午前7時前に国道横の駐車地に到着。
鳥取の分県登山ガイドでは、登山口まで車で乗り入れず、ここに駐車することを勧めていたので、それに従う。
準備をして出発するが、会社の携帯を忘れたので、取りに戻って再出発。(7:14)
国道482号からの県道117号に入るが、現在は工事中で通行止めとなっていた。
工事部分を通って行く。
km-surfには難関の狭い人家の間の道路を進んで行く。地図を良く見ていないと、どの道も狭い舗装道路なので迷いそうだ。
事前の調査で、宗泉寺の横を道路は通っているらしい。お寺らしい建物が見えて来たので、そちらに向かう道路を歩く。
道路は、お寺の横を登って行く。
道路の脇には、紫色の綺麗な花が咲いていた。
ただこの道路だが、県道とは名ばかりで、あぜ道を舗装した程度の道だ。
こんな標識が無いと、県道とは気が付かない。
km-surfも田舎の子なので、こんな県道には慣れているが、余り車では入りたくない。
県道117号は、グネグネと曲がりながら高度を上げて行く。
途中の数箇所に離合する場所はあったが、道幅は1台通るのがギリと言う感じだ。
県道117号の最終地点が、登山口になっている。(7:44)
2~3台程度は停めれるだろうが、分県登山ガイドでも勧めていない。多分困ったことが、過去にあったのだろう。
水分補給をして、登山道に入る。
登山道は、県南の山にもよくある溝の中を歩くような道だった。
植林の中で、風が全く無いせいか汗が出てくる。
傾斜が少し緩くなると、樹林帯が出てくる。
登山ルートは、直ぐ左に見える尾根をただ登っているのが、良く分かる。
登山道がほぼフラットな感じで進みだして少し行くと、地図にあるルートを分かれだす。
国土地理院の地図には、右の方にルートは進んでいるが、明らかに左のルートの方が良く踏込まれている。
事前に調べた時に、このルートがあるのが分かっていたので、左に進んだ。
登山道はフラットなまま進んで行く。
ただ左に見える谷はかなり急で深そうだ。
この標識のところで、二つのルートは合流するのだが、もう一つのルートは良く分からなかった。
ここから暫く左に植林を見ながらの平坦なルートを進む。
段々と傾斜が出てくると、前方に開けた場所があるのが分かり出す。
三原台に到着した。(8:32)
広々とした所だ。ルートの様な踏跡を進むと、ネットに突き当たり先には入れない様になっていた。
もとに戻ると廃墟の様な小屋があった。
小屋の前から見える尾根に向かうようだ。
行動食と水分補給をして適当に進む。
植林との境の所には、こんな感じの登山道ポイところがあった。
とにかく三原台の端の方に進むらしいので、しばらくこの方向に向かう。
少し進むと赤テープのテープナビが出現。どうもここから植林の中に向かうらしい。
植林の中は、よく見ると先の方にテープナビがありそれに従って踏跡を進む感じだ。
基本的に三原台の脇に沿って、端の方に向かっている様子だったが、1回テープナビを見逃し、少し別の方向に行きかけた。
端の所で、小さな沢を渡る様になる。
地図からも、この沢を渡り向かいの尾根をぐるりと回り込む様に進む様だ。
事前の予想では、この辺りからはヤブ漕ぎかな~と考えていたのだが、ルート自体は、ほぼ明瞭に分かる。
ただかなり細いルートなので注意して進む。
岩の上の木にテープナビがあった。テープナビも所々にあるので迷うことは無いだろう。
尾根の斜面を登り切ると植林の中に入る。
ここが936ピークの先の鞍部になるようだ。ここからは、三原台から見ると尾根の反対側を進む様になる。
植林の中は、踏跡もあり、テープナビもあるので、迷うことは無いだろう。
植林の中を進むと、渓流が見えてくる。
ルートは、この渓流を渡る様にテープナビが誘導する。
そのまま進むと”マッコウ”の標識が出る。標識の向こうを見ると、遠くにテープナビが点在しているのが見えた。
地図からもこの渓流に沿って進めば良いことが分かる。
暫く進むと大きなトチの木の所に出て来た。
割りに広々とした所なので、ブレイクするにも良いかも知れない。水分補給をして地図をチェックする。
ここからもテープナビと踏跡で十分ルートを追えるし、ヤブ漕も全然無しの状態だ。
段々沢を詰めて行く感じになり出した。草の状態から、まだ最近雪が消えた様子だ。
そんな事を考えていたら、残雪が見えて来た。
適当に沢の中を進んでいたら、右の斜面にこの標識が見えたので、斜面に登る。
この標識は左に矢印が出ていて”マッコウ”の表示があるのだが、その方向は今自分が登って来た所だった。
そうでは無く矢印の下辺りにある踏跡を進めかと思い進むが、テープナビが全く無くなったので、標識の所に戻る。
再度標識の矢印の方向を見ると、沢の反対側に小さな沢があり、トラロープがぶら下がっていた。
