2012年03月08日
アゼチ~皆ヶ山
上蒜山スキー場の駐車場に午前7時ごろ到着。
準備をして出発します。(7:13)
駐車場の雪の壁を乗り越えると、広々とした雪原が広がります。気温は0度ぐらいで、さほど寒くはありません。
パタゴニアのメリノ2にベンチレーション全開のハードシェルで十分。
雪の状態はザラ雪ですが、沈み込みも少ない状態です。
ここでまさかのトレースがありました。(前日の吉備の中山さんのトレースであることが判明)ワカンのトレースを使ってツボ足で蛇ヶ乢に進みます。
一番気になっていた昨年の台風による林道崩落地点です。
去年の秋より何だか酷くなっている気がしました。
横をそろりと通過します。
雪の状態も良くトレースもあるので順調に林道終点まで着ました。(8:21)
水分補給と行動食でちょっと休憩します。
植林の中をトレースは進みますが、少し夏道のコースからは外れています。
やがて蛇ヶ乢の湿原とアゼチ方面969ピークが見えてきました。
地図から見ると左側の尾根に沿って登って行くようです。
蛇ヶ乢に到着(8:36)
流石にツボ足ではキツイので、ここからはワカンを装着します。
トレースは上蒜山に行くのかと思っていたのですが、なんとアゼチに向かっています。
冬季限定コースですが、そこそこ登る人はいるんですね。
ワカンを付けながら、この様子だと頂上付近は、アイゼンに変えないといけないかな~と言う気がしてきました。
そこそこの風が吹いているのと、相変わらず頂上付近はガスの中です。
969ピークに向けて登って行きます。
最初の尾根から次々と尾根を伝って行きます。
少しザラっとした雪ですが、全然問題ありません。時々トレースを利用して登って行きます。
傾斜はそこそこで、楽しめる程度です。
969ピークへの尾根に出てきました。
登って来たところにはテープナビが付いていました。
東側に上蒜山が見えます。頂上付近はガスっていますね。今日はこんな感じの天気なんでしょう。
植林を左に見て969ピークに到着しました。(9:30)
ここからは、ダラリ~とした登りです。
アゼチへの稜線に入ると、やはり縦走路は凍った状態になっています。
ただアイゼンが必要なほどでは無いようです。しかし風が結構強く吹いています。
予想外に樹氷の木々が広がっています。
こんなに温度が高いので、期待はしていなかってので、凄く得した気分になります。
ただ足元には、結構割れ目が多く口を開いているので、上にばかり気を取られない様に、注意が必要です。
アゼチに到着しました。(10:00)
麓の方は、時々晴れているようですが、山頂付近は少しガスっています。
去年の春来た時は、もうネマガリ竹の中を少しヤブ漕ぎしましたが、今回はすっかり雪の下のようです。
暖かいラテを飲みながら、北斜面の樹氷をしばし眺めます。では皆ヶ山に出発しましょう。
少し晴れてきましたが、皆ヶ山もガスの中です。
よ~し 登るぞ~。とは言え所々雪崩れいますね。だって結構な傾斜で、下はネマガリ竹だし、雪崩れやすいでしょうね。
皆ヶ山へのコルに向かって、樹氷の中を進みます。
天気も良くなって、気持ち良いな~。
ここで風がかなり強くなってきました。別にこれ自体は良いのですが、木々の樹氷が風で飛ばされ、バチバチと顔にあたります。
さらに雪崩れている箇所の手前で雪に隠れていた裂け目にハマリました。
丁度顔ぐらいまでハマリましたが、ストックが引っかかった様な状態になったので、2、3回モゴモゴとして抜け出しました。
多分そのまま通過していれば大丈夫だってようですが、樹氷の攻撃に立ち止まってしまいハマッタ感じです。
もう少しで皆ヶ山の頂上です。
平坦な部分に出てきました。こちらも樹氷が綺麗ですね。
向かいに大ナメラも見えています。
この雪の状態なら行けるかも知れないな~。ま~良いか。
残念ながら大山、三鈷方面は全く見えませんでした。
皆ヶ山に到着しました。(10:46)
標識はすっかり雪の下のようです。
すこし風はありますが、晴れて来たので、ここでブレイクです。
毎度のことですが、パンとスープ。上蒜山を眺めながら、ゆっくりします。
今日は写真のアングルが変です。
毎度のセルフ撮りのゴリラポッドを忘れて来ています。
倉敷アウトレットパークお買い物縦走で買ったマムートのキャップを被っているkm-surf
