猿政山

km-surf

2013年04月28日 19:32

4月28日 猿政山に行きました。

GWの奥出雲方面の山登りのDay2は、前から行きたかった猿政山です。
分県登山ガイドでは、結構ワイルドなルートの様子でしたが、人にも車にも、かなりワイルドでした。





奥出雲の山行のDay2です。

前日の夜はキャンプ場でインナーダウンを着こんで星空を眺めたりして楽しみました。朝は気温2度ぐらいまで下がりましたが、寒さで起きることはありませんでした。
午前5時ぐらいに起きると、目の前に沈んで行く月と大万木山の稜線が綺麗に見えました。

トイレと朝飯の準備をして6時には朝食。その後コーヒと今日の昼飯の準備をして、テントを撤収。
しかしテントは夜露でびっしゃりの状態。バラして駐車場のアスファルトの上に置いて、少し乾かします。

7時前にキャンプ場を出発しました。




国道432号を高野方面に向かうと、可部屋集成館の看板が出ている少し昔のお屋敷風の橋に曲がって入ります。
直ぐに右に大きな駐車場がありますが、左の狭い道に入って行きます。突き当たりの様な感じのところの右に橋があり、それを渡ると直ぐに右に林道の入り口があります。

ここから狭く荒れた林道を進みます。km-surfのシトロエンは、最低地上高さがやや高いのでゆっくり走ればハラをすることはありませんでしたが、HPの情報では、結構車のハラを擦るようです。
綺麗なホイルが気になる様な人は止めた方がいいかもです。

猿政山登山者用駐車場の標識が出たところで、ここに駐車します。当然ですが、今日も誰もいません。
準備をして出発します。(7:40)




直ぐに”長吉生誕の家”と看板の出た家がありました。テレビドラマのロケをしたらしいですが、余りドラマを見ないkm-surfには全然わかりません。




朝は寒かったですが、気温がグングン上がって行っているようです。
前方の右のトンガリが目指す猿政山です。




林道を進むと、クサリで封鎖している所にでます。標識には王子製紙の社有林であることが記載されています。




右に綺麗な渓流を見ながら林道を進みます。途中分岐が出ますが、ここは右に進んで行きます。




こんな綺麗な滝もありますが、ここは熊の生息地です。標識にもありますが、熊鈴を鳴らしながら気をつけて行きましょう。




分岐を過ぎると猿政山の姿がだんだん見えてきます。よく見ると斜面の所々雪がまだあります。
う~ん 登山ルートに残っていると困ったな~。




北側には、昨日歩いた鯛ノ巣山への稜線が綺麗に見えています。
ま~結構な長さがあるのが、良く分かります。




林道の終点まで着ました。(8:45)
斜面下の木にテープナビがあります。ここから尾根に登るようです。

少しコーヒでブレイクして登ります。




最初はこんな感じのところですが、テープナビがあるので、それに従ってどんどん登ります。




大して時間もかからず尾根に出ました。(8:54)

正面に猿政山が見えています。ここからは、小さなピークを越えて行きます。




登山道は、笹の中を進みますが、足元にルートがあるのが分かります。
昨日の鯛ノ巣山へのルートを同じような感じでした。




いよいよ猿政山への登りに入ります。200mちょっと高度をここから上げて山頂への稜線に出るようです。




少し登ると、ほとんど親指ピークへの登りの様な感じになってきました。




一登りすると少し傾斜の緩い所に出ます。ここから目の前の崖の様な所を登ります。
幸いルート上に残雪は無い様子です。




途中で1箇所倒木を跨いで行く所もあり、結構ワイルドな感じの登りでした。
少し傾斜が緩くなって笹が出てくると稜線が近くなります。

振り返ると船通山方面が綺麗に見えていました。




さらに進むと稜線に出ました。(9:36)
後は頂上に向けて笹の中を進むだけですが。登って来た斜面の直ぐ上を登山道は進んでいる様子なので、ちょっと気を付けた方が良いかも知れません。




頂上は、少し北に向かってさらに西に少し進んだ所でした。笹の中を進みます。




猿政山に到着しました。(9:45)

頂上は、少し広くなっていました。




今日は昨日以上に天候が良い様子ですが、気温も昨日以上に上がりそうです。




さて時間が少し早いけど、コーヒとパンでブレイクにします。
今日もまた貸切の様子です。GWの山行で、キャンプも含めて、こんなゆったりした時間を過ごせるのは、ちょっと予想外でした。

結構面白い山だな~ と満足気なkm-surfです。




さてブレイクも済んだので下山します。(10:00)

こちらは毛無山(毛無山牧場の方です)方面のルートですが、笹の下に薄い登山道が分かります。
この地域には、毛無山が多数あるので、少し紛らわしい。




頂上から東に向かうと南側への展望が開けます。こちらは福田頭方面が見渡せました。




稜線の上り口に戻ります。テープナビの登り口の反対側には、広島県側からのほとんどヤブになった登山道がありました。
悲しい話ですが、現在広島県側からは、登山禁止となっています。




急勾配の斜面を降りて行きます。慎重に降りて行けば、特に問題ありませんが、雨の日なんかは、来ない方が良さそうです。




ルートの横の斜面には、まだ雪が残っていました。




降りて来た斜面を見上げます。分県登山ガイドで危険度3になっていますが、なるほど~と言う感じでした。




ここからは斜面も緩くなって、気持ち良く進めます。




猿政山への尾根も、ブナと笹が素晴らしい尾根です。南に福田頭、比婆山方面を眺めながら気持ち良く進みます。




林道への降り口まで戻りました。ここから林道に降ります。
適当に降りていたら、ルートを外れてしまいました。でもスグ下に林道が見えているので、強引にハードランディング。




林道終点に降りました。(11:00)

気温が上がってきたので、水分補給をして、林道を下ります。
少し進むと、若い男性と、その後に年配のカップルの登山者に会いました。何となく家族の様な感じでした。




林道への降り口の先にもブナの尾根は続いていて、目の前のこの山の山頂の方に繋がっていました。
見上げると、この無名の山にも素晴らしいブナの尾根があります。




林道の横に、綺麗な沢がありました。空になった水のペットボトルに入れて飲むと、冷たくてとても美味しい。




駐車場に到着(11:56)
着替えながら、冷たい沢の水が入ったペットボトルの水を飲みます。

この後高野ICから高速に乗って岡山に帰りました。

余り馴染みの無い山域でしたが、2日とも大変面白いコースでした。まだまだ面白そうな山もあるので、また来たいと思います。
ただルート上には熊の足跡とかもあり、特に猿政山などは、奥深いところにあるので、それなりに注意が必要そうでした。





総距離(沿面距離) 10373m 累積標高 +1051 -1051







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