寝むりに入るが、伊予西条のアナウンスに起きて反対側の窓を見えていると上部にC、Dの表示が見えた。
あ~間違えた!! 急いで反対側の窓側に移動。おかしいと思ったんだよな~こんなに空いてるのに何で通路側って。
絶対隣の女性には、変な恰好の変態オヤジと思われているよな~と思いながら自分でも可笑しくなり笑いを堪えて寝たフリをしていた。
Ipodから聞こえるJoni Mitchellは、何か不思議なくらい心地良い。
なかなか送信出来なかった嫁さんへの帰るメールは、宇多津で送れた。
Joni Mitchellの後のJoyce Jonatjanを聞きながら瀬戸大橋を渡る。児島から右に見える金甲山の角度が変わる様子で、岡山が近づいているのがわかる。
午後4時11分定刻通りにしおかぜ20号は岡山に到着した。
今年は仕事が忙しいのでなかなか遠出が出来ないが、まだまだテン泊もしたいな~と言う気分になった。
総距離(沿面距離) 16,181m +966 -2,586
部屋はほぼ満杯状態で人が多かったが、静かに寝れた。
午前5時過ぎに起床。寝具を畳んで出発の準備をして行く。
6時半の朝食の前に出発する予定だったので、夕食の後お弁当のオニギリを貰っていた。
食堂で食べながら靴を履く。
初めてのコースなので幾分余裕を持った計画にしている。下山口の保井野のバスは12時50分だ。
外に出るとまだ星空が広がっていた。南にオリオンが輝いて冬へ季節が変わっている感じがした。
もう朝拝の人が多く出てご来光を待っていた。
km-surfはご来光を待たずに堂ヶ森へ出発した。(5:56)
面河の愛大小屋からも誰か出発したようだ。ヘッドランプの明かりが移動し始めた。
気温は0度ほどは無いがスマートウールのZIPとマイクロフリースのプルオーバーを着て出発した。
瓶ケ森の向こうから朝日が昇って来ている様だ。写真では見にくいが三嶺、剣山方面が小さく見えていた。
今日は快晴だな~。ただそれも今日までだろう。
三の鎖下の所の分岐で堂ヶ森・面河方面に向かう。少し風がある程度なので全然寒く無い。
縦走路の笹は刈られて整備されていたが、チョコチョコとアップダウンする感じだった。
まだ歩き始めなので体が温まる二ノ森辺りまでは、ゆっくりと進むことにする。
1920ピークのコルから南側の斜面に出ると、ほんの少し風が当たり出した。
面河方面との分岐だ。
ここまでの登山道は快適だったが、ここから堂ヶ森方面は最初は笹の切払がされているが、その後はしていないようだった。
時々登山道を笹が覆うので、足元の凹凸に注意しながら進んで行く。
1920ピークの南側斜面をトラバースしていると二ノ森方面がモルゲンロートで赤く染まり出した。
綺麗な景色に思わず”お~”と声が出る。
石鎚を振り返ると、こちらも山頂が赤く染まり始めていた。
夜明け峠の方から見たら、まさに夜明けと言う感じなんだろうな~。
西ノ冠岳の下へ向かう。
石鎚から見ていた時に、あの岩場の様な所を通過するのかな~と思っていたが、岩場の下の笹の所を通過して行った。
後ろを振り返ると、石鎚から朝日がレーザービームの様に面河尾根に当たっていた。
お~カッコいい などと自然の荘厳な景色に不謹慎な声を上げるのもインチキ・アウトドアの本領発揮と言ったところか。
良く寝たせいか、とりあえず今日は調子良い。
西ノ冠岳の下を通過して西ノ冠のコルに到着(6:43)
ここからは登山道は北側斜面に移動する。二ノ森の北側斜面は綺麗な紅葉になっていた。
再び南側斜面に出て来て面河尾根ノ頭へ向かう。
やはりいい天気になりそうだ。面河尾根ノ頭を通過した辺りでマイクロフリースは脱いだ方が良いみたいだ。
再び北側斜面に回り込み面河尾根ノ頭の下を通過して行く。
寒風山の辺りを歩く感じと似ている。
通過した西ノ冠岳の北側。
こちらから見るとテーブルマウンテンの様に見える。
二ノ森の手前に来た。
ここでマイクロフリースを脱いでザックにしまう。
一登りすると実際の頂上は、少し進んでちょっと登った場所だった。
もう山頂は目の前だ。
後ろを振り返ると遠くなった石鎚山。
そんなに登る感じでは無く、笹の縦走路を快適に歩く感じだった。
二ノ森に到着(7:21)
思ったより早く着いたので、ここでスマートウールのZIPシャツからノースの長袖ZIPに着替える。
まだまだ気温が上がりそうなので、着替えた方が良さそうだった。
見事に逆光になった記念撮影。
ナルゲンの麦茶を補給して、干し梅を一つ食べる。
それでは五代の別れへ進もう(7:33)
先に見えている鞍瀬ノ頭の下を迂回する様だが、鞍瀬ノ頭に登るルートもある様だ。
鞍瀬ノ頭の下を通過して行く。
五代の別れが見えて来た。
その先の方には雲海になっている場所も見えていた。
後ろを振り返ると二ノ森が晴天の下綺麗に見ていた。
五代の別れに到着。(7:57)
鞍瀬ノ頭に登って、ここに降りるルートもある様だ。
長く伸びる尾根は五代ヶ森に続いている。そっちに向けてルートもあるようだが、行けるのかな?
