いささか疑問な天気予報が気になるが、ま~大丈夫だろう~と言う感じでテン泊にした。
新居浜ICで降りて別子山方面へ向かう。
大永山トンネルへ向かって登っていると黒森山がモルゲンロートに染まり始めていた。
今日は午前中はガスっぽいかと思っていたのだが、天気が良さそうだ。
何だかラッキーと言う感じ。
大永山トンネルの出口には登山準備をしているBMの1の男性がいた。
笹ヶ峰へでも行くのかな~。
住友のフォレスターハウスの先にある中七番の駐車場に到着。
気温は9度ぐらい。3連休なので誰かいるかと思ったら誰も居なかった。
今日は上はファイントラックのドライにミレーの長袖ZIP
下はパタゴニアのサイマル・アルパインにカイラッシュ
準備も出来たので出発(6:57)
久しぶりのグレゴリーの大型ザックに体を慣らしながらゆっくりと歩いて行く。
フォレスターハウスの周辺も紅葉が綺麗だ。
フォレスターハウスの中を通って平家平へ向かう登山道に入る。
渓流にかかる橋を渡り進むともう一度橋を渡る。
この先でコースは二手に分かれる。前回は左手の渓流を歩く方だったので、今回は右手の尾根を進む方にした。
地図の通りに斜面を登ると鉄塔のある尾根に出た。
でも渓流のコースに合流するのだから、何だか無駄に登った感じがするな~。
予想通りに東側の斜面をダラダラと降り始めて渓流を歩くコースに合流。
鉄塔巡視路なので仕方ないか~。
渓流沿いの紅葉を眺めながら進むと、縦走路への枝尾根に乗る階段が出て来た。
枝尾根に乗ってユルユルと登って行く。
高度を上げて行くとモルゲンロートになっていた黒森山と沓掛山が見えて来た。
3週間ぶりの山行なのでゆっくりとしたペースで登って行く。
枝尾根から縦走路への尾根に乗るとなだらかな樹林帯を歩きだす。
この辺りの紅葉も今週がピークの様だ。
ここからは緩やかな登りなのだが、台風の影響だろうか折れた枝や倒木が登山道を覆う場所が増えて来た。
たしか春来た時は、こんな感じでは無かったけどな~。
それでもブナの森を歩くのは、気持ちよい。
縦走路に到着。(8:57)
少しゆっくりと歩き過ぎた感じだが、ま~良いだろう。
春来た時は強風だった縦走路だが、今日は穏やかに晴れてほとんど無風だ。
ザックを降ろしてプチブレイク。
水分補給と行動食を摂る。
では先に進もう。今日は平家平とは逆の東へ向う。(9:03)
少し歩くと鉄塔の開けた場所に出た。
快晴の気持ち良い縦走路だ。
北側には赤石山系が綺麗に見えている。今日は登山者が多いだろうな~。
南の高知側は雲海になっていた。
まるで雲の川の様な感じだな~。暫し綺麗な雲海の景色を眺めてプチブレイク。
こちらは愛媛側の沓掛山方面。
綺麗に晴れているけど、何だか気温がまだまだ上がりそうだ。
午前中は曇りで風があるだろうと思っていたので、少し予想が狂った。
三ツ森峠へは良く整備されたこんな縦走路だったが、やはり台風の影響か倒木が多かった。
その都度脇を通ったりするので、微妙に面倒くさい。
岩場を迂回する様な場所もあるが、特別危険な場所は無い。
倒木を迂回するのに手間取りながらも三ツ森峠に到着(9:50)
ここら中七番へ降りるコースが北側へ延びているのは地図の通りだが、高知側へも大川村小麦畝へ続くルートがあった。
こちらは地図には出て無い。
ここから三ツ森山へ向かって尾根を登り出す。
まずは手前のピークに向かって斜面を登る。
登山道が余り広く無いので慎重に登って行く。
更に三ツ森山に向かって急な斜面を登ると南側に展望が開けてくる。
もう雲海は消え始めた様だ。
少し進むと三ツ森山に到着した(10:27)
この辺りは紅葉も終わり、すっかり落葉していた。
まずは恒例のセルフ撮り。
ここでプチブレイク。チーズパンを半分かじって水分補給する。
予想通りにこの縦走路を歩く人は今日は誰もいない様だ。
昨年は石鎚山~手箱山~瓶ヶ森を縦走したが、人が多かった。
今年は静かな山行になりそうだ。
では先へ進もう(10:37)
ここからも本来は綺麗な縦走路の様子だが、倒木がだびだび縦走路を塞ぐので面倒だった。
少し歩くと平家平と歩いて来た稜線が見えていた。
そう言えば春の平家平の上は凄い風だったけど、今日は良さそうだな~。
鉄塔広場へ向けて歩いて行くと、1381ピークなど何個かのピークを越えて歩く。
こんなロープ場の所もあるが、特に危険場所は無かった。
ただ狭い尾根でこんな感じの倒木になると通るのが結構やっかいな感じだ。
まだまだ天候は良い見たいだけど、少し薄い雲が出て来た。
ちち山と笹ヶ峰。
山頂が狭いけど、ちち山は恰好良いな~。
シシ舞ノ鼻の紅葉はもう終わっているかな~。
遠くの方に大座礼山が見えて来た。
今日はあそこまで行きます。
こんなロープ場もあるけど特にロープが必要では無い。
ただどのロープも新しくちゃんと固定されていた。
麓の方から正午の有線放送のメロディーが聞こえて来た。鉄塔広場でランチだね。
鉄塔広場に到着。(12:10)
北側に筏津へ下山する登山道が延びていた。
鉄塔の下にザックを降ろしてブレイク。
晴天から薄曇りになり、少し風が出て来た様だ。
