午前3時半に早出の人がいたので、目が覚めた。
少し寝ながら今から出ればご来光に間に合うな~と思い4時過ぎに起きて準備をする。
小屋の外に出てトイレに行った時に、朝の気温はそれほど冷え込んで無いのが分かった。多分2~3度ぐらいではないだろうか。
レインウエアは着ずにパタゴニアのブロックフリースをノースの長袖ZIPの上に着るぐらいで十分だ。
小屋の出口の所で、昨日のパンの残りと行動食をかじって準備完了。
ではヘッドライトのスイッチ・オン で出発(4:41)
小屋からほぼ同じぐらいに男性の登山者が出たが、少し坂を上った所で先に行かせてもらった。
暗い登山道をライトで照らしながら進んで行く。
少し開けた岩のある場所に出た。どうもこれがカエル岩と言う場所らしい。
東の空が赤く染まり始めているのが見えて来る。
段々と周りは明るくなり、あ~やっぱり間に合わなかったかな~と思いながら砂払に到着(5:26)
東の空を見るとまだ日は出ておらず、朝焼けで東の空がオレンジ色に染まり始めている所だった。
暫く待っていると日が昇って来た。
富士山が朝日に赤く染まり出している。
後ろの白峰三山もモルゲンロートになりだした。
北岳が赤く染まって行く。
鳳凰三山の陰が、白峰三山の方へ延びている。
日の出を見ていたら男性の登山者が二人ほど登って来た。
少し先に進むと朝日が山に当たっているのが良く分る。(5:45)
後ろを振り返ると朝日と富士山。
でも少し雲が多くなって来た様子だ。
東側に見えている山塊は、たぶん瑞牆山方面だと思う。
まずは薬師岳小屋に用事があるので小屋へ向かう。
岩の間を降りて行くと目の前には薬師岳が見て来た。
下の方に小屋の赤い屋根が見える。
小屋に降りて入るが食事の準備らしく受付に誰もいないので靴を脱いで食堂に入った。(5:45)
前の日に南御室小屋で手拭を買おうとしたら売切れだったので、立ち寄ったと言う訳だ。
500円で無事ゲット、再び靴を履いて薬師岳へ向かう。(6:02)
薬師岳小屋を出るとこんな紅葉の中を登り出すが
直ぐに樹林帯を出て、砂払と富士山を背に少し登ると
薬師岳に到着(6:09)
人も居ないので恒例のセルフ撮り。
今度はそっちの方にも行くぞ~と北岳を脅しているkm-surf。
東側の斜面は紅葉のピークの様子だ。
紅葉の先に八が岳が見えていた。
もともとは富士山の様に大きな山だったことが分かる様な大きな裾野だ。
その左奥には北アルプスの白馬方面が見えているようだった。
では先へ進もう(6:12)
観音岳へは少し下って登るだけ。何組かの登山者に先に行かせてもらい進む。
観音岳に到着(6:37)
最高峰と言うことで、登山者が一杯のこのありさま。
少し登って見て通過した。
観音岳を通過すると地蔵岳のオベリスクが見えて来た。
白い縦走路がオベリスクの方へ続いている。
甲斐駒の右奥には北アルプスの山脈が綺麗に見え始めた。
後ろには紅葉の東側斜面と富士山が見える。
だけど余りお天気は良く無く、段々と雲が増えて来た。
雲が多いので、こんな状態の景色になったりして、少し神秘的だった。
観音岳から岩の間を降りて行き、赤抜沢ノ頭へ登り返す。
ちょっとダラダラと登る程度なので、景色を別にすれば県南の小山を登っている程度だ。
赤抜沢ノ頭に到着(7:28)
少し風が出て来た。まずは地蔵岳へ向かって降りて行く。
少しダラダラと降りて行くと地蔵岳に到着(7:37)
恒例のセルフ撮りも完了。
別にオベリスクの上に登るつもりは無いけど、近づいて下から行動食のバーをかじりながら暫し眺める。
岩の間から冷たい風が吹き抜けるので見ると甲斐駒が白く光って見えていた。
甲斐駒の後ろの見えているのは穂高方面の様に見える。
では赤抜沢ノ頭へ戻ろう、(7:57)
賽の河原のお地蔵様に一礼をして通過する。
紅葉と白い砂が綺麗だ。
赤抜沢ノ頭に戻ると天候は回復し始め、オベリスクが晴天の下に見えていた。(8:04)
ここで水分補給と行動食を採って早川尾根へ入る(8:09)
今までの登山道に比べると幾分明瞭では無いが、岡山の山域の登山道から見れば何の問題も無い感じの登山道だ。
この山域らしい白い砂の部分もあったりする。
高嶺へ向かって歩いていると男性の登山者が先行されていた。
ここで天候も良くなり気温も上昇しているのでブロックフリースを脱いで服装調整をする。
再び歩き出し先行していた男性の登山者に先に行かせていただいた。
目の前のピークには、男性のパートナーと思われる女性の登山者がいたがこのピークが高嶺ではない。
先に見えるハイマツに覆われたピークが高嶺だ。
