マッコウ

km-surf

2014年05月17日 15:10

5月17日 マッコウに行きました。

三原台からは、ヤブ漕ぎ有りを想定していたのですが、ヤブ漕ぎと言う程のことはありませんでした。

もうサンカヨウやタニウツギのピンクの花が咲く時期になったんだな~と実感した山行でした。



午前7時前に国道横の駐車地に到着。
鳥取の分県登山ガイドでは、登山口まで車で乗り入れず、ここに駐車することを勧めていたので、それに従う。

準備をして出発するが、会社の携帯を忘れたので、取りに戻って再出発。(7:14)

国道482号からの県道117号に入るが、現在は工事中で通行止めとなっていた。
工事部分を通って行く。

km-surfには難関の狭い人家の間の道路を進んで行く。地図を良く見ていないと、どの道も狭い舗装道路なので迷いそうだ。




事前の調査で、宗泉寺の横を道路は通っているらしい。お寺らしい建物が見えて来たので、そちらに向かう道路を歩く。
道路は、お寺の横を登って行く。




道路の脇には、紫色の綺麗な花が咲いていた。
ただこの道路だが、県道とは名ばかりで、あぜ道を舗装した程度の道だ。




こんな標識が無いと、県道とは気が付かない。
km-surfも田舎の子なので、こんな県道には慣れているが、余り車では入りたくない。




県道117号は、グネグネと曲がりながら高度を上げて行く。
途中の数箇所に離合する場所はあったが、道幅は1台通るのがギリと言う感じだ。




県道117号の最終地点が、登山口になっている。(7:44)
2~3台程度は停めれるだろうが、分県登山ガイドでも勧めていない。多分困ったことが、過去にあったのだろう。

水分補給をして、登山道に入る。




登山道は、県南の山にもよくある溝の中を歩くような道だった。
植林の中で、風が全く無いせいか汗が出てくる。




傾斜が少し緩くなると、樹林帯が出てくる。
登山ルートは、直ぐ左に見える尾根をただ登っているのが、良く分かる。




登山道がほぼフラットな感じで進みだして少し行くと、地図にあるルートを分かれだす。
国土地理院の地図には、右の方にルートは進んでいるが、明らかに左のルートの方が良く踏込まれている。
事前に調べた時に、このルートがあるのが分かっていたので、左に進んだ。




登山道はフラットなまま進んで行く。
ただ左に見える谷はかなり急で深そうだ。




この標識のところで、二つのルートは合流するのだが、もう一つのルートは良く分からなかった。

ここから暫く左に植林を見ながらの平坦なルートを進む。




段々と傾斜が出てくると、前方に開けた場所があるのが分かり出す。




三原台に到着した。(8:32)

広々とした所だ。ルートの様な踏跡を進むと、ネットに突き当たり先には入れない様になっていた。
もとに戻ると廃墟の様な小屋があった。




小屋の前から見える尾根に向かうようだ。
行動食と水分補給をして適当に進む。




植林との境の所には、こんな感じの登山道ポイところがあった。
とにかく三原台の端の方に進むらしいので、しばらくこの方向に向かう。




少し進むと赤テープのテープナビが出現。どうもここから植林の中に向かうらしい。

植林の中は、よく見ると先の方にテープナビがありそれに従って踏跡を進む感じだ。
基本的に三原台の脇に沿って、端の方に向かっている様子だったが、1回テープナビを見逃し、少し別の方向に行きかけた。




端の所で、小さな沢を渡る様になる。
地図からも、この沢を渡り向かいの尾根をぐるりと回り込む様に進む様だ。




事前の予想では、この辺りからはヤブ漕ぎかな~と考えていたのだが、ルート自体は、ほぼ明瞭に分かる。
ただかなり細いルートなので注意して進む。

岩の上の木にテープナビがあった。テープナビも所々にあるので迷うことは無いだろう。




尾根の斜面を登り切ると植林の中に入る。
ここが936ピークの先の鞍部になるようだ。ここからは、三原台から見ると尾根の反対側を進む様になる。
植林の中は、踏跡もあり、テープナビもあるので、迷うことは無いだろう。




植林の中を進むと、渓流が見えてくる。
ルートは、この渓流を渡る様にテープナビが誘導する。




そのまま進むと”マッコウ”の標識が出る。標識の向こうを見ると、遠くにテープナビが点在しているのが見えた。
地図からもこの渓流に沿って進めば良いことが分かる。




暫く進むと大きなトチの木の所に出て来た。
割りに広々とした所なので、ブレイクするにも良いかも知れない。水分補給をして地図をチェックする。




ここからもテープナビと踏跡で十分ルートを追えるし、ヤブ漕も全然無しの状態だ。
段々沢を詰めて行く感じになり出した。草の状態から、まだ最近雪が消えた様子だ。




そんな事を考えていたら、残雪が見えて来た。




適当に沢の中を進んでいたら、右の斜面にこの標識が見えたので、斜面に登る。

この標識は左に矢印が出ていて”マッコウ”の表示があるのだが、その方向は今自分が登って来た所だった。
そうでは無く矢印の下辺りにある踏跡を進めかと思い進むが、テープナビが全く無くなったので、標識の所に戻る。
再度標識の矢印の方向を見ると、沢の反対側に小さな沢があり、トラロープがぶら下がっていた。

