午前6時半ごろに三平山登山口の駐車場に到着。
前日から早朝にかけて結構雨が降っていたので道路はまだ濡れた状態。
三平山から歩く予定だったが穴ヶ乢への下りは普段でも滑り易いので今日は絶対スライダー状態だろう。
いきなり滑って泥だらけは嫌だな~と言う感じで、穴ヶ乢登山口から始めることにした。
気温は10度ぐらい準備も出来たので出発する。(6:56)
今日の装備
上:ユニクロのエアリズム、ノースの長袖ZIP モンベルのバーサライトジャケット(朝鍋から)
下:マムートの夏パンツ
マムートの夏用帽子
靴:スカルパ カイラッシュ
スマートウール トレッキング
ザック:グレゴリー トリコニ60
テント:ニモ Tani1PLS シュラフ:モンベル #3 テントマット:モンベル ULコンフォート120
水 ナルゲン 0.6L(麦茶) 1.2L(水)
使用量 0.6L 0.6L
林道を歩いて穴ヶ乢登山口へ向かう。
数か所で今年夏の豪雨によるものと思われるがけ崩れが発生していたが、通行するのは問題無い状態だった。
雲が多い天気だが余り風は無い。
ほどなく穴ヶ乢登山口に到着。(7:17 1605m +137 -115)
忘れ物の最終確認をして登山道へ入る(7:18)
雨に濡れて湿っている植林の中を進み直ぐに穴ヶ乢に着いた。
余り天候の良くないこんな日なので金ヶ谷山までは誰ににも会うことは無いだろう。
水分補給をして朝鍋へ向かう。
植林の細い尾根を登り樹林帯へ入ると予想以上に紅葉していた。
もしかして良い時期に来たのかな~。
いつもは紅葉シーズンは人が多いので敬遠していたが、今回は楽しい山行になりそうだ。
紅葉を眺めながらブラブラと歩いて朝鍋鷲ヶ山へ到着。(8:20 2316m +399 -68)
山頂手前か少し風が出たのでバーサライトジャケットを着てプチブレイク。
パンを1/3食べて水分補給をする。
展望台から見ると大山の山頂には雲がかかっていた。
周りの山々も同様で、毛無山方面は雲で見えなかった。
金ヶ谷山は青空の下に見えていたが、雲が早いスピードで移動しているので、小刻みに天候が変わっていた。
展望台から降りて金ヶ谷山へ進もう。(8:29)
金ヶ谷山へのブナの登山道も良い感じに黄葉が始まっている。
周りの景色を眺めながらなのノロノロ運転。
冷たい風が吹くのでバーサライトジャケットを着て丁度良いぐらいだ。
ウインドブロックのグローブは不要で軍手で十分だった。
階段を上り頂上付近の緩やか傾斜に入ると、すでに落葉している木が多かったが、多分風が吹き抜ける場所なので飛ばされたのだろう。
ブラブラと歩いて金ヶ谷山に到着(9:12 1161m +211 -130)
紅葉を眺めながらのノンビリ歩きなので結構時間がかかるかも知れないな~。
そんなことを考えていたら山頂をまたガスが覆いだした。
いつもは見えている笠杖山も見えなかった。
では白馬山へ向かおう。(9:12)
金ヶ谷山から白馬山へ向かう縦走路のブナも綺麗だった。
ガスはドンドン濃くなり縦走路の分岐まで来るとこんな感じになった。
紅葉の時期にこんな感じも良いな~などと呑気なことを思っていたが、午後から天候は良くなると言う予報は余り当てにはならない様子だ。
縦走路に入り高度を下げて行くと紅葉は少なくなる。
北側からガスが通過して行った後土用ダムの湖が見えていた。
ガスが通過すると早朝の風景の様で、絵だけ見ると清々しい感じだが、実際はそこそこ寒い感じだった。
もうそろそろ冬のユニフォームとなったソフトシェルの時期かな~。
俣野越の所でこんな分岐があった。
どうもトレランの大会のコースの様だ。よく見るとエスケープルートの様なことが書いてある。
どこに出るのかは不明だが、中電さんの敷地には出れないハズだ。
白馬山に近づくにつれて天候は悪くなって来た。
風は相変わらず強く吹いている。
紅葉を見ながらブラブラと歩いて白馬山に到着(10:54 3650m +393 -497)
予想外に誰も居なかった。
相変わらず大山の山頂にはガスがかかっていて見れない状態だ。
風が少し強いがここでブレイク。
カフェオレとチーズパンの残りでした。
ブレイクも済んだので毛無山へ行こう。(11:06)
白馬山からは正に紅葉シーズンそのものと言う感じだった。
歩いて来た金ヶ谷山が紅葉の向こうに見えていた。
流石にこのルートでは誰にも会わないと言うことは無く何組かの登山者に会った。
子供3人と少し後から男性の登山者が付いている団体に会った時に子供の一人が”山登りは楽しいですか?”と聞いて来たのには驚いた。
余りに唐突な質問だったので笑いながら”楽しいよ~”と答えたが、シンプルで本質を突いた質問だと思った。
山を楽しむ能力は昔よりも進化しているだろうか。少し考えさせられた。
カタクリ広場を通過すると前方に紅葉に彩られた毛無山が見えて来た。
晴れた空の下ならもっと綺麗なんだろうな~少し残念だが自然が相手なので仕方ない。
予想外に登山者が少ないので紅葉をゆっくりと眺めながら歩くことが出来る。
こんなにノンビリ歩けるとは思っていなかったので幾分得した気分になった。
このコースを選んで良かったかも。
毛無山に到着(11:54)
なんと山頂には誰もいなかった。
今回の2日間の山行の間で、全ての山頂で誰にも会うこと無く楽しむことが出来た。
こんな時期に珍しいことだ。
行動食と水分補給をしながら山頂から近くの山々を見渡す。
大山は雲の中のまま。
西毛無山も紅葉で染まっている。
歩いて来た縦走路も綺麗だ。
麓の方からお昼を知らせるメロディーが聞こえて来た。
では下山しましょう。(12:01)
毛無山への尾根は紅葉のピークの様だ。
山頂でランチをされるのだろうか数組の登山者とすれ違った。
避難小屋を通過してブナの森を降りて行く。
朝と違ってこの辺りの登山道は乾いていて安心だ。
ブラブラと歩いて渓流が脇に見えてくると、登山口は近い。
登山口を出て駐車場の前を通ると1/3も車は停まっていなかった。
最近のガソリン価格の高騰が影響しているのだろうか。
キャンプ場へ向かって歩いていると道路の上にドングリがまるでばら撒かれた様に落ちていた。
今年は豊作なのかな。
キャンプ場に到着(13:09 2745m +111 -612)
テントを設営して辺りをブラブラ。
他に子供ずれの男性がテントを設営していたが、この人は夕方にはいなかった。
キャンプ場の周りも紅葉していてナナカマドも赤くなっていた。
夕方に役場の人が料金を徴収しに来たので支払い、テントの中でシングルモルトをチビチビ。
結局他に車で来た男性の人が単独でキャンプを楽しんでいるだけで静かだった。
夕陽は西毛無山の向こうに沈んで行き代わりに月が輝きだした。
今日は月夜なので星空は楽しめない。
日が沈むと気温はどんどん降下。多分朝は5度ぐらいだろうと予想していたが、どうもそれ以上に冷える様子だ。
リゾットとお味噌汁の夕ご飯の後は、本を読みながら再びシングルモルトをチビチビ。
午後7時半過ぎに就寝した。
総距離(沿面距離) 14,647m 累積標高差 +1,540 -1,549
赤いラインが今回のルートです
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