午前7時過ぎに大神宮原の登山口に到着したが、登山口の除雪が普段より少なく登山口に駐車するのは、無理そうだったので先に行ったり、下に降りたりしたが駐車出来そうなスペースがみつからなかった。
仕方なく登山口の雪をスコップで少し除けていると、直ぐ下に止めていた男性が ”入れるよ~” と合図してくれた。
車で近づいて見ると何とスパクアさんだった。ご親切に雪を除けてくれたりして無事駐車完了。ありがとうございました。
先に出発されるスパクアさんを見送り準備をする。気温はマイナス5度ぐらいだろうか。
予想を超える積雪状況にハードそうな一日が予想できた。
準備も出来たのでスノーシューを持って登山口に向かう
登山口の直ぐ上は何時ものこんな状態。
ここでスノーシューを装着して歩き出す。(7:37)
先に出発したスパクアさんのトレースがあるが、深雪を楽しみに来たのだから、トレースを避けて進んで行く。
林道を登って行くと、たくやさんのHPにあった様に木々が切り払われて明るくなっていた。
スパクアさんは林道の途中から直接登山道の方に登って行ったようだが、通常のままのルートで登山道に出る。
快晴の空の下に泉山が見えている。登った太陽は泉山の向こうなので、こちらはまだ日陰だ。
休憩舎跡を通ってゲートを入る(跨ぐ?)
ここまでの小さな登りでも、積雪でそれなりの登りになっている。
植林の中を通って進む。スパクアさんが先の方に見えて来た。
じんわりと汗がにじむが、汗拭きの手ぬぐいを車に忘れて来てしまった。
伐採地の場所を登って行く。相変わらず意固地なオヤジは、スパクアさんのトレースを避けて進むが、場所によっては狭くてそうも行かない場所もあるので、そこだけは1,2歩程度トレースを使わせてもらう。
このダダ広い斜面を登って行く。
左に見えるのはスパクアさんのトレース。ほとんど踏む抜きが無いので、かなりの積雪なんだろうと言う気がした。
後ろを振り返ると気持ち良い快晴の空が遠くまで繋がっている。
その下に白く光ろ山々。どの山も登って見たい気にさせる景色だ。
ロープ場の手前のコルの手前でスパクアさんに代わって先頭を進む。
もうロープは雪の下で全く見えなかった。
傾斜のきつい場所なので、ノロノロペースになる。トレースを登って来た男性の登山者も追いついて来た。
頂上の向こうから差し込む朝日に向かって登って中央峰に到着。(9:41)
予想したよりは雪屁は発達していなかった。
スパクアさんはヒュッテの方に行くと言うことだった。
km-surfは、から松尾根の西の尾根から下山する予定なので泉山へ行くことにした。(9:47)
ここでスノーシューのリフターを上げたままの状態で進むと言う大きな間違いをしてしまう。
最初の内は気がつかなったが、何か変な感じがして段々と足に妙な負荷がかかる様になった。
雪が少し硬いのかな~ ぐらいにしか思わなかったし、そんなことより展望の美しさ気を取られていた。
確かにこんな気持ち良い展望だと、ず~っと眺めていたくなる気分だ。
まだまだモンスターは成長過程の様だ。
泉山の手前のピークで降りて行く時に気がついたリフターが上がったままだ。
テイルを押し込む時に足によじれが生じるのか、中央峰までの登りでそこそこ疲れていた足に妙な負担が掛かっているようだった。
う~この先マズイことになるかも知れないな~ と思い手前のピークで休憩することにした。
後ろから来ていた男性の登山者に先に行ってもらうことにする。
今日の核心はから松尾根の西なので、水分補給をして念のため休憩する。
少し休憩をして泉山へ向かう。
先行していった男性のトレースを使ってみる。やはり全然楽だわ~。
その後頂上に到着(10:17)
ちょっと時間がかかったな~と言う感じだ。
スノーシューで雪を踏み固めて、ピークスのおまけのマットで座る所を平にして行く。
温かいポタージュスープとチーズパンのブレイク。
先行していた男性はガスストーブでカップ麺を食べていた。
km-surfはケチなのでテン泊以外ではガスストーブは使わない。今は太陽で温かいのでTでも良いけど、今日の朝ぐらいならUのガスの方が良い感じだろうな。
先行された男性は先に中央峰へ向かわれた。
頂上からは大山が手前に下蒜山を従えてクッキリと見えている。
では井水山へ向かおう。(10:47)
単独の男性の登山者が登って来た。挨拶をして進む。
マムートのソフトシェルのベンチレーションを開いて進む。
温度はどんどん上昇しているようだ。こんな晴天ならそうなるだろう。
幸い足の方は事前に少し休んだので大丈夫なようだ。
中央峰に到着(11:10)
そのまま井水山へ向かう。
