牛曳山~吾妻山

km-surf

2014年05月03日 16:57

5月3日 牛曳山~吾妻山に行きました。

シミュレーション2は、比婆山山系のテント泊縦走にしました。

Day1は、牛曳山~吾妻山で、大膳原にテント泊。
風が強く夜空も星で綺麗でした。



広島の県民の森に午前6時半ごろ到着。GWなのでこの時間でも駐車場には、車が数台既にあった。

今日はテントなどを入れた約15kぐらいの重たいザックを背負っての山行になる。
準備をして出発する。(6:57)




いつもの出雲峠に向かう登山道の手前のこの舗装道を通って伊良谷山と牛曳山の間に出るコースを行く予定だった。
意外にブナの若葉が出ていたので、途中でキャンプ場の中を抜けて、携帯のアンテナの横を通って毛無山への登山道を登ることにした。




毛無山への登山道に合流。前からこのコースを通って見たかった。
県民の森の高速道路級に整備された登山道を登って行く。体力温存で今日はノロノロの歩きだ。




予想外に新緑が綺麗だ。まだ新緑になっていないだろうと思っていた。
しかし天気も予想外に良く無い。結構冷たい風が、強く吹いている。




樹林帯を抜けた。向いの立烏帽子山、比婆山の上には、今にも雪でも降りそうな雰囲気の黒い雲が出ていた。
天気予報で、昼前までは、天候が良く無い可能性があるとのことだったので、余り気にせずに進む。




毛無山に到着(7:59)
ザックを降ろしてプチブレイク。まだザックも人もこなれていないので、”初めまして 宜しく”と言う感じで登って来た。
ただ冷たい風が結構強いので、直ぐに牛曳山に向かう。




まずは手前の伊良谷山に向けて進む。
この様子では、今日は大山は見えないようだ。




縦走路の新緑は、まだ先の様だった。
確かこの辺りは、柏の木が多くあった気がする。県南には無いので最初の頃は珍しかった。

途中ザックの調整をしながら歩く。1回降ろして再び担いだ時に、ちゃんと調整しないと変な感じになる。
流石に重さが増すと、誤魔化しが効かなくなるのだろう。




伊良谷山に到着。(8:33)
少し水分補給をしながら、そのまま牛曳山に向かう。




見た感じ結構遠くに見えるが、意外に近い牛曳山だ。




ショウジョバカマが、咲いていた。
牛曳山と言えば、ミヤマヨメナだが、それはまだまだ先の今月の下旬ごろだろう。




登山道の標識に”比婆山国際スカイライン大会”のコース標識が付いていた。
後で判るが、今月の18日にトレランの大会があるようだ。

へ~ と見ながら歩いて牛曳山に到着した。(8:43)
以前は、この標識にマジックで牛曳山と書いてあったが、消えていた。

ザックを降ろしてしばしブレイク。流石に普段の日帰りの山行の様な感じには、進めない。




さて再び毛無山に戻ろう。(8:55)
相変わらず天候は、良く無い。




今日2回目の毛無山に到着。(9:45)
この時間だと誰か居るだろうと思ったが、誰も居なかった。それより凄く寒い風が強く吹き出したので、さっさと出雲峠に向かうことにした。

吾妻山が、遥か遠くに見えている。




背後に毛無山があるせいか、少し降りると風は収まったが、かなり寒い。
今日は気温が上昇すると考えていたので、ミレーの半袖クォータZIPにORのアームガードなので寒いはずだ。
とは言えレインジャケットを出すほどでは無いので、そのまま進む。




途中ききょうが丘に寄ったが、花は何も咲いていなかった。
そのまま出雲峠に向かって降りる。




出雲峠に到着(10:28)先には烏帽子山が見えている。
座って少し行動食を摂ってプチブレイク。このペースだと烏帽子山には11時過ぎごろだろう。
今日は、まだまだ長い。




烏帽子山に向けて出発する。(10:31)
流石にこのコースに入ると登山者が結構いる。
相変わらずノロノロしたペースで進むが、今回から夏の山行ルールを一部変更した。
今まではストックは使用しないルールだったが、大型ザックを使用したテント泊の場合は、使用可にした。

植林帯を抜けてこの木が見えてくると冬ルートとの分岐になる。




夏の登山道をそのまま進み、何組かの登山者に前に行かして貰った。
冬ルートとの合流点から下を見る。ブナの大木も新緑になろうとしていたが、谷にはまだ雪が少し残っていた。




ノロノロと登って烏帽子山に到着した。(11:12)
ここでブレイクしようと考えていたが、時間も早いしこのまま進んで大善原でブレイクする方を選んだ。
なんと無く烏帽子山の雰囲気が、嫌な感じがしたと言う曖昧な理由だ。




大分近づいて来た吾妻山。
まずは横田別れに向けて降りる。この下りがダラダラと長い。




横田別れまで降りて来た。
午前中のお天気が余り良く無かったせいか、何時より登山者が少ない気がする。
ただ天候は青空も広がり回復して来ている。




大膳原に到着。(11:48)
何組かの登山者が、大善原の広い草地で、お昼を楽しんでいた。いい雰囲気だ。
まずは、今日の宿泊地を見に行こう。




今日の宿泊予定地に到着。
既にテントが1張あった。奥の休憩舎にも泊まる事は出来る。

最大の関心事の水とトイレを見に行く。




蛇口からは水は出ないが、ここから水が豊富に出ていた。煮沸して使用する様にと注意書きがあった。
トイレも開いてた。綺麗な建物で、電気は附かないのは当然だが、トイレットペーパが備え付けてあった。
使用後のトイレットペーパはゴミ箱に入れるやり方だ。

