国道2号線バイパスから早島ICで山陽道に入り尾道ジャンクションで尾道道に入って行く。
そのまま松江道に入り、雲南吉田で降りて出口にある道の駅でトイレ休憩。
ここから県道38号で吉田に入り、吉田からは大規模林道と県道273号で国道54号の晴雲トンネルの手前に出る。
54号を南下し頓原で再び県道273号の反対側から入り大万木山登山口へ向かう。
午前7時半前に位出谷登山口の駐車場に到着。誰も居ない。
紅葉の季節には早いし、来週は3連休なので、今週は登山者も少ないだろうと予想していた。
気温は16度ぐらい。準備をして出発する。(7:38)
久しぶりのグレゴリーの大型ザックに体を馴染ませながら、ゆっくりと歩いて行く。
やっと少し涼しくなった季節なので、まだまだ登山道の緑が濃い。
渓流に沿って登山道は高度を上げて行く。橋を渡ると直ぐ上に避難小屋が見えて来た。
避難小屋を通過すると、再び橋を渡り右岸に戻る。
右岸に戻ると登山道はつづら折りを始め尾根を登って行く。
少し高度を上げたら、今度は尾根から離れ南側の尾根に向かってトラバースを始める。
渓流の谷を通過して一つ南の尾根に移動。
ほぼフラットな感じで、尾根を移動して行く。
この後直ぐにもう一度谷を渡り更に南の尾根にトラバースして行く。
振り返ると緑の谷の斜面に水平な登山道が見えていた。
ここから登山道は小刻みなつづら折りを始め高度をドンドン上げて行く。ブナの森が綺麗だ。
縦走路までは約2.2kで460mぐらい登る感じだ。
縦走路に出た。(8:39)
まずは大万木山の山頂へ向かう。
縦走路に出た場所は、山頂の南西にあるピークの近くなので、山頂へは一回少し下って登り出す。
下り始める場所からは大万木山が綺麗に見えていた。
緩い傾斜をダラダラと登って行く。
今日はこのまま快晴なのかな~。そうだと気温が上がる午後は、キツクなるかな~。
反射板の横を通過して少し歩くと山頂に到着した。(8:58)
ここでザックを下してプチブレイク。誰も居ない山頂なので、お行儀悪くベンチの上でザックによりかかり足を伸ばす。
山頂まで来たのだから、ついでに大ブナを見て
展望地まで来た。
吉田毛無山から鯛の巣山へ繋がる縦走路。ただ少しモヤっているので、その先は見えなかった。
では山頂に戻って、縦走路を草峠へ向かおう。(9:12)
山頂付近のなだらかな部分は、ブナの森になっていて気持ち良い。
登って来た縦走路との合流点を通過して展望台に到着したが、いつも綺麗に見えている三瓶山は見えなかった。
大階段を降ると、再び緩やかなブナの縦走路が始まる。
途中年配のカップルの登山者に会った。
振り返るとさっきまで居た大万木山が、遠くになっていた。
1081ピークの手前でこの標識が出てくる。
ここを右に行くと縦走路の下を走る林道の駐車場に出る。このまま直進して行く。
ブナの中を歩く良い縦走路だが、時々下に林道が見えるのと、展望が余り無いのが欠点だろうか。
林道が通る島根側とは正反対に広島側の斜面は、こんな感じのブナの森が広がっている。
縦走路は尾根を伝いながら進んで行くが途中この場所で、林道に降りれる場所がある。
今日は当然林道には降りずにそのまま進む。
ブナの森の縦走路の頭上が段々と明るくなってくると、草峠に到着した。(10:38)
ここでザックを降ろしてプチブレイク。塩パンを半分かじって水分補給をする。
和恵展望台へは、この林道を降りて行っても行けるのだが、縦走路を忠実に進む予定だ。
では先に進もう(11:42)
縦走路は、クマ注意の看板の所から再び始まる。
最初は急な勾配で80mぐらい高度を上げて行き1005ピークに登る。
1005ピークには標識が立っていた。ここは、これから進む草ノ城山と指谷山方面の分岐になる
右に曲がって草ノ城山方面へ進む。
ここもブナの森の縦走路だが、さっきの林道の先の和恵展望台に行くので、急激に降下を始める。
和恵展望台に降りる直前にマム君登場。大人しく草むらに逃げてくれた。
和恵展望台に到着。(11:08)
和恵展望台と言う名称だが、木々に覆われ展望は無い。
東屋に腰かけてブレイクすることにした。
冷たいカフェラテと残りの塩パンでブレイク。
今日はここまで二組の登山者と会っただけの静かな山行だった。
今回の縦走で一番登山道の状態が良くなかったのは、草峠から和恵展望台の間だった。
ただ少し登山道を下草が覆う程度の場所がある程度なので、全体としては快適な縦走路だ。
ではブレイクも済んだので先へ進もう。(11:17)
緑に覆われた草ノ城山に向かう縦走路へ入る。