あの縦走も怖かったぞ~ 全然別の意味で。 とほざいています。
コーヒも飲んでノンビリしたので、下山します。
二俣山とその先に三平山が見えています。こちらは視界が良いようです。
さて皆ヶ山からの下りですが、夏道でもかなりの傾斜なので、慎重に降りていきます。
やはり気温が上がって来たので、かなり足元が緩くなっていました。
それでも無事に降りて二俣山に向かいます。
無意識のようですが、どうも私は尻セードで降りると言うのが嫌いなようです。
二俣山に到着しました。(11:23)
すこしづつ雪の状態が悪くなっています。
ブナの尾根をドンドン降りていきます。
別に迷う様なコースでは無いですが、ところどころに新しいテープナビが見えます。
かなり天気が良くなってきました。
蒜山方面、それにアゼチ、皆ヶ山も綺麗に見えてきました。
かなり下まで降りて来ると、雪が融けている所が出てきます。
雪を拾いまがら歩いて行くので、かえってモタモタしてしまいます。
キャンプ場の登山口に到着しました。(12:17)
さ~ここからは一般道路でスキー場の駐車場まで帰ります。
キャンプ場の入り口を抜けると、道路が除雪されていました。
ここでワカンを外して進みます。
気分はすっかり観光気分ですね。
酪農大学校の前あたりで、大山の南壁が見えてきました。
でも天気は、なんだか下り気味のようです。
やっとスキー場の駐車場に到着です。(13:11)
やっぱり最後は1時間程度かかりますね。
車と一緒に今日登った山々も見えます。次の機会は、大ナメラも行って見ようと思います。
総距離(沿面距離) 13703m 累積標高 +933 -842
準備をして出発します。(7:13)
駐車場の雪の壁を乗り越えると、広々とした雪原が広がります。気温は0度ぐらいで、さほど寒くはありません。
パタゴニアのメリノ2にベンチレーション全開のハードシェルで十分。
雪の状態はザラ雪ですが、沈み込みも少ない状態です。
ここでまさかのトレースがありました。(前日の吉備の中山さんのトレースであることが判明)ワカンのトレースを使ってツボ足で蛇ヶ乢に進みます。
一番気になっていた昨年の台風による林道崩落地点です。
去年の秋より何だか酷くなっている気がしました。
横をそろりと通過します。
雪の状態も良くトレースもあるので順調に林道終点まで着ました。(8:21)
水分補給と行動食でちょっと休憩します。
植林の中をトレースは進みますが、少し夏道のコースからは外れています。
やがて蛇ヶ乢の湿原とアゼチ方面969ピークが見えてきました。
地図から見ると左側の尾根に沿って登って行くようです。
蛇ヶ乢に到着(8:36)
流石にツボ足ではキツイので、ここからはワカンを装着します。
トレースは上蒜山に行くのかと思っていたのですが、なんとアゼチに向かっています。
冬季限定コースですが、そこそこ登る人はいるんですね。
ワカンを付けながら、この様子だと頂上付近は、アイゼンに変えないといけないかな~と言う気がしてきました。
そこそこの風が吹いているのと、相変わらず頂上付近はガスの中です。
969ピークに向けて登って行きます。
最初の尾根から次々と尾根を伝って行きます。
少しザラっとした雪ですが、全然問題ありません。時々トレースを利用して登って行きます。
傾斜はそこそこで、楽しめる程度です。
969ピークへの尾根に出てきました。
登って来たところにはテープナビが付いていました。
東側に上蒜山が見えます。頂上付近はガスっていますね。今日はこんな感じの天気なんでしょう。
植林を左に見て969ピークに到着しました。(9:30)
ここからは、ダラリ~とした登りです。
アゼチへの稜線に入ると、やはり縦走路は凍った状態になっています。
ただアイゼンが必要なほどでは無いようです。しかし風が結構強く吹いています。
予想外に樹氷の木々が広がっています。
こんなに温度が高いので、期待はしていなかってので、凄く得した気分になります。
ただ足元には、結構割れ目が多く口を開いているので、上にばかり気を取られない様に、注意が必要です。
アゼチに到着しました。(10:00)
麓の方は、時々晴れているようですが、山頂付近は少しガスっています。
去年の春来た時は、もうネマガリ竹の中を少しヤブ漕ぎしましたが、今回はすっかり雪の下のようです。