大したアップダウンも無く高嶺へ向かう。
高嶺に到着(8:48)
ここでブレイクにする。
朝ごはんは無しにしてお弁当を小屋で頼んでいたので、ここでお弁当にした。
北岳を眺めながらブレイクしていたら、昨日聞いていたAriel Pocockのアルバムに入っていた500 Miles Highを思い出した。
とてもそんなに高くは無いけど気分は同じ??フローラ・プリムも良いけどAriel Pocockも良いな~。
そんな呑気なブレイクをしていたらファストパッキングぽいお兄さんが挨拶をして通過して行った。
こちらは今日歩いて来た縦走路。
こっちは仙丈ケ岳。
高嶺の山頂は広くは無いけど、人も少なくてノンビリとブレイクするのは良い場所だ。
ブレイクも済んだのでそろそろ下山しましょうか。(9:03)
右から甲斐駒、アサヨ峰、仙丈ケ岳と並んで見えている。
アサヨ峰の手前に見えるガレ場ぽいのが白鳳峠からの下りのようだ。
少し進むと岩場の下りになったが、え~ほぼ垂直だけど~しかもロープも何も無いよ~。
よく見れば降りれる様なルートになっていた。
大山の矢筈側の小矢筈からの下降が少し続く感じが近いかな~思った。
その後も岩場ぽい所を少し進むとハイマツのガレ場ぽい緩い下りになった。
何だか二ノ森から堂ヶ森へ降りて行く所のハイマツ・バージョンと言う感じだろうか。
やがて樹林帯に入り白鳳峠に到着した。(9:46)
土曜日なので、ここまで数組のテン泊装備の登山者とすれ違った。鳳凰小屋でテン泊なのかな~。
さてここから白鳳峠入口までは約2.4kで730m程度降りて行く。
13時のバスに乗ろうと考えているので、ノンビリと12時ぐらいに広河原に着けばいいかなと言う感じ歩くことにした。
樹林帯からガレ場に出ると正面に北岳を眺めながらの下りになる。
ここで転倒して救助要請された人もいる様なので、急がずにノンビリと行く。
途中に標識もあるのだが、何が書いてあるのか読めなかった。
下から登って来た3組程度の登山者とすれ違った。
ガレ場を過ぎると再び樹林帯の中を歩き出す。
植生は全く違うが、何か泉山の中林コースでも歩いている感じだ。
緩い下りを降りて行くとジャングルジムが始まる。
まずはハシゴの3連発で軽くウォーミング・アップ。ここで男女4人のテン泊装備の若者とすれ違う。
少し進むと岩の上をクサリを持って進む場所に出る。
ただこの場所は岩が濡れてる場合は別として、鎖の所よりその下の階段の中ぐらい位置の段がズレている方が微妙に嫌な感じだった。
更に進むとこんな感じの油断するとプチ・怖い階段もあって、そこそこ楽しめる。
そろそろ階段にも飽きたな~と思いだしたら下の方の舗装道路を車が通るのが見えた。
白鳳峠入口に着いた様だ。(11:32)
丁度良い感じの時間かな~。もう少しノンビリでも良かったかも。
道路に降りて水分補給していると作業用のトラックが通過して行った。
では広河原へ行こう。
舗装道路をユルユルと降りて行く。奥に見えているのは北岳。
綺麗な南アルプスの天然水が流れている。
広河原のインフォメーションセンターに到着した。(11:49)
ここで帰りのバスのチケットを購入。ザックの中の整理をして帰る準備などをした。
バス待ちのお作法として、バス停には北沢峠行き、甲府駅行き、奈良田行きのバス停があり、自分が行くバス停の下にザックを置いて待つらしい。
甲府駅からのバスで来た人は、ほとんど北沢峠行きのバスに乗り継いで行った。
13時発のバスは満席で出発した。
途中夜叉神峠登山口で数人乗って来たが、芦安の駐車場で結構な数が降りて行った。
予定通りにバスは15時前に甲府駅に到着。
帰りのチケットを駅の窓口で購入してお土産を買いに駅周辺をブラブラ。
静岡までの特急を待っていると後ろを豪華列車の四季島が通って行った。へ~恰好いいじゃん。
16時34分の特急で静岡へ。ビールをプシューとしながらJack Johnsonの新しいのを聞いていた。
正直Jack Johnsonって良いけど別に好きでも無い感じだったけど、今度は好きかもと言う感じだ。
PEAKSに高橋庄太郎がJamiroquaiのことを書いていたけど、Jamiroquaiの新しいのは余り良く無い感じがした。
静岡でひかりに乗り換え、名古屋でのぞみに乗り換える。のぞみの中はビジネス・オヤジやお姉さんだらけ。
すこしウトウトしていたら岡山に着いた。
総距離(沿面距離) 10,728m +1073 -1987
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