寒風山~ちち山 + 沓掛山

km-surf

2014年05月23日 17:57

5月23日 寒風山~ちち山に行きました。

四国のテント山行に行きました。
Day1は、寒風山~ちち山に行き、その後丸山荘の笹ヶ峰キャンプ場でテントを張った後、沓掛山まで行きました。
本当は黒森山まで行くつもりでしたが、笹のヤブの中に大きな黒いヘビがいるのを見て即決中止。

アケボノツツジが綺麗でした。



平日なので深夜割引を狙って午前4時前に早島ICから高速に乗る。
瀬戸大橋の上から見ると、もう東の空は暗闇の中に赤みを持った明るさを滲ませ始めていた。
工業地帯の明るさが、リアルで力強く綺麗だ。

新居浜ICで降りて、国道11号に出て24hのスタンドで給油をする。
今日は、寒風山への道路が狭いらしいので軽4で来たので、念の為。

給油が済んで、国道11号を走り、西条で国道194号に入る。途中寒風山トンネルまで15kと表示があった。
道の真ん中をネコ君が走っている。ブレーキを掛けると、今度は車と並走して道脇を猛ダッシュ。
いそがしい方の様だ。

寒風山トンネルを抜けて、狭い旧国道に入った。離合箇所はあちこちに在るが、やはり狭い。
帰路で、ミニと何とかすれ違ったが、普通車同士だと離合箇所まで移動が必要だ。

平日なので、対向車には1台も会わずに寒風茶屋の駐車場に到着。
綺麗なトイレの横の駐車場に停車した。




寒風茶屋の前には、こんな表示があるので、この表示に従って指示されている場所に駐車。

準備をして出発する。(6:27)




登山口は、寒風茶屋の横にあった。
今日もザックに15kぐらいの装備が入っているので、ノロノロと進む。




登山道は良く整備されていて、何の心配もいらない。
ただ余り天候が良く無い様で、上の方はガスっているようだ。

つづら折りの登りの間隔が、だんだん長くなりだした。




桑瀬峠に到着。(7:13)
やはりガスに覆われている。初めての山域なので、なおさら良く分からない状態だ。




寒風山に向けて進む。
ガスの中にブナの木々が見えて幻想的だが、どの辺りを進んでいるのか、イマイチぴんと来ない。




ただひたすらガスの中を進んでいると、シャクナゲが咲いていた。




どうも寒風山の前のピークに登っているようで、ここからハシゴが現れてくる。
朝露に濡れているので、滑らない様に注意して登る。3箇所こんなハシゴの登りがあった。




ハシゴを登っている辺りから、アケボノツツジが咲いていた。
km-surfは、たぶん初めて見るのだが、ピンク色で綺麗なツツジだ。




とは言え、こんなガスガスでは、アケボノツツジの綺麗さも半減だと、思いながら進んでいると、ガスが晴れだした。




瓶ヶ森、石鎚方面が、微かに見えて来た。
稜線に出ると、風が強くしかも寒い。




寒風山に到着。(8:13)
その名の通り風で寒いので、レインジャケットを着る。
男性の単独の方が登って来られた。”大荷物ですね” と言われたので、”丸山荘でテント泊です”と答えた。

少し晴れるのを待ったが、回復しそうに無いので笹ヶ峰に向かう。(8:22)




晴れたりガスったりを繰り返す中を笹ヶ峰に向かう。
寒風山では、寒かったが、幾分風が弱くなったのでレインジャケットを脱ぐ。




ガスが晴れだし、前方に笹ヶ峰への稜線が見えて来た。
しかし風が凄く強く寒い。




笹の中を進んで行く。風が弱まると日差しが温かいが、当分この風は収まりそうに無い様だ。
丸山荘との分岐を通過して山頂に向かう。




山頂は、晴れているようだ。とにかく山頂に行こう。




笹ヶ峰の山頂に到着。(9:47)
単独の男性の方がいらした。




相変わらず石鎚方面は、雲がにょきにょきと出て見えない状態だ。

東側は晴れてきて、冠山、平家平の方は見えて来た。




景色は良いけど、風が寒いな~ とぼやいているkm-surf




こちらは、午後行く予定の沓掛山。いい感じでは無いですか、とこの時は思ったが.....




