笠杖山~金ヶ谷山~朝鍋鷲ヶ山

km-surf

2016年09月24日 13:27

9月24日 笠杖山~金ヶ谷山~朝鍋鷲ヶ山へ行きました。

台風や秋雨前線の影響で雨ばっかり。今週は晴れそうなので蒜山のキャンプ場に泊まって、のんびりすることにしました。

Day1は、ヤマレコを見ていたら、来週トレランがあって笠杖山へコースが出来ていることが判明。
すでにWindyさんが毛無山から周回している様子なので、金ヶ谷側から往復してみました。
ブナが綺麗な尾根でしたが、笠杖山への尾根に入る前の縦走路で、少しビックリすることがありました。



午前6時過ぎにサポートセンターの駐車場に到着。

気温は14度ぐらいで少し肌寒いが、午後から気温が上昇する予報だったのでミレーの半袖ZIPにマムートのパンツの夏スタイルにした。登山口までは緩い作業道を行くのでモンベルのバーサライトを羽織って登ることにした。

準備をして出発する(6:32)




県道を渡って登山口へ向かう作業道に入る。周囲の植林の中を新しい作業道が沢山出来ていた。
作業道は、まだ夏の雰囲気で下草が結構茂っていて、朝露でズボンが結構濡れる。




ゆるゆると作業道を登り登山口に到着(7:15)
ここでバーサライトを脱いで服装調整。ついでにズボンに付いた草の種を取る。

今日は、微妙に体調が良く無い。左足の腿の裏側の筋が変な感じなのでのんびりと歩くことにする。
水分補給をして出発(7:18)




早朝の尾根は気持ち良い。
植林が混じっていた尾根から樹林帯の中を歩く様になると縦走路との合流点が近づいてくる。
途中で東側に耳スエ山の尖がりが見えて来た。幾分雲海ぽくなっている様だ。




縦走路との合流点に到着(7:42)

ブナの根の上に座って行動食を摂る。今日はほとんど風が無い。
では縦走路へ進もう。




最初の下りを降りて快適な縦走路を進んでいたら、木が折れる大きな音がして、かなり大きな何かが鳥取側の斜面を落ちて行くのが分かった。
気のせいか落ちている時に何かがうめいていた様子だった。
しばし立ち止まっていると、落ちるのが止まった様で、耳を澄ますと何かが喘いでいる様な息遣いが聞こえて来た。

落ちたのは金ヶ谷山の縦走路合流点の上辺りの斜面からの様で、明らかなに人間では無い様子だ。
イノシシだとブヒブヒと言う感じだし、鹿だとあんな喘ぎかたはしないだろう、残るは余り会いたく無い方か??
km-surfの熊鈴の音に反応したのだろうか?

しばし考えたが、とりあえずその場を早く立ち去ることにして、先に進んだ。




笠杖山への尾根の分岐に到着。
さっきのこともあり、このまま進むかしばし考えるが、引き返すわけにも行かないので、そのまま進むことにした。




最初の数メートルは藪の中に赤のテープナビが誘導する様になっているが、直ぐにこんな感じで整備されたルートが出てくる。




結構整備されて感じなのかな~と思っていると、直ぐにこんな感じの踏跡+テープナビ程度のルートになる。




ナメタケ??キノコは全然詳しく無いのでわかりません。




932ピークの手前辺りのこのテープナビをよく見ると左は笠杖山、右は土用ダムと書いてあった。
その方向に少し進むと、斜面の下の方向テープナビが続いていた。下の方まで続いているのだろうか?




東側に金ヶ谷山の姿が見えている。大分尾根を進んだ様だ。




積雪期に歩いた時に見覚えのある932ピークへの登りの所に来た。ここからは何個かのピークをチョコチョコと登る感じになる。




1003ピークへの登りだ。
積雪期にも登っているのだが、こんなに傾斜ってあったかな?? と言う感じだった。
これは帰りの降りるのを気を付けないと滑りそうだ。




1003ピークを通過すると1006ピークまではフラットな感じのブナの尾根になる。




1006ピークを通過した先で尾根はやや西に向かい出す。
尾根にはテープナビが付いた大きなこの木ある。




笠杖山への登りに入る。実際には笠杖山の頂上手前の1053ピークに登っているのだが、実質同じ様なものだ。
斜面はブナの森になっていて気持ちが良い。




1053ピークに登ると後はフラットな頂上部のブナの森を歩くだけだ。
ただ頂上の手前に反射板があったハズだけどな~と思いながら歩いて行く。




幾分広く笹が切り払われている頂上にあっけなく到着(9:10)
あれ~反射板は?? と言う感じだ。




ついでに南側に降りるルートの方にも行ってみた。
ちょっと笹があるけどテープナビがちゃんとあった。

ここまでのルート全体の印象として、登山道なら分るけどトレランで大丈夫かな~と思った。
怪我する人が出ないと良いけど。

反射板が無いな~とウロウロしていたら、トレラン姿の人と登山者ぽい感じの人の2人に会った。
そのまま南側の下山コースを降りて行かれた。

笹に囲まれてブレイクと言う雰囲気でも無いしと言う感じで、縦走路へ戻ることにした。(9:14)




