朝方の冷え込みは昨日ほどでは無かったが、朝から曇りと言う予報だったので余り冷え込みは無いだろうと予想したわりには、よく冷えた。
午前6時前に起きるとテント内の温度は零度前後、テントから出ると天候は良さそうだ。
コッヘルを持って談話室へ向かう。朝飯のインスタントのどんべい様にお湯を沸かしながら、モルゲンロートに染まり出すのを待つ
待っていると雲が赤く染まり出したと思ったら、段々と雲が出て坊ガツルへ入り込みだした。
まるが竜が飛んでいる様な形の雲が朝日を遮ってしまったので諦めて朝食にした。
朝食が済んだらテントの撤収だ。
今日もフライシートはバリバリに凍っているので、用意して来たレジ袋へフライシートだけを入れて隔離。
テント内のモノも次々を入れて撤収完了。もう三俣山には雲がかかりだした。
では下山しよう。(8:07)
当初はスガモリ峠の方から下山しようかと考えていたのだが、昨晩地図を見ていたら峠を越えて少し歩くと林道の様な所へ出てしまうようで、何だかつまらない様だし、少し早く下山してしまいそうなので、往路と同じ長者原へ下山することにした。
平治岳はまだ晴天の下に綺麗に見えているが、この雲は怪しいな~。
今度は本格的にまた来ます~。
雨ヶ池越へ向けて坊ガツルを離れて行く。
登山道は少し凍っている場所もあるので、こんな階段や木道の場所は滑らない様に注意して行く。
往路で泥沼だった場所は、まだ朝が早いので凍って楽に進むことが出来た。
雨ヶ池越の手前でテン泊装備の男性2人の登山者の先に行かせてもらった。多分昨日坊ガツルでテントを張られていた人たちだろう
雨ヶ池越からは少し適当に進む感じだ。溝の様なルートの脇に普通に歩ける所もあったりする。
雨ヶ池まで戻って来た。(8:55)
午前中だけだろうが、早朝の青空の下を歩くのは楽しい。
往路では霧氷で凍っていた三俣山も、今日は青空の下だ。
峠を越えて長者原へ降りて行く。こちらはまだ日陰なので、結構ヒンヤリとして登山道も凍って真っ白だ。
余り高低差の無いコースなのでブラブラと歩いて”土石流注意”の表示のある沢を渡る。
凍った階段を滑らない様に注意して降りて、ブラブラと歩き出す。
登山道は、こんな感じの沢の横を高度を下げなら進んでいる。
岩に苔が一杯で感じの良い場所だ。
段々傾斜が緩くなり岩も少なくなってくると、もう長者原は近い。
登山道の下には、多分タデ原へ流れ込む沢が見えている。
少し歩くとタデ原が見えて来た。
遊歩道との分岐には、この掲示がされていた。
スガモリ峠からの下山路は通行自粛になっていた。こっちに下山して正解だな~。
往路ではスルーしたタデ原の中の木道を歩いて見た。
この辺りは観光客もブラブラと歩く場所だが、紅葉も終わった平日の朝なので人もまばらだ。
タデ原の向こうにあるのは泉水山と黒岩山。こちらも登れるらしい。
その後ビジターセンターに到着(10:02)
汚れたスパッツを外して、長者原ヘルスセンターでとり天定食の早い昼ご飯を食べる。
鳥てんもボリュームありで美味しかったが、3日ぶりの生野菜が美味しい。
ついでにここで温泉に入ろうとしたら、メンテナンス中なので数日入れないとのことだった。
あ~困ったな~ビジターセンターに行って時間でも潰すかとビジターセンターの展示を見て最後のコーナーが”登ったあとは”と言うコーナーで日帰り入浴可能施設が出ていた。なんとバス停の花山酔でも日帰り入浴可能となっていた。
お~何て登山者に優しいビジターセンターだ!!と感激しながら、花山酔へ向かう。
ビジターセンターの外に出ると晴れていた空を雲が覆い始めていた。
花山酔はビジターセンターから5分ぐらいの場所で、バス停の上だ。時刻は11時10分ぐらいで、バスは12時35分なので、ゆっくり温泉に入れそうだ。
花山酔は、バス停の横に入り口がある。ここは法華院温泉山荘と同じ所が経営している所らしい。
受付で料金500円を払い2Fの温泉へ向かう。蒜山の国民休暇と同じ様な感じで、バスまでの時間をソファーに座って潰すことも出来そうだ。
温泉にはおじいちゃんとkm-surfだけで、内風呂は微妙にいい温度の湯加減で何時までも入っていれそう。
露天湯は少し熱めだが、そとが寒いので丁度良い。
一緒に入っていたおじいちゃんはとても良い人で、岡山から来ましたと話したらとても驚かれていた。
ロビーで帰られり時に”気を付けて帰ってね~”と優しい声を掛けてくださった。
居心地が良いので気が付けば12時20分。そろそろバス停に行くかと花山酔を出る。
12時35分九重町管理バスに乗る。
13時24分に豊後中村駅に到着。ここで1時間程度汽車まで余裕があるのだが、駅周辺にはコンビニも何も無い。
駅の中で本を読みながら汽車を待つ。駅ではタクシーの運転手さんが駅の人と、外国の旅行者の人と言葉が通じなくて困ってと話していた。
14時38分特急ゆふ4号に乗る。周りはアジア系の旅行者が沢山。ザックを荷物棚へ押し込んで指定席に座る。
IpodでDave MasonのAlone Togetherを聞いていた。何か良い感じで好きなアルバムだが、何が良いのか上手く説明できない。
汽車は日田辺りから平野部へと進み久留米、鳥栖と都市部へ進んで行く。
最近お気に入りのJoyce Jonathanを聞いていたら博多に着いた。2Fの在来線ホームから3Fの新幹線ホームへ上がる。
16時48分発のぞみ52号はガラ空き状態。馴染んでいる新幹線のせいか、それとも周りがほとんど日本人だからか、やっと帰ってる~と言う実感が出て来た。
ビールを飲みながら晴天の坊ガツルを眺めながら聞いていたBryan Ferryを聞いていた。
Midnight Train rolling down the track 18時27分定刻通りに到着した岡山は暖かかった。
総距離(沿面距離) 6,139m +196 -422
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