富栄山~乗幸山

km-surf

2017年04月01日 17:35

4月1日 富栄山~乗幸山へ行きました。

本当は不溜山まで行きたかったのですが、前日は期末の業務多忙で夜遅くまで仕事だったのと、午後から天候が崩れる予報だったので、乗幸山までのコースにしました。

縦走路は昨日の積雪が15cmぐらい、サラサラの雪を楽しみました。
冷たい強風で飛ばされる粉雪が頬に当たるので終始ソフトシェルのフードを被ったままでした。
4月とは思えない景色に、自然の壮大なエイプリルフールを見せられた思いでした。



午前7時前にのとろ温泉の駐車場に到着。途中の道路には、もう雪は全く無くドライな状態だった。
駐車場から見る富栄山は雪だ真っ白だ。今が2月中旬と言っても全然不思議では無い景色だ。

準備をしして出発する。(6:50)
気温は2度ぐらいで温かい。
下は何時もファイントラックのバリオパンツのセット。上はミレーのZIP長袖にマムートのソフトシェルだ。

駐車場脇の雪の壁を乗り越えてキャンプ場を横切る。
まだ雪が残っていた。キャンプ場を横切り登山口への道路に出る除雪されていた。




登山口まで除雪されていたが、登山口の駐車場はこんな状態。
登山口から先の登山道は雪の下でだったので、最初はスノーシューを付けずに登ったが踏抜き多発で1回登った所でスノーシュー装着となった。




スノーシューの威力絶大。何の苦労も無く登山道を進んで行く。




一旦作業道へ降りて行く。
トレースが無いので最近歩いた人はいないのだろう。
作業道を横切り登山道のコースを進んで行く。




渓流の横を進んで丸太橋まで来た。
丸太橋には雪が微妙な感じで残っていた。

微妙な雪の上を通過して再び作業道とご対面。(7:34)
ここから雪の斜面を登って尾根に出るのだが、その前に水分補給。




雪の斜面を登って尾根に出た。
風が段々と強くなって来たので、ミレーとマムートのZIPを上げる。

この辺りで夏山道とは別れて冬尾根を登って行く。早い話が登って来た尾根をそのまま直登する。




冬尾根へ進むと、丁寧過ぎるぐらいのテープナビが迎えてくれた。
ピークを一つ登ると植林帯からふぐるみ原生林の中を進みだす。




北からの風が強い。ソフトシェルのフードを被りベンチレーションのZIPも全部占めた。
風下にはこんな景色が広がっている。




段々と昨日降った雪の量が増して来る。
サラサラの雪が20cm弱ぐらいだ。モンベルのウインドブロックのグローブをしているが、それでも寒くなって来た。

左の風上を見る。左に尾根が見えて来たので、多分もう少しで風が止むだろう。
予想通り風は止んで、後ろの方で風が通過する音がし始めた。




ソフトシェルのフードを被っているので、体は温かい。
縦走路の稜線に出た。(8:18)
ここは北の風上にピークが風をブロックしているのでザックを降ろして薄手のフリースのグローブを追加した。




では冨栄山へ向かおう(8:19)
今年の積雪は多いな~。GWになってもまだ残るのでは無いだろうか。




冨栄山に到着(8:28)
風が強く時々体が揺らぐらい吹いていた。これではとてもブレイクする感じでは無い。




仕方無いので、水分補給をしてそのままブナの森へ向かうことにした。(8:29)
ネマガリ竹を切り開いた夏山道は、すっかり雪の下に埋まって広い雪原になってた。




どこでも通れる状態なので、適当に進んで行く。
昨日雪が降る前なら、スノーシューだと沈み込みも無く楽勝で歩けた感じだった。
今日は吹溜まりにはスノーシューでもスネぐらいまで埋まる位の積雪があった。




