銅山峰ヒュッテ~笹ヶ峰

km-surf

2014年10月18日 14:55

10月18日 銅山峰ヒュッテから笹ヶ峰に行きました。

マイントピア別子から瓶ヶ森に3泊4日のテント泊で縦走しました。

Day2は銅山峰ヒュッテから笹ヶ峰までです。テントは丸山荘のテント場に張りました。
ちち山への登りに予想以上に苦戦しましたが、天候も良く楽しめました。




やや寝過ごしてしまい起きたのは午前6時前。

大急ぎで朝食のラーメンを食べて準備する。今回はマットをZライトソルにした。
何時もはニモのオーロラを使っているが、収納するのにそこそこ時間を取られる。
こんなこともあろうかとマットを変えていて正解。Zライトソルはパタパタと畳んで専用収納袋に入れるだけだ。

朝は0度近くまでになっているが、ちち山の稜線辺りに行くころには結構温度は上昇するハズ。
前日と同じモンベルのLWアンダーにORのウール混の半袖Tで出発する。(7:23)

銅山峰ヒュッテを出ると直ぐに銅山峰への分岐に着く。そのまま銅山峰の方に向かう。




少しダラダラと登ると銅山峠に到着する。(7:50)
赤石山系は左だ。km-surfは右の西山に向かう。




正面のまるい山が西山の様だ。整備された登山道を進む。




登りの斜面を登っていると会社からTEL。用件を済ませて少し登ると西山に到着した。(8:14)
周りを潅木に囲まれた山頂だった。

ここで上の半袖Tを脱いで、行動食と水分補給をする。




では次の綱繰山に向かう。
最初はこんな感じの登山道だが、直ぐに前方が開けて急激に下降を始める。




正面には、今から向かう綱繰山が見えている。




右にはちち山とその奥に笹ヶ峰。そこから延びた稜線の先に沓掛山のトンガリが見えている。




県南のヤブぽい登山道と良い勝負の様な下降が終わる。たぶんここが山と高原地図の大峠だと思われる。
ここから登りに入る。




やがて綱繰山に到着。(8:49)
ここは展望があるが、縦走路の途中と言う感じの狭い山頂だった。

後で気が着いたのだが、今回の山行では恒例のセルフ撮りが全く無い。
前半の山は、こんな感じの狭い山頂だったり、1度来たことのある山だったので撮らなかったが、後半は山頂に人が多すぎてとても撮れる状態では無かった。




だんだんと近づいて来たちち山。




平家平方面も遥か先の方まで綺麗に見えている。




まだまだ先はあるので進む。この辺りは登山道も明確で全く困ることは無い。




またまた急激な下りになった。




注意しながら下降して行く。木の根がステップになっているので楽だ。と 思っていたら右に持っているストックの下側のロックの調子がおかしくなっている。
ロック出来るが少し体重をかけたりするとストンとロックが外れた様に戻ってしまう。
多分調整のネジが緩んでいるのだろう。しばし上の方を延ばして、少し短いが使うことにした。




下降が終わり少し進むとこの標識が出て来た。後で確認したら、多分ここが金鍋越らしいのだが、ここで道を間違える。

写真の標識の背後左右に踏み跡があったのだが、一方は木でバリケードがあったので、もう一方だと考えてそちらに進む。
直ぐに何だかルートの様子がおかしい気がした。目の前に赤いテープナビが出て安心したのも束の間。
遥か横の方にも同じ赤いテープナビがある。これは林業関係のテープナビだ。ルートを間違えているので、もとの標識の所に戻る。

実は標識の前方にもルートがありこれが正解だったのでが、当初どこからの登りのルートだろうと考えていた。




やっと正規ルートに戻り進んで行く。ただこの辺りから登山道は笹に覆われた所が多く、余り快適とは言えない感じだ。
盛夏の時期には、マム君のパラダイスぽい感じなので余り来たく無い感じだ。




マム君がいない時期でも、笹で岩場の段差が隠されていたりと注意が必要なところもあった。




グネグネと尾根を下って行くと前方が少し開けてくる。




少し進むと下からの登山道と合流した。
どうも大永山トンネルからのルートの様なので七番越の様だ。




更に進むと広い作業道に出た。標識には中七番とある。ここが地図の土山越だろう。
ここで少しブレイク。行動食と水分補給をする。




ブレイクも済んだので出発する。
最初はこんな登山道が崩壊した場所もあった。下には、さっきの作業道が通っているのが見える。




そんな状態は始めだけで、その後は快適な登山道となった。七番越までのヤブヤブとした状態とは大違いだ。




シシ舞の鼻に向けて登山道は、高度を上げて行く。登って行く程に、周りの木々は紅葉に変わって行く。




途中会社からの連絡TELがあって、登りが終わり少しフラットな感じロックガーデンの様な場所に出ると男性の単独の登山者が居た。
シシ舞の庭と言う場所の様だ。周りにはブナの大木があり、黄葉はピークになっていた。
のんびり秋の雰囲気を楽しむには、良い場所の様だった。




