山陽自動車道から尾道道を経由して松江道の雲南吉田ICで降りる。
ICにある道の駅でトイレ休憩をして高速への誘導路から県道38号に出て吉田に向かう。吉田から県道273号に入って行き途中で右折して広域林道に入る。
途中再び県道273号に合流するが、再度別れて広域林道を進むと国道54号の青雲トンネル前に出てくる。
ここで国道54号に乗り頓原まで南下し左折して県道273号に入る。県道273号の大万木山登山口までは片側1車線の良い道だが、そこから先の民谷までは非常に狭いので、迂回することにした。
岡山から片道200kmぐらい。流石に遠いな~と言う感じだが、高速区間が長いので非常に楽だった。
県道273号の大万木山登山口への分岐には表示も出ているので間違うことは無い。少し狭い道路を進んで位出谷の駐車場に午前7時過ぎに到着。誰もいない。
準備をして出発する。(7:19)
ここから渓谷ルートで登って行く。
よく整備された登山道が続く。天候は予想通りで、曇った感じで予報ほど良く無い。
多分午前中までだろう。
直ぐに横手道の分岐が出てくる。帰りはここから下山するつもりだった。
美しい渓流の脇を登山道は進むが、思ったほど高度を上げて行かない。
やがて非難小屋が見えて来た。大万木山には非難小屋が多い。
登山道は、まだまだ渓流の脇をゆっくりと歩いて行く感じだ。気温は高く無いが、湿度が高いので汗が出てくる。
少し進むと階段が出て上りになった。登って行くと竜門滝への表示があるが、現在は通行出来ないようだった。
登山道から滝がほんの少し見えていた。
ここから登山道は、凄く長い水平な歩きのあるつづらおりを始める。
下の表示で頂上まで3k程度(GPSのデータでは2.7k程度)とあったので不思議に思っていたが、こんなルートだとそうなるだろう。
大万木山は、凄く穏やかな山容でやさしいイメージがあるが、登山道の脇には結構巨石や岩があった。
同じ山域の琴引山も似た感じだった。
登山道は斜面をトラバースして行き谷を一つ通過して、西側の尾根に移動する。
再び渓流を渡河して行く。振り返ると長く水平な登山道と尾根の下の巨岩が見えていた。
尾根を地味~に登りだし、少し登ると頂上付近がガスっているのが見えた。
今日はブナの森を歩くのが目的なので、ま~別に展望はどうでもいい。
やがてブナの巨木が多い快適な登山道になって来た。ただ風が南西方向から結構吹いているようだ。
草峠との分岐まで来た。(8:10)
行動食と水分補給をして、まずは草峠に向かう。
少し進むと大階段展望台に出たが、ガスっていて三瓶山がかすかに見える程度だった。
さらに進むと大階段が出て来た。名前は物々しいが、那岐山の東仙コースの階段ぐらいの感じだった。
幾分朝露で濡れているので、滑らない様に注意して降りて行く。
程なく階段は終わり、少し狭い尾根を辿るほとんど平坦な縦走路になった。
登山道は綺麗に整備されていて、不明瞭な所は、全く無い。
尾根の南側から音が聞えたので、熊?? と思ったら麓の田んぼで鳥を追い払う仕掛けの音だった。
快適な尾根は、まだまだ続いている。この先で駐車場に降りる分岐が出てくる。
この下まで林道が通っているらしい。
ほんのちょっと登ると北側の展望が開けて来た。三瓶山が綺麗に見えている。
ガスが晴れて展望が良くなって来たが、すっきり晴れる感じでは無い様だ。
展望が良くなって良いのだが、すぐ下には林道も見えて来て幾分緊張感が無くなる。
反対の南側には、ブナの森が広がっていた。
本来はこんな場所なんだろうな。
とうとう登山道は林道と合流してしまった。
同じ道の往復は単調なので、復路は林道を通ってここから登ろうか~。
登山道は少し登って進むと、指谷奥山との分岐ピークだろうか、前方に眺めながら南側の斜面に降り始めた。
林道に降りて少し進むと草峠に到着した。(9:11)
琴引山へは、看板のところから登り出すようだ。
峠をぐるりと回り込み北側に出て少し進むと、こんな看板が出ていた。
草峠林道は、広島側は高野の県道456号に、島根側は琴引山の登山口を通る日野金城大規模林道に出る様だ。
広島側は狭いが、島根側の林道は、そこそこ良さそうだ。
では大万木山に向かおう。
しばらく林道を歩いて、登山道との合流点まで進む。
林道から見ると、綺麗な樹林帯の尾根だ。
登山道との合流点に到着(9:25)
ガードレールに腰掛けて、行動食と水分補給をする。天候は、曇ったままだ。
では大万木山に行こう。(9:29)
余りアップダウンの無い縦走路を進んで行く。この辺りには余りブナの巨木は無い。