暖かいラテを飲みながら、北斜面の樹氷をしばし眺めます。では皆ヶ山に出発しましょう。
少し晴れてきましたが、皆ヶ山もガスの中です。
よ~し 登るぞ~。とは言え所々雪崩れいますね。だって結構な傾斜で、下はネマガリ竹だし、雪崩れやすいでしょうね。
皆ヶ山へのコルに向かって、樹氷の中を進みます。
天気も良くなって、気持ち良いな~。
ここで風がかなり強くなってきました。別にこれ自体は良いのですが、木々の樹氷が風で飛ばされ、バチバチと顔にあたります。
さらに雪崩れている箇所の手前で雪に隠れていた裂け目にハマリました。
丁度顔ぐらいまでハマリましたが、ストックが引っかかった様な状態になったので、2、3回モゴモゴとして抜け出しました。
多分そのまま通過していれば大丈夫だってようですが、樹氷の攻撃に立ち止まってしまいハマッタ感じです。
もう少しで皆ヶ山の頂上です。
平坦な部分に出てきました。こちらも樹氷が綺麗ですね。
向かいに大ナメラも見えています。
この雪の状態なら行けるかも知れないな~。ま~良いか。
残念ながら大山、三鈷方面は全く見えませんでした。
皆ヶ山に到着しました。(10:46)
標識はすっかり雪の下のようです。
すこし風はありますが、晴れて来たので、ここでブレイクです。
毎度のことですが、パンとスープ。上蒜山を眺めながら、ゆっくりします。
今日は写真のアングルが変です。
毎度のセルフ撮りのゴリラポッドを忘れて来ています。
倉敷アウトレットパークお買い物縦走で買ったマムートのキャップを被っているkm-surf
あの縦走も怖かったぞ~ 全然別の意味で。 とほざいています。
コーヒも飲んでノンビリしたので、下山します。
二俣山とその先に三平山が見えています。こちらは視界が良いようです。
さて皆ヶ山からの下りですが、夏道でもかなりの傾斜なので、慎重に降りていきます。
やはり気温が上がって来たので、かなり足元が緩くなっていました。
それでも無事に降りて二俣山に向かいます。
無意識のようですが、どうも私は尻セードで降りると言うのが嫌いなようです。
二俣山に到着しました。(11:23)
すこしづつ雪の状態が悪くなっています。
ブナの尾根をドンドン降りていきます。
別に迷う様なコースでは無いですが、ところどころに新しいテープナビが見えます。
かなり天気が良くなってきました。
蒜山方面、それにアゼチ、皆ヶ山も綺麗に見えてきました。
かなり下まで降りて来ると、雪が融けている所が出てきます。
雪を拾いまがら歩いて行くので、かえってモタモタしてしまいます。
キャンプ場の登山口に到着しました。(12:17)
さ~ここからは一般道路でスキー場の駐車場まで帰ります。
キャンプ場の入り口を抜けると、道路が除雪されていました。
ここでワカンを外して進みます。
気分はすっかり観光気分ですね。
酪農大学校の前あたりで、大山の南壁が見えてきました。
でも天気は、なんだか下り気味のようです。
やっとスキー場の駐車場に到着です。(13:11)
やっぱり最後は1時間程度かかりますね。
車と一緒に今日登った山々も見えます。次の機会は、大ナメラも行って見ようと思います。
総距離(沿面距離) 13703m 累積標高 +933 -842
この記事へのコメント
このところすっきりしない天気が続きますね
トレースはキビナカさんですね
皆ヶ山からの下りは怖くなかったですか?
トレースはキビナカさんですね
皆ヶ山からの下りは怖くなかったですか?
Posted by Windy at 2012年03月08日 21:38
Windyさん こんばんは。
なるほどコースが逆だったんですね。ワカンだと前後がわかりにくいですね。
ところどころ トレースの向きが??な ところもあったのですが.....
皆ヶ山からの下りですが、雪がかなり緩くなっていたので、足元から崩れない様に、慎重に降りてました。
かなりの急勾配ですよね。あらかじめ覚悟していましたが。
それより皆ヶ山への登りの雪崩れている所の前あたりで、裂け目にハマリました。顔ぐらいまでハマりましたが、何とか抜け出せました。
危なかった~。
なるほどコースが逆だったんですね。ワカンだと前後がわかりにくいですね。
ところどころ トレースの向きが??な ところもあったのですが.....