スパクアさんはのトレースの横を適当に降りて行く。
途中でスパクアさんに会った。笠菅の方から適当に降りると言うことなので、泉山の北斜面の方から適当に降りて行くのだろうと思った。
津山高校のヒュッテが見える場所まで来た。
Bコースへ行くトレースは無いようだ。まずはヒュッテへ向かう。
ヒュッテの屋根の雪は今にも落ちてきそうな感じなので中に入るのは止めた。
ヒュッテから井水山へ向かう途中で泉山を先に出発っされた登山者に会った。
その後井水山に到着(11:37)
さ~今日の本題はここからだ。
那岐方面も積雪で白くなっている。
ではBコースへ向かおう。(11:42)
ヒュッテの上のピークを通る。多分スパクアさんのトレースだろう。
トレースはそのまま次のピークへ向かっているが、左へ曲がってBコースの入り口へ向かう。
左の植林の脇に沿って斜面を降りて行く。
Bコースへの分岐まで来た。(11:51)
この植林の中の尾根を適当に降りて行く。
最初は良いのだが、予想していた通りによぼし岩の辺りから登山コースは狭くなりほとんど岩の間をズリ落ちて行く感じだ。
よぼし岩を過ぎると、しばらくは快適な植林帯の中の快適な尾根下りとなる。
少し降りると尾根が分岐するが、右の方に松茸岩と思われる岩が見えるのでこちらへ進む。
松茸岩の横を通過。
積雪期にBコースを登る人はいないだろうな~ そんなことを思いながら進んで行く。
松茸岩を過ぎて降りて行くと植林にマークの付いた場所に出る。
右の方に見えるのが、から松尾根コースの尾根だ。
ここを今日は通過。更にBコースを降りて行く。
岩をそのまま通過した所にこの標識があった。
後で思い出したがここは岩の北側を迂回するのが正解だった。
そんないい加減なことをしていたら、その先でやや右へ向かう所を間違えて真っ直ぐ行ってしまった。
右に尾根が見えてることで間違いに気がついて直ぐにバック。油断大敵だ。
快適な尾根を進んでこの木の所で尾根が分岐する。
左がBコースで養野へ向かう方で右が今回試すから松尾根登山口へ降りる尾根だ。
もしかしてこの木が詳細地図にある十手松?
ではから松尾根の西尾根を降りて行く。
地図が示す通りで緩やかな広い斜面が延々と続いていた。
これは楽勝だ~と何の心配も無い尾根を降りて行く。
尾根の右にはから松尾根との間にある谷が見えているのだが、どんどん谷との間の高低差が無くなってくるのがわかる。
この木の場所ぐらいから、木にテープナビが付けられていた。
もう何時でも谷に降りれるぐらいになっていたが、ついでなのでテープナビに従って尾根をそのまま歩いて行く。
もうほとんど平地状態の植林の中を歩いて行くと右の方に作業道と思われる道が出て来た。
多分詳細地図でから松尾根の下で”行き止まり”と表示されている場所だろう。
でも反対方向にまだ作業道は続いている様子だった。
作業道を歩いてから松尾根へ向かう登山道を通過。
確か右へ曲がって行く場所があったよな~と思いながら右に注意して歩いて行く。
から松尾根登山口に到着。(12:54)
ちょっとダラダラと歩き過ぎたかな~と思いつつも、ま~良いか。
ただ尾根を降りた所を西に行ったら、Bコースのお亀岩の下辺りへ出れそうな感じがするな~。
そんなことを思いながら三ヶ上方面へ続く白い山を眺めて歩いて行く。
ただ気温上昇して重たくなった雪の作業道は、幾分疲れた足にはこたえる。
もしかしたら今日はここが一番辛かったかも。泉山の手前で休憩していて良かった。
作業道から舗装された道の最終地点に出るが残念ながら除雪はされていなかった。
しかし今日のものと思われるワカンのトレースがあった。どうも少し作業道に入って戻ったようだった。
ワカンのトレースがあるだけで全然楽勝だった。
やがて除雪された地点に到着。ここでスノーシューを外す。
ズボンのポケットに入れた おかきの行動食をボリボリと食べてプチブレイク。
あ~ここに車を止めても良かったかな~と思った。
ほんとは片側1車線の舗装道路だが、半分程度の道になっている。
最終地点まで行かないと、とてもUターンはできない。
広域林道に出て駐車地点へ向かう。
青空の下に今日歩いた泉山が見えていた。
駐車地点に到着(13:48)スパクアさんはまだ下山されていなかった。
まだまだ凍結している広域林道を降りて国道で岡山へ帰った。何だか久しぶりに雪山を登ったな~と言う感じがした。
さて来週は、もう少しどっぷりと山行を楽しみたいと思っているのだが、どうなるかな~。
総距離(沿面距離) 9,476m +1176 -1190
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