西粟倉までは晴れていたが、鳥取道を降りた智頭ぐらいからは曇りで、道が濡れていた。
午前7時ぐらいに八河谷の杉の木村に到着。どうも昨晩ぐらいに雪が降った様で、周りはこんな感じで薄っすらと雪化粧になっていた。
準備をして出発する。(7:16)
気温はマイナス4度ぐらい。県道6号はヌルヌルとした感じで凍結していた。
舗装された県道を滑らない様に気を付けて歩きながら、無舗装の林道に入って行く。
ここで熊鈴を付けていないことに気が付く。もうお目覚めになっていても良い時期なので、熊鈴を付けて進む。
林道には車のワダチがあった。数日前ぐらいに車が通った様だ。
雪は地面の上を覆う程度で、しかも昨晩ぐらいに降った様子だった。
ただ時々あるコンクリートの部分の水が凍りになっているので、滑らない様に気を使った。
鳴滝を過ぎると林道はグネグネとカーブしながら斜面を登って行く。
谷向こうの山も斜面が白くなっているが、積雪はそれほどでも無い様子だ。
ブラブラと歩いて昨年9月に東山まで行った時に使った尾根の取付きポイントまで来た(8:05)
風が吹くとそこそこ寒い。
行動食と水分補給をして尾根に取り付く。
前回もだったが、低い木の枝が邪魔だ。少し登ると谷向こうの1228ピークの山頂辺りだろうか霧氷で白くなっているのが見えた。
少し開けた場所まで来た。この先2回ほどコルの様な部分を通過して奥の週走路へ続く尾根に向かう。
もうそろそろかな~などと思いながら歩いていると縦走路に出た。(8:44)
縦走路の積雪も道を覆う程度しかない。余りの少なさに少しガッカリ。
今日はアイゼンしか持って来なかったけっど、これではアイゼンも要らないかも知れない。
行動食と水分補給をして鳴滝山へ向かう(8:47)
この辺りで標高1000m程度だけど、この辺りでは霧氷にはなっていないが、結構風は冷たい。
1023ピークのところで前回同様に少し縦走路を外してしまった。
直ぐに修正して植林の中の登りを登って行く。
1159ピークの手前まで来ている様だ。
北側の斜面には、こんな綺麗な感じになっているが、余り積雪は無い様だ。
1159ピークまで来た。もう雪は融けていた。
鳴滝山の頂上付近はまだ霧氷になっている感じだ。
天候は晴天の予報だったが、晴れと曇りを繰り返している。
晴天の中、気持ち良く斜面を降りていたら、雪の直ぐ下のネマガリ竹で滑った。
ある程度積雪があるほうが、歩きやすい。
扇ノ山だろうな~。綺麗に見えていたが、この日の大山方面はもや~として良く見えなかった。
気持ち良いルートだが、この日1回だけお目覚めになった方の足跡らしきモノがあった。
北側斜面から登って少し縦走路を歩いた後消えていた。
山頂が近づいて来ると、幾分霧氷が出て来た。
この辺りも尾根のネマガリ竹が埋まって無いので、無雪期と同様に植林側に寄って避けながら通過した。
植林帯から降りて山頂への登りに入る。
今までの白くなってます程度の積雪から、一応積もってます程度の積雪になりだした。
周りに霧氷の木々が沢山見えて来た。かなり風が冷たい。
今回もマムートのソフトシェルを最初から着っぱなし。今のところ何の問題も無しと言った感じだ。
鳴滝山に到着(9:59)
妙に滑る登山道に時間を取られてしまったので、こんな時間になってしまった。
こっちはネマガリ竹の切り払われたルート。もう少し積雪があったら行ってみたかったけど、こんな状況では途中からヤブヤブです~となるのは嫌だな~。
とりあえずここでブレイク。
雪を少し蹴飛ばすと、直ぐに地面が見えてくる。温かいラテ・ティーと塩パンです。
この山域の積雪期は初めてなので、今日は様子見と言った感じで登る積もりだ。
ソフトシェルのZIPを全部閉じて温かいラテ・ティーを飲んでいると、風で霧氷がバラバラと落ちてきた。