皆ヶ山からの下りですが、雪がかなり緩くなっていたので、足元から崩れない様に、慎重に降りてました。
かなりの急勾配ですよね。あらかじめ覚悟していましたが。
それより皆ヶ山への登りの雪崩れている所の前あたりで、裂け目にハマリました。顔ぐらいまでハマりましたが、何とか抜け出せました。
危なかった~。
Posted by km-surf
at 2012年03月08日 22:19

初めましてキビナカです。
実は私もおそらく同じ場所で裂け目に落ち込みました。
下りでしたので滑るように降りていたらあっという間に落ち込んで
這い出るのにえらく焦りました。
雪渓ならシェルンドに落ち込んだら命取りですから慎重に行きますが
稜線上なので慎重さを欠きました。
このルートで単独行で動けなくなったらと思うと・・・
しかし翌日奇跡的に発見されなくてよかった。ワッハッハ。
実は私もおそらく同じ場所で裂け目に落ち込みました。
下りでしたので滑るように降りていたらあっという間に落ち込んで
這い出るのにえらく焦りました。
雪渓ならシェルンドに落ち込んだら命取りですから慎重に行きますが
稜線上なので慎重さを欠きました。
このルートで単独行で動けなくなったらと思うと・・・
しかし翌日奇跡的に発見されなくてよかった。ワッハッハ。
Posted by キビナカ at 2012年03月10日 13:19
はじめまして キビナカさん
前日はトレースを使わしていただきました。ありがとうございます。
たぶん同じ場所だと思います。
裂け目と滑った跡があったので、南側に回りこもうとしていた時に、立ち止まったら、ストンと落ちました。
まだまだ初心者です。
たぶん昨年の1月の那岐山で、自衛隊の人の後を単独で登っていた時、お会いしているとは思いますが、今後とも宜しくお願いします。
前日はトレースを使わしていただきました。ありがとうございます。
たぶん同じ場所だと思います。
裂け目と滑った跡があったので、南側に回りこもうとしていた時に、立ち止まったら、ストンと落ちました。
まだまだ初心者です。
たぶん昨年の1月の那岐山で、自衛隊の人の後を単独で登っていた時、お会いしているとは思いますが、今後とも宜しくお願いします。
Posted by km-surf
at 2012年03月10日 16:56

こんばんは
今シーズン歩きたいリストにこのコースも入っておりました。
やはりこの時期は、雪が締まって歩きやすくなっている分
裂け目にはまってしまうリスクも大きいんでしょうね。
皆ヶ山は頂にたどり着けなかった数少ない山なんです。
ぜひとも2年ぶりにリベンジを果たしたかったですね
難所だった二俣山までの主稜線の積雪やせ尾根はあったんでしょうか・・・
今シーズン歩きたいリストにこのコースも入っておりました。
やはりこの時期は、雪が締まって歩きやすくなっている分
裂け目にはまってしまうリスクも大きいんでしょうね。
皆ヶ山は頂にたどり着けなかった数少ない山なんです。
ぜひとも2年ぶりにリベンジを果たしたかったですね
難所だった二俣山までの主稜線の積雪やせ尾根はあったんでしょうか・・・
Posted by ランチ里山
at 2012年03月10日 21:23

こんばんは ランチさん
ブログには載せていない写真も再度見直してみましたが、今回の状況だと、やせ尾根と言う感じでは無かったようです。
実際下山していた時も気分良く上蒜山などを眺めながら降りていました。
確か昨年来た時は、東側の雪屁が壁の様に残雪で残る感じでしたが、今年は全体的に均されている感じでした。
書いていませんが、裂け目はアゼチから蛇ヶ乢への雪屁の方がもっと派手に入っていましたよ。 あれだけ派手に入ると、注意喚起になります。
ブログには載せていない写真も再度見直してみましたが、今回の状況だと、やせ尾根と言う感じでは無かったようです。
実際下山していた時も気分良く上蒜山などを眺めながら降りていました。
確か昨年来た時は、東側の雪屁が壁の様に残雪で残る感じでしたが、今年は全体的に均されている感じでした。
書いていませんが、裂け目はアゼチから蛇ヶ乢への雪屁の方がもっと派手に入っていましたよ。 あれだけ派手に入ると、注意喚起になります。
Posted by km-surf
at 2012年03月10日 21:51