どうもこの場所の手前で、テープナビはこの斜面にルートを誘導して、この標識がトラロープの沢に進めと指示してるが、復路で分かる。
トラロープの小さな沢は、こんな感じだが、特別トラロープは必要無く登って行ける。
登り切ると植林の中の広々とした中を踏跡は進んで行く。
直ぐにこの標識の”八本越”に到着した。(9:29)
標識には、八本越と書いてある様だが、マジックが消えかかっている。
ここからマッコウの頂上までは、事前にカシミールで作成したルートのデータから300m程度なので、水分補給をして一挙に登る。
八本越からは、明瞭な踏跡があり迷うことは無く勧めた。
植林から抜けてやがて樹林帯の中のネマガリ竹の中を進むが、ちゃんと切り払いされている。
確かネマガリ竹のヤブ漕ぎがあると思っていたのだが.......と思いつつ進む。
やがてネマガリ竹のヤブが出てきた。これか~と思いながら進むと僅か数メートルで終わってしまった。
しかも足元には、明確なルートが見えているし、三十人ヶ仙の登山道の方が、まだヤブっぽい?? と言う感じだった。
ネマガリ竹を通過すると、視界が開けて今度は潅木の中を進む様になる。
振り返ると八本越と向かいの1088ピークを見える。
こんな感じの潅木の中を進むが、ルートは明瞭だった。
登り終わると頂上付近のやや平坦な所を進む様になる。
マッコウに到着(9:41)
頂上には三角点があり、少しネマガリ竹が切り払われていた。
北西方面は、ネマガリ竹に覆われていて余り展望が良く無いが、東~南側方面は素晴らしい展望であった。
ネマガリ竹の向こうに見える恩原三国山。まだ少し雪があるようだった。
東側の氷ノ山方面は、少し薄い雲が出ていた。
記念のセルフ撮り。
もう少しネマガリ竹を切り払ってくれると、抜群の展望だな~と文句を言っているkm-surf
こちらは天狗岩から角ヶ仙方面。角ヶ仙の先に泉山が見えている。
行動食と水分補給でブレイク。では下山する。(9:51)
潅木の中を降りネマガリ竹の中を進む。こんな風に切り払いがされているので、楽チンだ。
ただ頂上付近もルートを外れると、ネマガリ竹が密集した状態なので、ルートを見失なわない様に、注意が必要。
ブナの新緑の中を10分程度で八本越まで降りて、そのままトラロープの沢の方に向かう。
下りも丁寧に降りれば、ロープは不要だ。
渓流に沿って進んで行く。
途中サンカヨウが咲いている所が、何箇所かある。
大トチの木を過ぎて、左岸の尾根の方に登り、鞍部の方に向かう。
植林の中を進んで、植林の端の鞍部まで戻った。
ここから尾根の斜面の細いルートを降りて行く。
ルートはこんな感じで、明瞭なルートだが、結構深い谷の上の斜面なので、気をつけて進む。
ネマガリ竹が、倒れている所もあるので、滑らない様に気を使う。
この辺りにも何箇所かサンカヨウが咲いていた。
やがて前方が明るくなると、三原台の端に到着する。
朝渡った小さな沢を渡り、植林の中の踏跡を進む。
植林から三原台に出て来た。(10:40)
廃墟となった小屋の前ぐらいだが、枯れたススキの上に薄っすらと左にルートと真っ直ぐ進むルートがあるのが分かるだろうか。
マッコウには、左に行くルートを進む。よく見るとススキに下に溝の様なルートがあるのが分かる。
三原台は、登山口にも書いてあるように、山菜の採取が禁じられている。
山菜を踏まない様にしてザックを降ろす。今日は、温度が上がっているので水の消費がやはり多い。
ここで1本目のペットボトルがほぼ終わりそうなので、新しいのに変える。
では駐車場に降りて行こう。目の前には高鉢山が見えている。
新緑の中のフラットな登山道の歩きは楽しい。時々たぶんリスだと思うのだが、木を登り降りしているのが見えるが、素早くて写真に撮れない。
往路と違って風も少しあって、快適な気分で降りて行く。
もう登山口まで降りて来てしまった。(11:22)
当然だが、今日も貸切山行だった。
県道をダラダラと降りて行く。
途中には、タニウツギがピンクの花を咲かせていた。もうこんな季節なんだ。
今年は、3月ぐらいから、仕事も休暇も追いたてられる様な有様だった。
去年は、恩原三国山に行った時は、ガスで何も見えなかったな~。来月あたり行って見ようか~。
ぼんやりとそんなことを思いながら県道を進む。
桐の花が咲いていた。長閑な集落を通り、国道の駐車地まで戻った。(11:54)
今日は、国道脇に駐車しても大丈夫?? と言う感じで嫁さんの軽4で来た。
さて来週は少し力のいるコースだ、週明けから準備をしておかないと。
今回のマッコウもそうだが、初めてのコースは毎回少し緊張する。こう言うのは、忘れない様にした方が良いのだろう。
総距離(沿面距離) 14021m +1061 -1062 水の消費 ペットボトル1本+ほんの少し
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