岡山から特急しおかぜに乗って新居浜駅に午前9時に到着。駅前のバス乗り場の2番がマイントピア別子行きの乗り場だった。
時刻表を見ると事前の調べ通りに9時35分の便があったが、その下の気になる張り紙がしてあった。
17日は新居浜太鼓祭りがあり、市内は交通規制になるため午前10時から17時の間は、マイントピア別子行かないとある。
10時前だから大丈夫だろうと考えていたが、到着したバスに乗ると運転手さんが”マイントピア別子行きませんよ”と言うので”降ります”と降りた。
これは大変だ。よく見ると駅の出口に祭りの案内の男性が居たので車だと行けるかと尋ねたたら、この時間だとまだ大丈夫との答えだったので、タクシーに乗った。
タクシーに乗って何故バスが行けないと言ったのか直ぐに判明。既に幹線道路に台船(こう呼ぶらしい)を曳いて移動しているので、予定時間通りには行かないと言うことの様だ。
タクシーの運転手さんは、とっても良い人で裏道を使って巧みに渋滞を避けながら行ってくれて、市内を無事10時前に通過出来た
マイントピア別子に10時前に到着。2420円余計にかかったが無事出発点まで来れて一安心と言う感じだ。
マイントピア別子は温泉施設もある道の駅で、バーベキューをするところは綺麗な芝生で、テントを張りたくなる感じだった。
準備をして登山口に向かう。(10:03)
目の前の橋を渡り、タクシーで来た県道を登って行く。
少し歩くとループ橋が見えて来るが、ループ橋に登る前辺りで旧道の方に登って行く。
旧道が新道と再び出会う手前で鹿森ダムの横位に出る。
ダム湖を横に新道を登り出すと遠登谷渓谷の登山口の標識が出るがここからは登らない。
直ぐ向かいに売店がありその先に遠登谷の銅山峰登山口がある。
売店の直ぐ先と聞いていたので、辺りを見ていたら登り階段があったので登ったらどうも違う様なので直ぐに降りる。
少し県道に沿って歩くと、登山口を見つけた。(10:36)
今日はドタバタする日だな~と思いつつ登って行く。
登山道は明確だが、途中で分岐が出たりするので注意が必要。
どうも分岐しても又合流すると言う感じの様だが、初めての場所だと少し不安になる。
稜線をある程度登ると地図にある様に、登山道は北側斜面をほぼフラットに進み出す。
下の方に銅山時代の建物が見えて来る。
レンガ造りの建物でいかにも古そうな感じだ。
登山道は綺麗な道だが、何箇所かでこんな風に壊れている所があるが、通過するのは何ら問題は無い。
この岩場の所を通過していると上から水がポタポタと落ちてきた。
立ち止まって眺めると新居浜の街が見える。
まったく。、今回は駅で敗退になるかと思ったよ~。
更に進むと水の音が大きくなり、大きな滝が幾重にも出て来だした。
地図にある百雷峡と言う場所の様だ。
余りHPなんかにも出てこないけど、結構良い感じの所だ。
でも登山道から踏み外すと一挙に滝に落ちそうなので、注意した方が良さそう。
自然の家との分岐に到着。
ここを第三通洞に向かう。
まずはこの橋を渡って、右の上流の方向に延びる登山道に向かう。
少し進むと、斜面が崩れている場所もあり、本当にこの道かな~と思いながら進むとこの橋と標識が出て安心する。
橋から20分程度進むと、いきなり開けた場所に出て来た。
第三通洞に到着した様だ。(12:02)
第三通洞の手前は、広場になっておりベンチもありくつろげる感じだ。
通って来た登山道の上には、こんな遺跡もある。
ベンチの先には東平へ通じる遊歩道があった。ちょうどお昼なので、ここでプチブレイクにする。
行動食のプチブレイクも済んだので、ヒュッテに行こう。(12:15)
案内版を見るとkm-surfが事前に考えてきたルートは馬ノ背コースを言うらしい。
右に見えているのが第三通洞で、その脇から登山道は始まる。
植林の中の登山道は、何の心配もいらない綺麗に整備された登山道だった。
登山道を少し登ると、柳谷コースとの分岐に出る。ここを馬ノ背コースの方入り尾根に向かって登って行く。
尾根に登ると眼下に東平が見えた。今日は良い天気だ。
尾根をゆっくり登る感じに変わると、何だか県南辺りの山の登山道と似た雰囲気の登山道になった。
登りが終わり少し進むと銅山峰との分岐に出る。ヒュッテは100m先の様だ。
銅山峰ヒュッテに到着(13:13)
マキを割った様子から誰かいる様だ。事前に新居浜市のHPに出ている番号にTELをしたが、繋がらない状態だった。
ドアが閉まっていたので、声をかけると管理人の人が出てこられた。
テント場を使う手続き(0円)をして、ついでにビールを購入(500円)。
年配の方だが大変お元気な方で、アカモノのゼリー?羊羹?と抹茶をご馳走になった。
アカモノでこんなのが出来るとは全く知らなかった。
時々東平まで食料などを補給しに行くとのことだが、翌日行った丸山荘の人に聞いた話だと80代の方だとか、あの登山道を登って来られるとは凄い!!
水場はテント場の先のこの渓流からホースで水を取っている様だ。
登山道の脇に勢いよく出ている。冷たくて美味しい。
テントは、白い張り紙がしてある場所より向こうの山際にするルールらしい。
丸山荘の人によると、ヒュッテの前辺りにあるテントが張れそうな場所に張ると、管理人さんに怒られると別の登山者の方が言われていたそうだ。
トイレはヒュッテを挟んで向かい側にあった。もちろん和式だが綺麗に掃除してあった。ただしトイペは無いので、持参しないといけない。
ヒュッテ前のベンチに座り新居浜の町を見ながらビールでブレイク。
見上げると山の山頂付近は、すっかり紅葉していた。
時おり何かが弾ける様な音が聞える。管理人さんによると祭りの太鼓の音だとのこと。
太鼓の音は良いが、時おり拡声器のアナウンスの声まで聞える。
このテント場は、着いて直ぐに気が着いたが、結構寒い。
多分陽が当たらない時間帯だったかも知れないが、14時ぐらいでせいぜい7度ぐらいだった。
日が落ちるとさらに寒くなったので、テントに入り夕ご飯にした。
ドライフーズのリゾットとビーフシチューにお昼の残りのパンにした。
美味しくて満足だったのだが、これは翌日失敗だったと気がつく。
夜になっても祭りの太鼓の音はしていた。沢の水の音もあるので耳栓をして20時には寝た。
翌日は笹ヶ峰の丸山荘までの行程だった。
総距離(沿面距離) 8,323m +1403 -447
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