ユートピア

km-surf

2017年08月05日 14:07

8月5日 ユートピアへ行きました。

暑いし台風が近づいているので朝の早い時間帯に登ってしまおうとしたのですが、ユートピアに着くころにはガスが山頂を覆っていました。
花もクガイソウは終わりと言う感じでしたが、予想よりはまだ残っていたのと久しぶりに砂滑りを楽しめたので良かったです。



午前4時半ぐらいにトイレ休憩で蒜山SAに寄ったら駐車場はほぼ満杯で驚いた。
どうも車中泊をしている人が沢山いる様子だった。なるほど夏休みのシーズンだと、こんな混雑もあるんだな~。

溝口ICを降りると大山が綺麗に見えていた。午前5時前に第二駐車場に到着。
まだこんな時間なのでガラガラ。トイレに行って準備をする。

今日は台風の影響で南からの湿った空気が南壁に当たってガスるだろうと予想していたが、まだ山頂は見えていた。
空気が動きだすまでの一時的な状態だろう。気温は驚きの27度 大山寺でも熱帯夜ってこと??

準備も出来たので出発(5:07)




今日は上はユニクロのエアリズムにノースの半袖シャツとORのアームカバー
下はマムートの夏用パンツとカイラッシュ

トヨタの86から先に出発して行った人は夏山道の方へ向かった。誰もいない大山寺への坂を登って行く。
大神山神社への鳥居をくぐり石畳の参道を歩く。風が少しあって涼しい。

逆門の手前で延命長寿の御神水を水分補給代わりに頂いて進んで行く。




大神山神社を通過して登山道へ向かっていると女性2人の登山者が座って休憩していた。
挨拶をして登山道へ入って行く。

誰もいない登山道を気ままに歩くのは気持ちいい。
直ぐに元谷との分岐に出て左のユートピアの方へ向かう。




ブラブラ歩いていると治山道路に出て下宝珠越への登山口に着いた。

ここで水分補給をして、虫よけスプレーをヒト吹き。ついでにホシ梅を食べてノンビリと辺りを眺める。
妙にハイテンションの登山者も居ない静かな緑の森が気持ち良い。
来年も来るなら、こんな早朝の時間が良いな~。




では下宝珠越へ向かおう。

谷を登って行くのでアブやブトが気になったが、先週の金甲山に比べたらほとんど何も無いに等しかった。
先週のアブがつきまとうのは本当に酷かった。警察にストーカーされてますと届けてやろうかと思ったが、ふざけるな! と怒られそうなので止めた。

木の根っこを登る様になると下宝珠越は、もう直ぐだ。ブナの森の緑が綺麗に見えていた。
美しい自然の景色をノンビリと眺めれるのが良い。




下宝珠越に到着(5:53)
水分補給をしてプチブレイク。誰もいない静かな時間帯に登るのが良いな~。
来年はもう少し早い時間帯にしようかな~などと思いを巡らせる。では上宝珠越へ向けて進みましょう(5:56)

ブナの森の中をノンビリとブラブラ歩いて行く。




中宝珠越の手前の三鈷が見える場所から見た三鈷はまだガスがかかっていなかったが、北壁方面はもう頂上稜線をガスが越え始めていた。




中宝珠を過ぎると上宝珠越へのジャングルジムが始まるので軍手を着用。
しばらくこんな感じのジャングルジムを楽しむ。ロープは使わなくても全然大丈夫。




北壁が見えてくるとガスが勢い良く南壁から頂上稜線を超え始めていた。
晴天の北壁も良いけど、たまにはこんな景色に出くわすのも良いな~とこの時は思ったが、実際のガスの中は結構大変だった。




崩壊地を通過して上から眺める。
何か去年より通過しやすかったけど、昨年の地震の影響もあり段々と崩壊が進んでいる。




上宝珠越に到着。
北壁は更にガスに覆われて墓場尾根の方から勢い良くガスが降りて来た。
お~お~と思わず声が出てしまう光景を眺めていた。




ではユートピアへ向かおう。
何となくもう花は終わり頃と言う感じだが、まだアジサイやクガイソウが残っており、それなり楽しめそうな感じだった。

ここまで誰にも会わなかったが、男性の登山者が上から降りて来た。




高度を少し上げて行くとガスの中に入り出した。一瞬だが雨が降っている?? と言う感じになったが、樹木に付いた水滴が落ちて来たようだ。
ユートピア分岐に出て来た(7:05)
時々風が強く吹き付けるがレインジャケットを着なくても大丈夫だった。