冨栄山からの尾根を途中で左に曲がりブナの森の方へ進んで行く。
風は全然止む気配も無く、フリースとウインドブロックのグローブの2枚重ねで丁度良いぐらいだった。




ブナの森まで来た。(8:54)
冷たい強風のおかげで霧氷になっているようだ。




ブナの森の中へ入って行くと少し風がブロックされている様なので、ここでザックを降ろしてプチブレイク。
昨日会社の人から転勤のご挨拶で貰った白十字のチョコケーキを頂く。お世話になりました。




では乗幸山へ(8:57)
ここからは積雪が更に増えて時々スノーシューでも膝位まで埋まる感じだった。




やや左に向きを変えながら尾根を進んで行く。
森林公園や津黒方面の上には暗い雪雲が重く覆っていた。




1036ピークの下の斜面には雪崩れた跡が残っていた。
雪屁に注意しながら通過して行く。雪屁の向こうには冨栄山が見えていた。




1036ピークを通過すると再び風が強くなった。
無雪期だとネマガリ竹の切り株が散乱する登山道だが、今日の様なコンデションの方が登りやすいかも知れない。




山頂の稜線に出ると積雪は更に多くなり時々スノーシューでも膝まで埋まる様になった。




天候は更に悪化。
何時崩れるだろうかと言う感じで、時々富栄山の上にも黒い雪雲がかかっていた。

深雪をラッセルしながら進んで、前方に頂上が見えて来た。




乗幸山に到着(9:26)
向かいには富栄山がこの景色で見えていた。

今日は4月1日で岡山ですけど。何か悪いエイプリルフールの冗談ですか??




到着したのは良いけど冷たい強風で、とてもノンビリとブレイクする状態では無かった。
あ~もうさっさと降りて温泉で温まろう~。(9:28)




風は更に強くなり粉雪が時々前方で白いスクリーンとなってしまう。




往路の自分のトレースの横をダラダラと降りて行く。
まずはブナの森へ戻る。




北側の山々の上はこんな感じの雲が広がっていた。
温泉!温泉!! 崩れる前に下山だ~と呑気に進んでいると、ドカンと言う音がした。
う~ん 何だ今の音は?? まさか雷? いや~何かの聞き違いだろう~。




風がビュービューと凄い音で吹いているしフードも被っているので、雷かどうか定かではない。
ブナの森へ向かって登って行く。




ブナの森に到着(10:02)
こんな気温なので、木々は霧氷のままだ。




では富栄山へ戻ろう。往路のトレースもほとんど消えかかっていた。




今日は、ここまで誰にも会っていないが本日も貸切となる様だ。
この時期にこんな雪原を楽しめるコンデションで勿体ないな~。




富栄山への尾根に出る。富栄山には誰もいない様だ。
狭そうな尾根は適当にトラバースして進んで行く。




富栄山まで戻って来た(10:28)
歩いて来たルートを振り返る。




北側の大山ビューポイントは蒜山までが限度。




南側の泉山もまだ雪で真っ白だ。




では下山開始(10:33)
風は強いけど少し陽が出て来た。ま~良いか~。




ではここから冬尾根を降りて行きます(10:39)
途中で尻セードを楽しもうかと試したが、思ったほど滑らなかったので止め。




往路のトレースを離れてブナの森の中を景色を楽しみながら降りて行く。




風も収まって来たのでフードを脱いで綺麗な樹林帯を下山する。




樹林帯から植林帯に入ると冬尾根は終わる。




適当に登山道を進んで丸太橋手前の斜面まで降りて来た。
斜面を降りていたが、風も無いのでこの斜面でブレイクにした。




今日も冬メニューのポタージュスープとチーズパンです。
遠くに入道山を眺めながらブレイク。
往路の寒さが嘘の様だった。




ブレイクも終わったので斜面を降りて丸太橋を渡り登山口へ戻って行く。

登山口直前の坂の手前で作業道の方へ降りて登山口の隣の除雪最終点に到着(11:46)
ここでスノーシューを外す。




作業道をテクテクと歩いて、のとろ温泉の駐車場に到着(12:03)

後片付けをして温泉へGO!!
ゆっくりと温泉に浸かった後岡山へ帰った。





総距離(沿面距離) 11,774m +1311 -1306





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