シシ舞の庭から少し登るとシシ舞の鼻に到着した。(10:57)
ここで少しブレイク。ちち山別れの登りもあるので、ストックの調整は、ちち山別れに着いてからにしよう。
行動食と水分補給をして出発する。




ここからは紅葉の中を進み出す。先にはちち山別れへの笹の中のルートが見えてくる。
何だか楽しそうな感じだ。




ここはもう紅葉のピークの様だ。




良い感じの縦走路に気分も上々。




いよいよちち山別れへの笹の中のルートを登り出す。
後を振り返ると、紅葉のルートの先に赤石山系の山々が見えている。




ちち山別れへの笹の中のルートは、意外に歩き難かった。見た目は上蒜山から中蒜山へのユートピアの登りの様な感じだが、ステップの無いルートには笹の根元などが結構残っているので、気温上昇も重なり意外に進まない。




なんとかちち山別れに到着(12:02)
何か思いのほか時間が掛かった感じだ。




行動食を食べながらザックからアーミーナイフを出してストックの調整を行う。
無事に調整完了。




ではちち山に向かう。(12:14)ルートは明確だが、笹ヶ峰までは、膝下ぐらいの笹の中を進む感じだ。




最初はこんな感じで南側斜面をトラバースする感じで進む。




途中で”ちち山”と言う小さな標識が出る。ここからちち山に登り出す。
ルートは写真の右側の笹がへこんだ感じの所がルートで、笹の下に明確にある。ただ結構な登りなのでゆっくりと登る。
途中上から降りて来るペアの登山者とすれ違う。




ちち山に到着(12:59)
5月に来た時は虫がうるさかったけど今日は快適な状態だ。




後は笹ヶ峰から丸山荘に降りるだけなので、気分的には終了に近い雰囲気だった。
北側の斜面からガスがもくもくと湧き出した。水分補給をして笹ヶ峰に向かおう。(13:09)




笹ヶ峰にも何人か登山者がいる様だ。




ちち山から下りてトラバース登山道に合流する。
振り返るとちち山が青空の下に、綺麗に見えていた。




笹ヶ峰までは、大して時間もかからないのだが、紅葉谷別れを過ぎた所からシャリバテになりそうな感じがして来た。
これはマズイと登山道横の岩の上でチョコバーの行動食を食べて少しプチブレイク。
どうも昨日の夕飯では、パワー不足だった感じだ。
幾分改善したので、再び進み笹ヶ峰に到着した。(14:02)




ちち山の北側斜面からモクモクと湧き上がっていたガスが笹ヶ峰の方にも出て来た。
余り調子も良く無いので、すこしブレイクして早目に丸山荘に降りることにした。

丸山荘に向かう斜面も5月に来た時より笹が茂っていた。




樹林帯に入るとダケカンバの紅葉は、もう終わりの様な感じにっていた。




5月にテント泊した場所は、枯れたイタドリの野原になっていた。
事前にTELした時に、小屋の前に張って良いと管理人の人に言われていたので、場所を確認して張ることにした。

丸山荘に到着(15:05)してソーラパネルの前のベンチに座っていたら、管理人のご夫婦がキャタピラーの荷車と一緒に登って来られた。
大変親切で気さくな方で、ソーラパネルの前の場所に張って良いとの事だった。
ビールを買ってテント泊の手続きをしていたら、オニギリとプリッツを貰った。
更に一緒に居た男性の登山者の方からもキビ餅を貰った。




キビ餅を食べてテントの中で、昼寝をしていたら”夕陽だよ~”と管理人さんの声がした。
起きて行ってみると石鎚の横に綺麗に落ちて行く夕陽だったが、少し間に合わなかったが管理人さん夫婦と3人で暫く眺めていた。

”今夜は寒くなるよ~”と心配してくれていた。




テントをこの場所に張れると便利が良い。5月の時は、ここに張って良いのか不明だったので張らなかった。




テントに入り夕食の準備をする。今日はガッリとカレーと貰ったオニギリの炭水化物祭りだ。
Ipodをいじくりながらバーナでお湯を沸かす。10ccのI'm not in loveが入っていて何だか聞きたくなった。
歌の内容は完全にI'm in loveなのに面白い曲だ。
多分アメリカ人ならストレートに歌いあげるのだろうが、”壁のシミを隠す為に写真を貼っただけだから返せと言うな”とか言い訳する奴らの方が愛おしい感じがするとバーナの炎を見ながら思った。

20時前に外に出ると満天の星空。今日は太鼓の音はしない。明日もロングコースなので20時過ぎには就寝した。





総距離(沿面距離) 12,692m +1593 -1173




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