ユートピア避難小屋へお花畑を眺めながらブラブラと進む。
避難小屋の前には大型のザックを持った男性3人の登山者が居た。小屋に泊まったのだろうか。




避難小屋を通過して象ヶ鼻の方へ進む。
上から男性の登山者が2人降りて来た。
岩のある場所辺りから南側から霧雨を伴い風が強く吹き付けるので、お花畑の花もしっとりと濡れていた。




久しぶりに1636ピークぐらいまで行ってみようかと思ったが、こんな感じで何も見えない状態。
しかもガスの霧雨で下草が濡れているので、ズボンがびしょ濡れになりそうだったので止め。
避難小屋へ戻る。




アールグレイのミルクティーとチーズパンで休日の朝ごはん。
サーモスに入れて来た冷水は使わず、kleankanteenの水を使ってミルクティーにした。




肉眼ではシモツケソウのピンクが斜面に広がっているのが分かるのだが、写真に撮るとガスでボンヤリとしか写らない。
ブレイクも済んだしガスは晴れそうも無いので下山します。(7:34)




クガイソウは登山道近くは終わりと言う感じだが、斜面の下の方はまだ見ごろのモノもあった。




今日はこんな感じでガスに覆われた静かなユートピアでした。
何か下の方で人の話し声が聞こえて来たので、さっさと下山。三鈷にも行ってみようかと思っていたが、このガスでは何も見えないので止めにした。

ユートピア分岐から降りて行くと2組の登山者が登って来た。
まだ早い時間なので静かなものだ。




上宝珠越に到着(7:52)
男性の登山者が一人いた。一応ロープが張られて禁止となっているので、”すいません絶対に事故は起こしません”と言う気持ちで降りて行く。
砂滑りへ着地する場所は、こんな感じで何回か降りたことのある人なら特別難しくも無い。




砂滑りはこんな状態。雪が多かったので梅雨を過ぎても良い感じだ。




上の方を見ると頂上稜線からガスが降りて来ているのが分かる。

ではズルーと降りて行きましょう。
適当に歩き易そうな所を降りて行く。




ズリズリと降りて行きこの場所で砂滑りは終了。
ここからは岩の間を降りて行くが、特に困難な場所は無かった。




砂滑りを降りた後の登山靴は、遊びまわった小学生の靴の様になっていた。
カイラッシュが真っ白だ。




砂滑りの谷から出て元谷小屋の方へ向かう。

頂上稜線からはガスが降りて来るけど1400か1300ぐらいの所で止まっている。
何でこんな現象になるのかな~ などと考えながらブラブラと歩いて行く。
時間も早いので幾分ノンビリとしたペースでダラダラと降りている。




夏の青空と真っ白なガスのコントラストが綺麗だな~。
余り見ることの無い景色なので、これはこれで良かったかな~。




最初の堰堤を超えて歩いて行くと道は樹林帯の中を進みだす。
土石流などでコースが変わるので、この辺は適当に歩いている。




このケルンのある場所を通らなくても降りれそうだったが、一応こちら側に進んだ。




再び適当に歩いて樹林帯を抜ける。
見た感じ元谷の東側にいる様子なので、適当に西側へ向かう。




何か余り見ない光景だけどカッコ良いな~としばし眺める。
でもあのガスの中は、強風と霧雨でそこそこ寒いです。




元谷小屋の下を通って弥山への登山道に合流。
元谷では工事が行われていて重機のエンジン音がしていた。

元谷からは、何組かの登山者とすれ違う。
行者コースは夏山コースに比べ登山者が少ないとは言え、弥山へ登るコースなので登山者はそこそこいる。




適当のブラブラと歩いて神社まで帰って来た。
神社のトイレを使せて貰って木々の間から弥山方面を眺める。




神社からダラダラと降りて行く。今日はこんな状態だったので水の消費は1Lも無かった。
ザックの中には手つかずのサーモスの冷水が残った。

まだ時間が早いので観光客も余り多く無い坂を降りて行く。
駐車場の手前からは、良く晴れた日本海が見えていた。

第二駐車場に到着すると、ほぼ満車。(9:20)さっさと脱出しよう。

その後国道で新見経由の高梁の手前で吉備高原都市から空港線で岡山へ帰ったが、新庄辺りの山も頂上付近はガスっており、新見辺りまでは、雨が降るのかな~と言う感じの空模様だった。

それでも岡山市内へ戻るとピーカーンの灼熱状態。夜の花火大会で交通規制になる前に市内を通過して13時前には家に着いた。

来週は首都圏から娘が相次いで帰ってくるので山行出来るかは微妙。
ま~暑くて人が多い時期なので、行けなくても構わない。
次のテン泊の計画をクーラーの効いた部屋で考えるのも良いか~ と言う感じだ。





総距離(沿面距離) 9,179m +1,090 -1,083





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