ここからは標高も1000m以下の縦走路なので、つまらないかなと思っていたのだが、全く正反対だった。
綺麗に整備された登山道とブナの森が延々と続いて行く。
後ろを振り返ると大万木山が遥か遠くに見えていた。
山頂の手前に分岐が出てくる。どうも山頂を迂回するルートがある様だ。
そのまま進んで草ノ城山に到着(11:44)
少し涼しい風が吹いて来た。山頂はそれほど広く無いが、展望が良い。
東側はちょうど木に邪魔されているが、大万木山からの縦走路コースの尾根が見えていた。
南側には1005ピークの分岐で別れた指谷山方面が谷を挟んで見えていた。
この下の谷に島根の県民の森の施設がある。
今回ここにテン泊も考えたが料金がお高いので止めた。ケチなkm-surfなのだ。
ナルゲンの麦茶の補給も完了。では先へ進もう(11:51)
和恵展望台から始まった縦走路は、和恵縦走路と言うらしい。草ノ城山から少し降りると林道小田線に降りる祖父釜谷ルートとの分岐点に出た。
標識に従って進んで行く。琴引山までは3.9kあるそうだ。
何時終わるのか分からないブナの縦走路が続いて行く。
毛無山から朝鍋鷲ヶ山までの縦走路も素晴らしいが、ここのブナの縦走路も負けないぐらい綺麗なブナの縦走路だった。
ただ時折大山が展望出来る点は、毛無山の縦走路の良いところかな~と思った。
実際周りの山も同じ程度の標高の山だけなので、展望の点では幾分弱い。
北側の奥に琴引山が近づいて来た。
緩い登りが出て、先の方で少し高度を上げる様だ。
登った所が琴引分の分岐点だった。(12:52)
琴引山へは、右へ進み琴引山とのコルへ降りて行く。
コルから今日最後のピークの琴引山への登りになる。
神社があるせいか斜面全体がブナの森になっていた。
登りの傾斜が緩くなり、緩やかな登山道が始まる。
少し歩くと開けた広場に出て来る。
ここは琴麓ルートとの合流点でもあり、4個のルートの交差点の様な感じである。
それぞれの行先の標識があるので、山頂の標識のルートを進めば良い。
直ぐに岩の少し急な登りになり山頂に到着した。(13:32)
山頂は狭いが、予想に反して誰も居なかった。
ザックを降ろしてアップルパイでブレイクにする。
東側には大きな山容の大万木山が正面に見えていた。
あそこから歩いて来たのか~。
眼下には今日の宿泊予定のキャンプ場が見える。
どうもフリーサイトには、誰もいないみたいだ。
琴引の集落の先に三瓶山の姿が見えていた。
少し曇って来たけど風が涼しいかった。
ではそろそろ下山しますか。(13:46)
山頂から降りると直ぐ下に神社がある。
ここでカップルのトレランぽい人に会った。
樹林帯の中を降りて行くと敷波登山口からのルートとの分岐になる。
右が敷波登山口なので、左の下降していくルートに進む。
しばらく降りて行くと大神岩に出た。
何だか前回より苔むした雰囲気になった様な気がした。
その後は植林の中を淡々と下降するルートなので、面白味は少ない。
再び樹林帯の中の緩い傾斜の登山道に変わると、もうスキー場の中にいることが直ぐに分かる。
樹林帯の向こうにはスキー場のゲレンデがチラチラ見えているのだ。
登山口に到着。
そのままスキー場のゲレンデを降りて行く。
スキー場に到着して琴引山を眺める。
では山荘に行ってテン泊の手続きをしよう。(14:40)
テン泊の手続きを澄まして、フリーサイトにテントを張る。
今日はNEMOのTANIにした。風も弱そうなので張り綱は無しにした。
その後山荘の温泉に行ってノンビリ。温泉代金も100円OFFになっていた。
山荘の自販機でビールを調達。KIRINのご当地ビール戦略にまんまとハマったkm-surf。
でも岡山のとは全然違っていて、これはこれで良いかもと思った。ただし神戸工場で作っているらしい。
本を読みながらテントの中でゴロゴロ。IpodでGenesisのTrick of the tailを聞いていた。
何と無く最近聞きたい感じだったので入れて来た。
午後6時ぐらいに夕飯。今回もタラマヨご飯にコンビーフにした。
メニューを考えるのが面倒なので、イージーな内容になる。
フリーサイトはkm-surfだけだったが、バーベキュー・パーティーの団体が一組あったようで21時過ぎまでは煩かった。
よくある焼肉屋の宴会が野外に引っ越しただけのうるさい奴だ。
こんな時は耳栓を装着。その後は気持ちよく就寝出来た。
総距離(沿面距離) 17,883m +1702 -1873
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