チーズパンの残りとカフェラテでランチ。
この様子だと大座礼山までは誰にも会わないだろうな~。
縦走路を貸切か~。
ランチも済んだので大座礼山へ向けて出発(12:25)
少し進むと今日歩いて来た縦走路のコースが見渡せた。
平家平の長い尾根の向こうには手箱と筒上、そして右にゴツゴツした伊予富士さらに右奥に見えるのが石鎚かな。
遠くに見えていた大座礼山は、もう目の前に見えている。
この辺りは余り倒木も無く登山道も広く快適だった。
平家平から長く延びる縦走路は、こんな岩の稜線で樹木で余り見えないが高知側は切れ落ちて所も多かった。
今日歩いて来た縦走路を振り返る。
それにしても沓掛山の山容は、ユニークだな~。
あの辺りが鉄塔広場なんだね~。
よく見ると伊予富士の奥に石鎚が綺麗に見えていた。
縦走路を進んで行くと太田尾越へ降りる道との分岐に出た。
この登山道も地図には出てない。
400m程度歩いて大座礼山に到着した(13:38)
山頂には男性4、5人のグループの登山者が居た。今日初めての登山者だ。
どうもどこかにテン泊して登って来たようだが、ザックが大型のザックでは無いのでテン泊縦走では無い様だ。
男性のグループが出発した後に、恒例のセルフ撮り。
向こうに見えるのが東光森かな~。
ここで何時も使っている高級100円ショップ腕時計の時間を調整。
先日電池を入れ替えてから時間がズレたままなので、スマフォを見ながら合わせる。
ゆっくりと行動食と水分補給をして下山する。(13:55)
高知側の登山口までは2.8k程度あるので、下山後のテント設営を考えると余りノンビリと出来ない。
こんな少し狭い登山道を降りて行くと少し平坦な場所に降りる。
ブナの大木が点在する場所に出て来た。
特に大きな木の周りはトラロープで囲われて、むやみに近寄れない様になっていた。
こんな苔むした大木もあれば、
既に枯れて枝が朽ち落ちた木もあった。
水場があれば、ここにテン泊したい様な場所だ。
ここから尾根がドンドンと降りて行くのだが、先の方にはピークが見える。
鞍部まで降りると登山道は左へ向きを変えて斜面を緩やかに進みだす。
多分林業関係の人が使っている道だろう。それほど広くは無いが快適な登山道を進む。
登山道はそれほど高度も下げずに斜面をトラバースし続けて行く。
時々台風の影響か倒木が登山道を塞ぐが、余り大したことはなかった。
それより水場にちゃんと水があるか心配だった。
そんな心配も渓流の音が聞こえて来て解消。
綺麗な清流に出て来た。大北川の源流らしいが、大北川って言われてもピンとこない。
渡渉した後にザックを降ろしてテン泊用の水をプラティパスに確保。
冷たく綺麗な水だった。しばし紅葉を眺めてプチブレイク。
この後も2か所ほど水場があるが、どこも綺麗な水だった。
ただこの橋は滑りそうなので慎重に進んだ。
最後にこの場所で渡渉して植林の中へ向かって降りて行った。
植林の中の登山道を降りて行くと、ご夫婦と思われる年配の登山者が登って来た。
この時間からだと降りて来たら日没ギリではと思った。
下の方に大きな空き地の様な所が見えて来たら登山口に到着した(15:18)
登山口から明日行く東光森山の登山口へ進む。
目の前には東光森山が見えていた。
結構登る感じだな~。
この分岐の所で、舗装道路に合流。
ここを登って行かないといけないのだが、間違えて少し降りてしまい慌てて戻る。
無事今日のテント場の東光森山の登山口に到着(15:42)
今回の計画で悩んだのがテント場が無いこと。余り良く無いことだが県道6号線脇の、この登山口にテントを設営することにした。
当然だがゴミはすべて持ち帰るのは何時もと同じ。
登山口の駐車地の上部のなるべく平坦な場所にテントを設営。
少し傾斜があるが、特に問題は無い程度で草のクッションが適当に誤魔化してくれた。
まずはお疲れ様~でプシューの時間。
ほとんど車の通らない場所だが、車に乗ったお兄さんが2度見して通過して行った。
明日の今頃は何をしているだろう~。昨日早めに仕事を切り上げてオフィスのビルから出る時にそんな事を考えていた。
昨日の今頃はそんな事をしていたんだな~。ビールを飲みながらそんなことをボンヤリと考えていた。
本日の夕食はイオンモールで買った非常時用食料の豚汁とコンビニのオニギリが2個
豚汁は結構美味しくてこれからも使えそう。
食後にミルクティーを飲んでいたのだが、これを間違ってひっくり返して大騒ぎ。
シュラフを濡らさずに済んだのだが、後始末が大変でした。
寝るまでは本を読みながらIPodでS&Gのold frendsを聞いていた。
テン泊になると、この曲を聞きたくなる。その後Jack JohnsonのAll The Light Above it Tooを聞いて就寝。
予想外に暖かく#3のシュラフにアンダーシャツで寝て快適だった。
総距離(沿面距離) 16,807m +2097 -1849
赤いラインが今回のルートです
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