eTrex20

km-surf

2013年10月05日 15:03

GPSの調子が最近どうも変なので見ていたら、何と電池ホルダーの内側の部分がボロっと壊れた。
前から金具が折れたのをハンダで直したりしてしのいでいたが、もう限界のようだ。

さっそくネットで見ているとeTrex20の英語版が19800円で出ていたので、即オーダとなった。



この内容は、km-surf個人の備忘録であり、同様の行為を実施した際の責任は一切負いません

もともと今までのeTrexは英語しか表示出来ないので、英語版でも特に困ることは無いが、ネットにも日本語化の記事が出ているので、メニューを日本語化してみることにした。

ネットにもある様にガーミンのどのGPSでも、この方法で日本語化出来る訳ではない。日本語などの2バイトコードに対応済みのGPSが対象のようだが、eTrex20はOKのようだ。

1.メニューの日本語化の手順
(1)バックアップの実施
 (2)ファームウェアのバージョンアップ
 (3)日本語フォントの作成
 (4) Japanese.gttの作成
 (5)GPSへのファイル転送と設定

 
   こんな感じですすむ。
   
 (1)バックアップの実施
   PCにeTrex20のフォルダーを作成し、その中にバックアップフォルダーを作成。
   eTrex20をUSBで接続後すべてのファイルをバックアップフォルダーにコピーして終了。
   




   
 (2)ファームウェアのバージョンアップ
   ガーミンのサイトにアクセスしてWebUpdater をダウンロードする。
   使用しているOSによりダウンロードするファイルを選ぶ。
   私の場合Windows7ProなのでWebUpdater (Windows XP SP3 and newer)を選んだ。
   ダウンロード後に管理者権限でWebUpdaterのインストールを実行。
   完了後にWebUpdaterが起動して自動的にPCに接続されているeTrex20を認識して、必要なア
   ップデートがあるかを検索してくれるので、そのまま続けてインストールを行う。



   インストールが終了したらeTrex20をPCからはずし稼動するか確認する。PCから外す際は、
   ”ハードウエアを安全に取り外してメディアを取り出す”ではずすこと。
   
   eTrex20を起動すると新しいファームウエアのアップデートが始まる。アップデート中は電源
   をオフしない様にとの指示が出てくる。
   アップデートは3分程度で終了したが、事前に電池の状態を確認しておいた方が良い。

   
 (3)日本語フォントの作成
   日本語フォントは、作成するか台湾のガーミンからダウンロードする方法がある。
   ①台湾のガーミンからダウンロードする方法
    台湾のガーミンにアクセスし、nuvi200_TWN_v460.exe(15.8MB)をダウンロードし、拡張子
    をzipに変更して解凍する。
    006-D1053-64.binを取り出し006-D0952-05.binにリネームする。
   
   ②独自に日本語フォントを作成する方法
    TrueTypeフォントからガーミン用のフォントを作成する。
    TrueTypeフォントはVLゴシックフォント(http://vlgothic.dicey.org/)の
    VLGothic-20130607.zipをダウンロードしてVL-PG
    othic-Regular.ttfを使用した。頻繁にこのフォントは更改されている様なので、ダウンロードする
    ファイル名は変更する。
    
    これを xor 暗号化するソフト Xor で暗号化したバイナリーファイルを作成する。
    まずはhttp://aluigi.altervista.org/mytoolz/xor.zipよりxor.zipをダウンロードして、
    xor.zip から解凍した xor.exeを取り出す。
    
    xor.exeとVL-PGothic-Regular.ttfを同じフォルダーに入れて、コマンドプロンプットを起動し
    て、コマンドを打てば良いのだが、面倒なので、他のHPを参考に下の内容のバッチファイル
    をxorsub.batとか適当な名前を付けて、同じフォルダーに作成した。
    
    @ECHO xor暗号化(0x76)
    xor VL-PGothic-Regular.ttf 006-D0952-05.bin 0x76
    PAUSE
    
    xorsub.binをダブルクリックすると006-D0952-05.binと言う日本語フォントが出来上がる。
    
    日本語フォント名の006-D0952-05が何を意味するのかは不明だが、eTrex20にはフォント
    ファイルとして、006-D0952-05と006-D0952-06が入っているので、このファイル名を使
    用するようだ。

    
 (4)Japanese.gttの作成
   Japanese.gttは表示されるメニューの情報をxml形式で記述したファイルで文字コードとして
   UTF-8を使用しているので、UTF-8が使用できるエディターソフトを用意しておく必要がある。
   私は日常sakuraエディターを使用しているので、これを使用した。
   
   ①Japanese.gttファイルの取得
    正規日本語製品を販売している業者のサイトにJapanese.gttがあるので、これをダウンロードす
    る。このファイルを修正して使用する。
    
   ② Japanese.gttの修正
    修正が必要なのはヘッダー部分のdescとpnumの箇所になる。
    *!!注意!!*
      以下の部分をコピペで使用しない様にしてください、ブログの表示上の問題で文字コードが正確
      でありません。

         
     <hdr>
     <lang>Japanese</lang>
     <desc>日本語</desc>    <-Japaneseに変更
     <type>Primary</type>
     <sort>0</sort>
     <cpage>932</cpage>
     <pnum>006-D3743-02</pnum> <-006-D3743-99に変更
     <ver>2.50</ver>
     <upperkbrd>ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ</upperkbrd>
     <lowerkbrd>abcdefghijklmnopqrstuvwxyz</lowerkbrd>
     </hdr>
    

 (5)GPSへのファイル転送と設定
   ①GPSへのファイル転送
    006-D0952-05.binとJapanese.gttをeTrex20に転送する。
    eTrex20をPCに接続。PCが認識したあとに、eTrex20の中のGarminフォルダーを開く
    Japanese.gttはTextフォルダーに入れる。
    006-D0952-05.binはExtDataに既に同じ名前で存在するファイルを上書きする。
    
   ②eTrex20の設定
    転送が終わったらPCからeTrex20を外し起動する。
    起動後にSetupを選び、Systemを選択。Languageに入るとJapanesegaの表示が出てくる。



    Japanesegaを選ぶ、日本語表示に変わった。
    




作業は必要なファイル等を準備すれば短時間で終わる。km-surfはGPSをオーダして家に届く
間にに必要ファイル等を準備して行ったので、このブログを書きながら2時間程度で終わった。

長い間ありがとう。お疲れさまでした。






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