こちらは東山方面。霧氷の綺麗なルートが見えるが、縦走路の部分がかなり明瞭に見えていた。
もう少し積雪のある時期に来ないと面白く無さそうだ。
こっちは沖ノ山の様だ。今年はもうネマガリ竹が立ってしまっているだろうな~。
では下山しましょう(10:17)
往路で少し滑ったので、軽アイゼンを付けた。
こちらは氷ノ山。まだ雪はある感じだ。
また少し雲が出て来たな~。多分寒気の影響だろうな~。
前回も気になった作業道。どの道も少し先でエンドのなっている様だ。
とは言えその元の道が、下から伸びているハズ。気になる~。
1159ピークまで戻って来た。
向こうに見えているのは那岐だろうな~。北側斜面も余り白く無い様子だ。
1159ピークを通過して植林を大きく下りて行く所まで来たら、再び左下に作業道が見えて来た。
今度は結構続いている様子だな~。
このまま来たルートを帰るのもツマラナイので、ここで作業道に降りて見ることにした。(11:02)
途中で切れたら縦走路の尾根に戻れば良いやと言う感じだった。
この場所で降りて右に向かう。左は山頂方面に登って行っていたので、降りている右を選んだ。
作業道は尾根を回り込み、再び1023ピーク手前で縦走路の横に出て来た。
そのまま降りて行くと、こんな分岐に出て来た。帰る方向は右だが、下に伸びているのは左なので左に進む。
作業道の横に沢が見えだした。
再びこんな分岐に出る。ルールは簡単、下へ延びている方に進むで、右側へ進んで行った。
多分この沢をドンドン降りて行けばどこかに通じているんだろうな~と思いながら進む。
こんな分岐は、簡単。当然下へ向かう方に進む。
ここも同じ。だってもう前方に開けた場所が見えかけている。
最後に出て来たのが、この場所だった。
沢の向こうには、林道と幾分広い駐車場の様な所が見えていた。
ちょっと水量があるので、渡渉出来そうな場所を選んで渡った。
渡った先にはこんな林道があり、山頂方面へ更に延びていた。
当然ここは右に曲がって下山方向に向かう。
今頃晴れて来た。トチの木かな~。大木があった。
作業道にはワダチがあり、少し人が歩いた跡もあった。ただこの辺りの積雪が、この日では一番だった。
少し進むと更に綺麗な林道に出た。
右に堰堤が見えていたので、右に曲がってそちら側へ進む。
堰堤の上流は、こんな感じの綺麗な湿原になっていた。
この堰堤の横を降りて行く。
進みながら気になっていたのだが、往路は確か北側の斜面を進んだハズ。
今自分は南側の斜面の下を進んでいるので、何処かで北側へ渡る場所が出るハズだ。
堰堤から少し進むとこの橋に出た。
多分これで、朝の往路の先にいるハズだ。もうアイゼンは邪魔なので、ここで外す。
橋を渡ったって少し歩いたら、朝の尾根取り付きポイントに着いた。(11:32)
え~1023ピークの手前から僅か30分程度で着いたよ~。何か朝の煩い潅木を避けながらの尾根登りは、何だったでしょうか~と言う気分だ。
ま~良いやと更に林道を降りて行く。道脇にはミツマタの花が沢山咲いていた。
あ~もう春だね~。
空を見上げると飛行機が飛んでいた。そう言えば次女が今日卒業旅行から帰国する予定だ。
鳴滝の横を通って、春の陽射しとなった林道をブラブラ降りて行く。
来シーズンは、ちゃんと積雪している時期に来よう~。
やがて車道に出て、駐車地点に戻った。(12:10)
杉の木村では、おじさん達がコテージのメンテナンス作業をされている様だった。
その後国道53号で奈義に出て湯郷経由で岡山に帰った。
家に帰ったら次女から帰ったよ~と連絡が来ていた。ただしユナイテッドの機内食は、美味しく無かったらしい。
ベルギーのテロもあったので、一安心した。
総距離(沿面距離) 13,020m +1,090 -1,090
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