戻り始めた所でこのテープナビを発見。縦走路から笹の先の方に反射板が少し見えていた。
あ~ここだったんだ。反射板の方向へテープナビもポツポツと付いていた。




更に戻ると笠杖山の三角点に到着。
積雪期だと、こっちの方が良く分らんと言う感じになるけど、ちゃんと標識が付いていた。




快適なブナの森を戻って行く。




何か暑くなって来た?
やはり気温が上昇し始めているようだ。しかも風がほとんど無いので幾分暑くなって来た。




1006ピークに到着。

ここから1003ピークまでは、ほぼ直線の尾根だ と思っていたらGPSの電池切れのアラームが鳴る。
あ~面倒だな~と言いながらザックを下して予備の電池に交換。
ついでに水分補給と行動食を摂る。左足は幾分変な感じだけど大丈夫な状態。今日はノンビリと行こう。




積雪期なら斜面をトラバースしてショートカットするのにな~と思いながらも、登山道に従って律儀にアップダウンを繰り返す。




木々の間から土用ダムの湖が見えて来た。
何か遠くで音がするな~と思っていたら、どうも林業関係の人のチェーンソーの音の様だった。




もう縦走路の尾根が近づいて来たな~と思いながらこの坂を上っていたら、右足を降ろした直ぐ横に小さなヘビがいた。
ヘビ君も驚いて逃げて行く、km-surfも驚いて足を避けた。多分マム君の小さい奴だと思う。




登山道が綺麗に切り払われている所まで戻って来た。もうほとんど縦走路の手前だ。




最後に突然この藪になる。藪の中のテープナビに従って数メートル歩く。




縦走路に戻った。
GPSのデータだと笠杖山までは3.4k程度ある様だ。

ここでナルゲンの麦茶が無くなったのでザックの中のナルゲンから補給。
やっぱり今日は気温がぐんぐん上がっているな~ ま~真夏の様なことは無いけど。

パンを少しと水分補給もして金ヶ谷山へ向かう。朝のうめき声の主はもう居ないだろな~。




金ヶ谷山の登山道と合流して(10:51)
金ヶ谷山へ登って行く。各段に綺麗な登山道だな~。




金ヶ谷山に到着。(11:05)
ここでお昼のブレイクにしようと思っていたが、日差しが強く暑そうなので朝鍋鷲ヶ山に変更した。




南側には歩いて来た笠杖山が見えていた。
さ~昼飯の朝鍋へ行こう。




この時期の金ヶ谷山~朝鍋鷲ヶ山は久しぶりだけど、ブナの大木の緑が美しい。




綺麗に整備された登山道を歩くので、何の心配もいらない。




積雪期に良く間違えそうになる南向きの尾根の所を通過して、階段を降りて行く。
う~ん 何か少し左足が変かも。ま~大丈夫だろう。

階段を降りると北向きに開けた場所に出る。




小さなアップダウンをして少し尾根を歩くと朝鍋鷲ヶ山が正面に見えて来る。

コルに一旦降りて朝鍋鷲ヶ山を登って行く。
途中の送電線鉄塔の所から大山を見たら雲が被って綺麗に見えなかった。




頂上付近まで来るとリンドウが咲いていた。秋だな~。




朝鍋鷲ヶ山に到着(11:40)

4名ぐらいの登山者が展望台の上でブレイクしていたので展望台には登らなかった。
下で休憩していたカップルの登山者の人から”どこから登られました?”と聞かれたので今日の行程をお話しした。
笠杖山を知らないとのことだった。メジャーな山では無いので、もっともなことだと思った。

お昼はカフェモカとパンの様なピザの様な変なパンだ。このパンが中々のボリュームで半分で十分だった。




ブレイクも済んだので作業道を下山して行く。(11:51)
正面には金ヶ谷山が見えている。毛無山側から見る方が尖がっていてカッコいい?




まだまだ緑が綺麗なブナの森。

ただここで幾分心配になって来た。この気温だと30度近くまでなっている感じだ。
9月も下旬なので冷えるだろうと3シーズンシュラフを持って来たが、これだと暑いハズ。
しかも今日に限ってシュラフカバーもインナーも持って来ていない。

これはマズイな~。




そんなことを思いながら歩いていると旧県道に合流。
ここからは舗装道路をテクテク歩いて行く。




まるで夏の景色の様な金ヶ谷山。
絶対明日の朝も大して冷え込まないと思うな~。しかもテントのアウターシェルはびしょ濡れになると思うな~。




県道に合流。(12;46)
そのまま歩いてサポートセンターの駐車場に到着した(13:02)




サポートセンターから野土路トンネルを通り蒜山に出る。
すっかり雲が取れた大山が綺麗に見えていた。

まずは国民休暇村で温泉に入る。日帰り入浴だと14;30までの時間制限があるのだ。
その後つる屋でビールと晩御飯のお弁当を調達。今日はコッヘルでお湯を沸かしてインスタントの味噌汁を作る程度しかしない予定。何時もの様にアルファー米を消費することも無いだろうと言うことだ。




キャンプ場の受付で手続きをする。今日は車での移動なので、エアライズ2だ。

芝生が綺麗な良いキャンプ場だ。テントを張って日陰でビールを飲みながら神々の山嶺読んでいた。
羽生も深町も、楽に生きれない人間なんだ~ もしかしたら自分もそうかも 芝生の向こうのオートキャンプの車を見ながら、ボンヤリと思った。

晩御飯の後ビールを飲みながらIpodでChicagoのNight and Day を聞いていた。Jason Scheffの特徴のある声が気持ち良い。
Robert Lamm がSonyの安物コンデンサーマイクのシャリシャリした音が好きでレコーデイングに使っていたと聞いたことがあるが、今でもそうなのかな。そんなハズも無いか。

午後8時。まわりはまだガヤガヤしていたが耳栓装着で関係無く就寝。予想通り冷え込まない様子だったので、シュラフのチャックを全開にして掛布団の様にして寝た。






総距離(沿面距離) 18,342m +1,386 -1,386





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