では堂ヶ森へ行こう。
直下には愛大避難小屋が見えている。テント場もあるらしいのでチェックしておこう。
石が転がる登山道をダラダラと降りて行き、鞍瀬ノ頭との鞍部に降りて来る。
どう見ても時間が余っているので、景色を眺めながらダラダラとだらしなく降りて来た。
反射板があるのが山頂だ。
愛大小屋との分岐の場所がテント場だった。(8:29)
愛大小屋へ行って見よう。
中は綺麗で備品も親切すぎるぐらい完備されていた。
となりのトイレは大だけに利用する様にとの注意書きがあった。
トイレと並ぶ重要事項。水場のチェック
心細いが何とか流れていたが。これは浄水フィルターが要るな~。
以上チェック完了。
縁台の様な所に腰かけて降りて来た、鞍瀬ノ頭方面を眺める。
綺麗な笹の縦走路だな~
では堂ヶ森へ向かおう。
縦走路まで戻り堂ヶ森へ緩く登って行く。
途中カメラを持った男性の登山者に会った。今日始めての登山者だ。
堂ヶ森へは縦走路から反射板の方向へ少し入って行く。
反射板の下の山頂に到着(8:54)
山頂の三角点にカメラを置いてセルフ撮り。
どう考えてもバスの時間まで余裕があるので、ここでお弁当の残りのオニギリを食べてブレイク。
何だか微妙に美味しい。
食べながら丸山荘でテン泊した時に貰った、おばちゃんのオニギリが懐かしくなって来た。またテン泊したいな~。
見た感じ堂ヶ森から登ると、かなり登る感じに見えるが、GPSのデータだと愛大小屋との分岐から五代の別れまで1.5k程度で200m程度高度を上げるだけなので、ノンビリ登る感じだ。
では保井野登山口へ下山しよう。(9:11)
南に面河ダムのダム湖を見ながら下山するコースは、綺麗に笹が切り払われていた。
歩いて来た縦走路を振り返る。
名残惜しいな~。また来ます。今度はここでテン泊して行きたいな~。
下山ルートは綺麗に笹が刈り払われていたが、これがこの後トラブルの元になる。
下山していると男性の登山者と会った。徳島から15年ぶりに来られたと言う話で、しばらくここで立ち話。
愛媛の山は笹が綺麗だとおっしゃっていた。
この登山者とお別れして、そのまま何も考えずに切り払われた登山道を降りて行き、再び少し登った所で稜線から分かれて樹林帯に入ろうとした所で気が付いた。降りる方向がおかしい。これではダム湖の方に降りて行く感じだ。
大体一回降りての登り返しがあるか?と地図を見ると、どうも梅ヶ市のコースに入り込んだ様だ。
そういえば降りて来る途中にあった右下への笹の刈込が、保井野との分岐だったんだろう。
分岐点まで戻る。
こんな大きな標識があるのに、気が付かないなんて、いい加減なもんだ。
この標識の上にも錆びた標識があるが、どうもこちらから降りる様に変わったようだった。
稜線から分かれて樹林帯に入ると、ブナと笹が感じの良い尾根だった。
直登する感じでは無く、小刻みにつづら折りをして高度を上げる感じだ。
下山しているとハシゴが出て来た。
何かかえって邪魔な感じ。無い方が良いけどと思いなが通過。
今度は3連続でハシゴが出てくるが、横のロープだけで十分。
ハシゴを通る方が面倒な感じだった。
更に降りて行くと水場の標識があった。
多分標識の先の沢がそうなんだろうけど。見た感じ水は無かった。
愛大小屋の水場と言い、余り水は豊富では無い感じだった。
ブナの樹林帯から、シャクナゲが多くある緩い傾斜の尾根を降りて行く様になる。
この辺りで何組かの登山者に会う。
雰囲気的に広戸仙辺りを歩いている感じだった。
シャクナゲの尾根が終わり出した頃に左の斜面に登山道は向かい出した。
今までとは違い樹林帯の中を大きくつづら折りをを始め出し、少し降りるとこの標識の所に出た。(10:22)
どうもここが空池と言う場所らしい。
コースミスもあったので少しロスタイムしたが、まだまだ時間に余裕がある。
綺麗な登山道をユルユルと降りて行く。
計画では、ここから保井野登山口へは1.9k弱程度で540mぐらい高度を下げる様だ。