開けた場所に出て来た。前方には、往路と違って大万木山が大きく見えている。
風が少しまた出て来たようだ。
直ぐに駐車場からのルートと合流して、少し進むと階段が出て来た。
ゆっくりと登って行くが、思ったほどは長くなかった。
階段を登り終わり少し進むと大階段展望台に着いた。
往路と違い、三瓶山も綺麗に見えていた。その左にはゴツゴツした大江高山も見えた。
再び渓谷ルートとの合流点の到着(10:17)草峠までは3.1k程度だった。
ここから大万木山の山頂に向かうが、登山道は一旦下降を始める。
しかもルート自体水が通った跡を辿る様な感じで、いままでの整備された登山道の様相からは、幾分違いに驚かされた。
コルから大万木山本体への登りに入り、登山道も綺麗になると幾分傾斜が緩くなる。
周りにはブナが多く茂り、少し進むと反射板があった。
反射板から山頂までは、直ぐだった。
大万木山に到着(10:34)
広い頂上は、展望は無いがテントも張れそうな広さだ。ただ今日は、風が凄い音を立てて吹いているので、直ぐに展望台の方に移動した。
権現ルートを少し下ると展望台だ。(10:37)
丁度山頂が風をブロックする感じになるので、ほとんど風が当たらない。
東には、毛無山への縦走路の稜線と鯛ノ巣山の山頂が綺麗に見えていた。
ここでブレイク。今日も塩パンとアールグレイです。
来月辺りからは、暖かいバージョンに変えようかな~。
ブレイクも済んだので下山しよう。(10:48)
下山は、門坂に降りる滝見ルートで降りる。
大万木山の山頂付近は、ブナの巨木が点在する森だ。
山頂大ブナは、前回来た時既に落葉していたので良く分からなかったが、緑の季節に見ると綺麗だ。
再び山頂に戻り(10:51)地蔵尊展望台に向かう。
直ぐに非難小屋の横に出て来る。今度はサンカヨウの時期に来ようかな~。。
少し降りると水場があった。パイプから綺麗な水が流れ出て、渓流となっている。
快適なブナの巨木が点在する登山道を進む。こちらのルートの登山道は、高速道路並みに整備されている。
苔むしたブナの巨木が点在している、やさしい雰囲気の登山道だ。
地蔵尊展望台に到着(11:17)
ここからも三瓶山は見えるが、大階段展望台からの方が綺麗に見える。
更に下山して行くと、今日始めて男性の単独の登山者2名に立て続けに会った。
来週はシルバーウイークなので、今週は登山者が少ない様だ。
途中で等険境へ行くルートとの分岐に出た。
写真の右が等険境へのルートで、左が下山道だ。この辺りから登山道は、堀の中を進む様な登山道になった。
雰囲気の良いルートなのだが、前方に変なモノが見えてくる。
イキナリ林道に出た。どうもコレが有名な大万木林道か?
林道を少し降りて行く。
直ぐ先で林道は終点になり、その横から登山道に入って行く。
このルートは、全般的に傾斜が緩い登山道の様だ。
渓流の脇を進んで行く。
登山道は渓流の左岸を進み始める。少し降りると再び非難小屋があった。
周りにテントも張れそうな感じだ。
更に進むと眼下に大きな滝が見えて来た。
権現滝と言う滝らしく、近くに行く道がったので寄って見た。
結構な高さで綺麗だ。おまけに涼しい。
登山道は、結構な高さの所にあるので、眼下に渓流や滝を見ながら歩くことが出来る。
まさに滝見ルートだった。
そのまま降りて門坂の登山口の駐車場に到着(11:53)
あれ~横手道の分岐は?? と再び戻ると、ちゃんと駐車場の手前に標識があった。
横手道は、駐車場の上を通過して行く。ただの連絡道路ぐらいにしか思っていなかったが、結構しっかりした登山道だった。
渓流や滝の上部を通過し赤松の森を通って行く。
どの尾根もブナの緑が綺麗だった。
ここで標識が出て来た。後で写真を見て分かったが、標識にも位出谷の表示も出ているのに、間違えて”権現コース車道へ”に進んでしまった。
幾分日差しも出てブナの緑も綺麗な森を気分良く進んでいると。
あれ~権現ルートの登山口に降りてしまった~。
ま~良いか、位出谷の駐車場は直ぐ近くなので、車道に出てそのまま進む。
位出谷の駐車場に到着(12:17)
駐車場には、他に車は無かった。帰りは来た時と同じでルートで岡山まで帰ったが、距離が示すほど疲れは無かった。
今度は琴引山までテン泊で行ってみようかな~。人の少ない時期だと、凄く快適な予感がした。
総距離(沿面距離) 14,330m +1354 -1353
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