さて予定では、この後丸山荘に降り予定だが、やや予定より早いので、ちち山まで往復することにした。
ではちち山に向けて出発(10:08)



少し笹ヶ峰の斜面を降りて、標識のある所から緩く登り出す。




登山道に”ちち山道”の標識が出た所で、ちち山を迂回するルートと分岐する。




ちょっと登るとフラットになり、頂上に続く稜線を歩く様になった。
後ろを振り返ると笹ヶ峰は綺麗に見えているが、その背後の石鎚方面は、雲で全然見えない。




ちち山に到着(10:50)
頂上にはこの祠があるが、狭くザックを降ろして人が一人休憩をするのがやっとの感じだった。




平家平方面は、大分晴れた。
気持ち良い緑の稜線が続いている。

虫も結構多いので、笹ヶ峰に戻る事にする。(10:58)




笹ヶ峰に戻って行く。
誰かちち山を迂回するルートで、笹ヶ峰に向かっている。平日でも結構登山者がいるようだ。




標識の所まで戻った。
多分ここから丸山荘のもみじ谷に向かうルートがある様だが、標識の文字は消えて、ルートもヤブ化していた。




笹ヶ峰へのルートを登って行く。
後ろを振り返ると、ちち山の横に赤石山方面が見えていた。
こちらの山系にも何時か行って見たい。




笹ヶ峰まで戻って来た。(11:34)
ザックを降ろして、甘いお菓子でプチブレイク。

グレゴリーのザックだが、前回の比婆山山系の時より体に馴染んだ感じになって来た。
新品だったので、パッドとかも幾分硬い感じだったが、今回はすこぶる調子が良い。




では丸山荘に降りて、午後の部の準備をしよう。(11:49)
丸山荘には、笹ヶ峰の西側斜面をゆっくりと降りて行く。




大分降りると、沓掛山の下辺りに赤い屋根の丸山荘が見えて来た。




笹の斜面から樹林帯の中をルートは進む。
ダケカンバとブナの良い感じの樹林帯だ。




丸山荘まで降りて来た。(12:31)
事前の連絡をした時に、今日は管理人の方は不在なので料金をトイレの横の料金ボックス入れる。
1人400円とリーズナブルなお値段だ。

直ぐに水のチェック。蛇口をひねると、ちゃんと出て来る。
トイレは、古風でワイルドな感じ。窓が無いので、ドアを閉めて使用する時はヘッドランプが必要な様だ。
km-surfは、翌日の朝使用した時は、誰も居ないので、ドアをフルオープンで使用した。
トイぺも有り、なんと可愛いキテイちゃんのトイペだった。




周辺をウロウロして、キャンプ地を確認。
笹ヶ峰が見える所にテントを張って、重たいグレゴリーのザックからLLBeanのサブバックに必要なモノだけ移して沓掛山に向かう。(13:19)




丸山荘のソーラパネルの横からルートが延びている。
最初は、右に植林を見ながら進んで行く。




西山越で宿からのルートと合流する。




ここからだんだん登る感じになるが、周りはブナの良い感じの森だった。




樹林帯を抜けると目の前に沓掛山が見えて来た。
笹の中を進んで行くと、切り払いが途中で終了していた。ルートがあるのは分かるのだが、笹に埋まった中を進んで行く様になる。
嫌な感じだな~と思いながら進むと、ルートが右の稜線を登り出す所から、まともな感じに戻る。




沓掛山に到着。(14:09)

黒森山に向かおうとルートを進む。こちらもルートが笹に覆われてよく見えない。
笹の下にルートがあるのだが、結構な急斜面だ。少しずつ降りて行くと前方に黒い大きなモノだ凄い速さで動いている。
どうもヘビの様だ。一挙にモチベーションダウン。前方に黒森山は見えているが、”もう良いや~”と言う感じになった。

沓掛山に戻って下山することにした。(14:27)
さっさと戻ってプシュ~としよう!!




ここにもアケボノツツジが綺麗に咲いていた。




石鎚方面の雲も取れて、明日行く予定の伊予富士も見えて来た。




石鎚山も見えている。午前中だと良かったのにと思ったが、明日のお楽しみと言うところだ。




前方には、今日歩いた笹ヶ峰とちち山が見えている。
強かった風も収まって良い感じだが、その分気温も上昇しているので、1Lのナルゲンの半分弱の水を消費した。




その後丸山荘で水を補給して、テントに戻った(15:34)
丸山荘には、NTTのアンテナがあるので、ドコモはバッチリOKだが、ソフトバンクは、全くダメだった。

ビールを沢の水で冷やしている間、テント内で寝床の準備。
どうもこの場所は、余り平坦な所が無い様で、少しウネっていたので、サブバックをシュラフマットの下にひいて調整した。

いよいよお待ちかねのプッシュとタイム。キース・ジャレットのTokyo 96を聞きながら、お疲れ様。
キース・ジャレットは好きだが、演奏しながら余り唸らないで欲しいのだが、これも彼の特徴だろう。




丸山荘の標高は1500mぐらいなので、日がかげるとかなり涼しい。
テントでウールのアンダーとインナーダウンに着替えて、明日の朝の水を汲みに丸山荘まで行くと、ちょうど夕陽になっていた。




石鎚も夕陽に染まって行く。長かった今日もお仕舞いで、また明日。

その後テントで棒ラーメンの夕食とワインのおつまみタイム。20時過ぎには、就寝した。






総距離(沿面距離) 10471m +1330 -906  (寒風山~ちち山) 水の消費 ペットボトル1本
             4664m +399 -398  (沓掛山)       水の消費 400ml程度




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