つづら折りが終わり、先の方に植林帯が見えて来たら登山道は直線的に緩く降りる様になった。
途中で2回ほどこんな感じで沢を渡る場所があるが、ほとんど水は無かった。
右手に昔の柵の跡の様なモノがある場所を通過して、ドンドン尾根を降りて行く。
左手からは沢の音が聞こえていた。
保井野登山口に到着(11:05)
廃墟の様な建物の向こうに10台程度停めれる駐車場があった。
トイレもあるが、使用回数がオーバーするとドアが開かなくなるとのことで、この時も開かなかった。
ここで汗臭いノースの長袖ZIPからスマートウールの長袖ZIPに着替えた。
バスまで時間があるので、塩パンでも食べてゆっくりしようかと思っていたのだが、でっかいブトが飛んで来るので仕方なくバス停へ降りて行くことにした。(11:18)
まだバスの時間まで1時間以上あるので駐車場の先の林道をノロノロと歩いて行く。
急ぐ必要は全く無い。
滝の上を通過したりと飽きることは無かあったが、直に集落に出て来た。
どうもこの集落が保井野と言う所らしい。
集落の手前の所にこの看板が出ていた。
鞍瀬渓谷にある夫婦滝への登山道が危険なので禁止と言うことらしい。
保井野の集落の中の広くなった道路をブラブラと歩いて行く。
右の方に清滝山が、そして左奥には反射板のある堂ヶ森が見えていた。
あそこから降りて来たのか~ と言う感じで見上げる。
集落の中で嫌に道幅が広くなった場所のすぐ下が保井野集会所バス停だった。(11:52)
すごーくゆっくりと歩いて来たつもりだが、まだバスの時間まで1時間近くあるので、一つ下の保井野のバス停まで歩くことにした。
登山口から保井野集会所バス停までは2.3kぐらいで保井野までは更に同じ2.3kぐらいだった。
保井野バス停に到着(12:18)
荷物の整理や塩パンを食べてバスを待つ。
途中親切に車を停めて”下まで乗って行く”と声を掛けてくださる方もいたが、バスが来る10分前位だったので、お礼を言って辞退させていただいた。田舎のバスを待つのも楽しいものだ。
今回は念のためストックを持って来たが、結局使うことは無かった。
テン泊以外ではストックは使わない夏山ルールは、守られました。よかったよかった??
km-surfの高級100円ショップ時計の時刻通にバスは到着して壬生川の駅へ向かった。
マイクロバスのサイズで国道11号に出ても直ぐに住宅地の中の県道に入って進んで行くので、結構駅に着くまで時間が掛かった。
13時52分に壬生川駅前に到着。しおかぜ20号の切符を買って岡山へ帰る。
嫁さんに帰るメールを出そうとするのだが、ソフトバンクのポンコツは3Gのままで、送信出来ませんでしたとなる。
しおかぜ20号は9番のD席だったが、ここで大失敗をする。
新幹線ぐらいしか電車に乗ることが余り無いkm-surfはD席と言えば左の通路側のイメージが強く、この時も隣に若い女性の居る9番の通路側に乗り直ぐに寝むりに入るが、伊予西条のアナウンスに起きて反対側の窓を見えていると上部にC、Dの表示が見えた。
あ~間違えた!! 急いで反対側の窓側に移動。おかしいと思ったんだよな~こんなに空いてるのに何で通路側って。
絶対隣の女性には、変な恰好の変態オヤジと思われているよな~と思いながら自分でも可笑しくなり笑いを堪えて寝たフリをしていた。
Ipodから聞こえるJoni Mitchellは、何か不思議なくらい心地良い。
なかなか送信出来なかった嫁さんへの帰るメールは、宇多津で送れた。
Joni Mitchellの後のJoyce Jonatjanを聞きながら瀬戸大橋を渡る。児島から右に見える金甲山の角度が変わる様子で、岡山が近づいているのがわかる。
午後4時11分定刻通りにしおかぜ20号は岡山に到着した。
今年は仕事が忙しいのでなかなか遠出が出来ないが、まだまだテン泊もしたいな~と言う気分になった。
総距離(沿面距離) 16,181m +966 -2,586