一通り見た所で、誰もいないテント地でランチのブレイクにした。
結構広くて良さそうな野営地だ。かなり気に入りました。




ランチも済んだので吾妻山に向かう。(12:09)
こちらのブナも新緑はこれからと言う感じだ。太陽も出て、温かくなって来た。
でもじんわりと、ザックの重みを感じる様になって来た。




ブナの樹林帯を抜けると大善原と向いの烏帽子山、比婆山が青空の下に見えて来た。
南ノ原からの登山道と合流すると登山者が、急増する。




吾妻山に到着(12:40)
山頂はご覧の通りの人だらけ。それは予想していたが、今日はワンチャン達が居ないようだ。
この山域はワンチャンと一緒に泊まれる所もあるので、こに時期飼い主さんと山を登る元気者が結構いる。

な~んだツマラナイと言う感じなので、さっさと国民休暇村の方に降りて行く。
国民休暇村で、ビールを調達するのだ!!




正面には、昨年行った猿政山とその奥に大万木山が見えている。
猿政山の斜面には、まだ少し雪がある?? ようだ。




青空になって気持ち良い。
しかしkm-surfには、眼下に見える国民休暇村の建物は、ビール樽にしか見えていなかった
何が何でもあそこまで到達するのだ!!




国民休暇村の周辺はこんな感じの広い丘陵地になっている。ここでゴロゴロするだけでも気持ち良いだろう。
反対側には、キャンプ場もある。すでに結構車で一杯のようだ。




池の所まで降りて吾妻山も見上げる。
このロケーションからも察しは付くが、GWを過ぎるとマム君もそこそこ居る所なので、それなりに注意が必要だ。




国民休暇村に到着(13:13)
ここは冬季は営業していないコジンマリとした休暇村だ。ビールの自販機を探してウロウロ。
鏡ヶ成の様に、管理棟が閉まると、自販機が無い場所もあるので、事前に調べておいた。
無事GETしてザックに仕舞い南ノ原分岐に向かう。(13:20)

国民休暇村の前の道を左に進み少し行くとキャンプ場への駐車場があるので入る。




駐車場の右の斜面の上にトイレがあり、そこに向かう登山道の様な道を登る。
トイレに出ると、前に舗装された車道の行き止まりになっている。
車道を少し戻ると炊事棟がありその脇に南ノ原に向かう登山道の入り口がある。




日当たりの関係だろうか、この登山道のブナは新緑が美しい時期に、既に入っていた。
結構良い感じの登山道だ。




ほぼフラットな登山道が幾分高度を上げて来ると車道からの登山道との合流点が近い。




車道からの登山道との合流点の直ぐ先が、南ノ原分岐になる。(13:43)
ここからは、ほぼフラットな感じで、大膳原からの登山道に向かって歩いて行く感じだ。




目の前には、明日のコースの池の段が見えている。
既に閉鎖されているドルフィンバレーのスキー場のコースが見えるが、切開きが、池の段の登山道の直ぐ下辺りまで伸びている様に見える。
あんな感じだった??それとも最近切開いた??




何組かの吾妻山から降りて来る人達に会うが、静かな登山道だ。
ほんの少しだけ雪が残っていた。今年は、ホントに雪が多かったようだ。




吾妻山との分岐を過ぎて、大善原に降りて行く。
朝の天候の悪さとは対照的な、五月晴れの烏帽子山と比婆山だ。今日は綺麗な夜空が楽しめそうだ。




野営場に到着した。(14:22)
今日の行程は、これでお仕舞い。ひと休みしてテントを張るが、風が結構吹いているので、少し手こずる。

テントを張って、寝床をセットしたらビールをプシュ。
行動着からウールのテント着に着替え、靴下を脱いで像足を履く。
時間は早いが、ビールを半分位飲んだら眠たくなって来たので、お昼ねタイムになった。




寝て起きたら、もう一張りテントが設営されて、さらに休憩舎には大学生らしき3人がいるようだった。
ただこれは間違いで、翌日休憩舎には10人近くの大学生がいたことがわかる。

野営場の桜は今が満開のようだった。




夕方になると気温はグングン落ちて行く。
インナーダウンを着て、縦走路の方に出てみる。福田頭が、夕陽に染まっていた。



吾妻山も黒いシルエットだけになっている。
さ~テントに戻り夕食にしよう。




夕食は、マジックパスタのペペロンチーノに、次女から貰ったエールフランスの機内食用のワイン。
どうも入れる湯の分量が多すぎたのか、ペペロンチーノはイマイチだったが、ワインは美味しかった。




食事の後は、ゴロゴロしながらのおつまみタイム。
ワインの残りとバーボンのお湯割りを飲みながら、Jim Hall & Pat MethenyをIphoneで聞く。
ボソボソとしたギターが延々と続くライブだが、微妙に心地よい。

寝る前にテントを開けると満天の星空だった。しばしボンヤリと綺麗な夜空を眺めて、21時過ぎに寝た。






総距離(沿面距離) 17807m +1549 -1326 




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