どうもこの場所の手前で、テープナビはこの斜面にルートを誘導して、この標識がトラロープの沢に進めと指示してるが、復路で分かる。




トラロープの小さな沢は、こんな感じだが、特別トラロープは必要無く登って行ける。
登り切ると植林の中の広々とした中を踏跡は進んで行く。




直ぐにこの標識の”八本越”に到着した。(9:29)
標識には、八本越と書いてある様だが、マジックが消えかかっている。

ここからマッコウの頂上までは、事前にカシミールで作成したルートのデータから300m程度なので、水分補給をして一挙に登る。




八本越からは、明瞭な踏跡があり迷うことは無く勧めた。
植林から抜けてやがて樹林帯の中のネマガリ竹の中を進むが、ちゃんと切り払いされている。
確かネマガリ竹のヤブ漕ぎがあると思っていたのだが.......と思いつつ進む。




やがてネマガリ竹のヤブが出てきた。これか~と思いながら進むと僅か数メートルで終わってしまった。
しかも足元には、明確なルートが見えているし、三十人ヶ仙の登山道の方が、まだヤブっぽい?? と言う感じだった。




ネマガリ竹を通過すると、視界が開けて今度は潅木の中を進む様になる。
振り返ると八本越と向かいの1088ピークを見える。




こんな感じの潅木の中を進むが、ルートは明瞭だった。
登り終わると頂上付近のやや平坦な所を進む様になる。




マッコウに到着(9:41)

頂上には三角点があり、少しネマガリ竹が切り払われていた。
北西方面は、ネマガリ竹に覆われていて余り展望が良く無いが、東~南側方面は素晴らしい展望であった。

ネマガリ竹の向こうに見える恩原三国山。まだ少し雪があるようだった。




東側の氷ノ山方面は、少し薄い雲が出ていた。




記念のセルフ撮り。
もう少しネマガリ竹を切り払ってくれると、抜群の展望だな~と文句を言っているkm-surf




こちらは天狗岩から角ヶ仙方面。角ヶ仙の先に泉山が見えている。

行動食と水分補給でブレイク。では下山する。(9:51)




潅木の中を降りネマガリ竹の中を進む。こんな風に切り払いがされているので、楽チンだ。
ただ頂上付近もルートを外れると、ネマガリ竹が密集した状態なので、ルートを見失なわない様に、注意が必要。




ブナの新緑の中を10分程度で八本越まで降りて、そのままトラロープの沢の方に向かう。
下りも丁寧に降りれば、ロープは不要だ。




渓流に沿って進んで行く。
途中サンカヨウが咲いている所が、何箇所かある。

大トチの木を過ぎて、左岸の尾根の方に登り、鞍部の方に向かう。




植林の中を進んで、植林の端の鞍部まで戻った。
ここから尾根の斜面の細いルートを降りて行く。




ルートはこんな感じで、明瞭なルートだが、結構深い谷の上の斜面なので、気をつけて進む。
ネマガリ竹が、倒れている所もあるので、滑らない様に気を使う。

この辺りにも何箇所かサンカヨウが咲いていた。




やがて前方が明るくなると、三原台の端に到着する。
朝渡った小さな沢を渡り、植林の中の踏跡を進む。




植林から三原台に出て来た。(10:40)
廃墟となった小屋の前ぐらいだが、枯れたススキの上に薄っすらと左にルートと真っ直ぐ進むルートがあるのが分かるだろうか。

マッコウには、左に行くルートを進む。よく見るとススキに下に溝の様なルートがあるのが分かる。





三原台は、登山口にも書いてあるように、山菜の採取が禁じられている。
山菜を踏まない様にしてザックを降ろす。今日は、温度が上がっているので水の消費がやはり多い。
ここで1本目のペットボトルがほぼ終わりそうなので、新しいのに変える。

では駐車場に降りて行こう。目の前には高鉢山が見えている。




新緑の中のフラットな登山道の歩きは楽しい。時々たぶんリスだと思うのだが、木を登り降りしているのが見えるが、素早くて写真に撮れない。




往路と違って風も少しあって、快適な気分で降りて行く。
もう登山口まで降りて来てしまった。(11:22)

当然だが、今日も貸切山行だった。




県道をダラダラと降りて行く。

途中には、タニウツギがピンクの花を咲かせていた。もうこんな季節なんだ。
今年は、3月ぐらいから、仕事も休暇も追いたてられる様な有様だった。




去年は、恩原三国山に行った時は、ガスで何も見えなかったな~。来月あたり行って見ようか~。
ぼんやりとそんなことを思いながら県道を進む。




桐の花が咲いていた。長閑な集落を通り、国道の駐車地まで戻った。(11:54)
今日は、国道脇に駐車しても大丈夫?? と言う感じで嫁さんの軽4で来た。

さて来週は少し力のいるコースだ、週明けから準備をしておかないと。
今回のマッコウもそうだが、初めてのコースは毎回少し緊張する。こう言うのは、忘れない様にした方が良いのだろう。





総距離(沿面距離) 14021m +1061 -1062 水の消費 ペットボトル1本+ほんの少し




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