氷ノ山~三の丸

km-surf

2016年03月20日 17:47

3月20日 氷ノ山~三の丸へ行きました。

天気予報では、鳥取は曇りだったので、多分ガスるだろうな~と考えていたら、ガスっていました。
ただ予想以上に積雪は残っていたので、楽しい残雪歩きとなりました。




3連休だが土曜は仕事。それに嫁さんがイベントの手伝いをするので、日曜も主夫をしないといけない。

新庄方面は雪が少なさそうだし、今まで残雪期にも行ったことに無い氷ノ山に行ってみることにした。

<<今回もソフトシェル大作戦>>
前日の天気予報だと冬型の気圧配置になる関係で、鳥取は曇りで風がやや強くと出ていた。
今回もマムートのソフトシェルを試すには、絶好の天候だ。下はファイントラックスのストームゴージュアルパインにモンベルのLWのメリノウール・タイツとモンベルのスパッツにした。

準備をして出発する。(7:31)
キャンプ場の登山口は、夏季にある標識もゲートも無かった。




少し歩き出すと登山道に雪が出て来たが、雪の無い脇を歩いた。




沢を渡って登って行くと、登山道全体を雪が覆う様になった。
ただこんな感じなので、ツボ足で適当に歩ける感じだ。




やがて階段を登る場所になると、雪は硬く凍っている場所もあり、柔らかい所をキックステップで進んだり、トレースの跡を慎重に歩いて登って行った。

氷ノ山越の手前になると幾分風が出て来た。
上の方を見ると、樹木が霧氷になっているのが見えた。




氷ノ山越に到着(8:24)
やはりガスっている。鳥取側から風がそこそこ吹いている様だ。

ここで行動食と水分を補給。この状況と、このコースの積雪期は初めてなので、軽アイゼンを装着した。
事前のネットの情報から、もう雪は少ないだろうと思っていたが、予想以上に残っていた。

ソフトシェルのベンチレーションのZIPを全部閉じて出発する。(8:31)




氷ノ山越からは、多くのトレースがあったが、やや兵庫よりのなだらかな雪面を歩いていた。




登山道があるブナを鳥取側に見ながら、適当に登って行く。




ただこんな狭い部分では、登山道に合流しているようで、雪の上に少し頭だけ出ている標識が見えている場所もあった。




こんな風に開けた雪原や。




こんな風に狭い尾根を楽しみながら進んで行く。




仙谷ルートとの合流点まで来た。
流石にこの時期にここから来る人はいないだろう。




コシキ岩が見えて来た。
ちょっと晴れて来た??




ハチ高原方面を見ると、雲が飛んで晴れて来ている。




コシキ岩を登る積もりなど毛頭無く迂回。
迂回路も狭いし、反対側から人が来たら困るな~と思いながら進んで通過完了。

後は、夏はネマガリ竹で覆われるこの斜面を登って行くだけだ。




山頂の避難小屋が見える場所に出た。
風はより強くなり、とても外でブレイク出来る状態では無い。ここからはフードを被って登って行く。




氷ノ山に到着(9:29)
ハチ高原辺りまではガスの切れ間から見ることが出来たが、その他の方向は、全く何も見えなかった。

強風を避ける様に避難小屋に入る。
2名の男性登山者が居た。ここでブレイク。温かいラテ・ティーとカレーパンで和む。
風が凄い音で避難小屋を揺らしている。
男性の登山者が一人出て行かれた。ブレイクも済んだので三の丸へ行こう。(9:45)




こちらにもトレースが沢山あった。
強風は変わらずなので、ソフトシェルのフード被って進む。




兵庫側を見ると、こんな綺麗な霧氷の森が見えていた。歩いてみたいな~。




登山道がよくぬかるむ場所まで来たようだ。
トレースには人間だけで無く、イロイロな動物のトレースもあったが、まだ大きな方はお目覚めでは無いようだ。




晴れていたらもっと良い景色だろう~と思いながら進む。




ちゃんと三の丸へ向かっています。




尾根を辿って行くだけなので、それほど迷うことは無い。




鳥取側の斜面は、結構急な斜面で、眼下にスキー場などが見えていた。




余りアップダウンも無く、こんな景色を眺めながら歩いているので、全然飽きない。
アイゼンでも全然大丈夫だが、スノーシューがあって良いだろう。踏み抜きは、ほとんど無かった。




多分三の丸の手前の所辺りでは無いかな~。




再び広い雪原を登って行く。




目の前に低い丘が見え、上部に展望台がある様だ。
どうも三の丸の下にいる様子だ。




三の丸に到着(10:30)
三の丸には、全然雪が無かった。




展望台から兵庫側の斜面を眺めると綺麗な霧氷の森が広がっていた。




こちらは氷ノ山方面。結局綺麗に晴れることは無かった。

展望台の上だと風が強いので、下の丸太の上に座って水分補給。
では下山しましょう。(10:41)




避難小屋の周りだけ綺麗に雪がなかった。
誰か利用できる様に、メンテナンスしているのだろうか?




坂ノ谷コースとの分岐点。こっちのコースも何だか楽しそうだ。




三の丸のトイレのある展望所。冬季でも使用可でした。




ナマガリ竹の中を降りて行く。今日も終始霧氷を楽しめながら歩ける様だ。




西側に見えるのは、多分大段方面だろう。




この辺りも迷うことは無い様だ。氷ノ山~三の丸から回る様に尾根を歩いて行く。




少し進むとブナの巨木が出て来た。




青空も出て良い感じの雪山歩きとなった。




多分左側のこっちに行けば大段方面なんだろうね。




今日は、このまま下山です。
青空が出ているけど、まだこの辺りは風が結構強かった。
ネマガリ竹が出て幾分邪魔な場所だが、適当に尾根を通過する。




霧氷のブナの間からは、氷太くんが見えていた。




ブナの森を過ぎると尾根は狭くなって来た。
ただ高度を下げているせいか、風は弱くなり、更に天候も良くなって来た。




少し曇っているようだけど、山頂も見えている。




時間的に少し早かったかな~。三の丸辺りは、もっと晴れているようだ。

ここでGPSの電池切れアラームが鳴ったので、予備の電池に交換。
4セットの電池を使いまわししているので、最近充電の管理表を作成した。そうしてないと充電していないセットを持ち出してしまいそうだ。




植林の中に入ると雪が無くなった。アイゼンを外しても良さそうだが、念の為そのままにした。




スキー場のリフト上部に到着。(11:28)
登山道はリフトの右の方にあるのだが、雪で覆われていた。多分慎重に降りれば大丈夫の様だが、滑ってリフトの支柱にブツカルのは嫌だな~ と周りを見ると、リフトの左になだらかに降りている場所を発見。




これはスキー場の左側に降りて行く様だ。ある程度歩いて雪が切れた辺りで真ん中の部分を降りて行く。




谷を挟んで向こう側の尾根に、本来の登山道の階段が見えている。
このまま適当に降りて行く。




どんどん降りて行き、スキー場入り口の標識の所まで来た。




スキー場からは舗装道路をアルパイン・ヒュッテの方に歩いて戻った。
途中には、こんな春のサインもあった。もう春なんだな~。




後を振り返ると幾分晴れた山頂が見えていた。
その後駐車場に到着(12:36)

<<今回もソフトシェル大作戦の結果は?>>
マムートのUltimate Hoody AFだが、今回の様な強風でも完全に風をブロックした感じで、フードを被ると顔は冷たいが、内側はシェルターの中に居る感じで快適だった。なお今回も上はモンベルのジオラインLWのアンダーとファイントラックのドライアンダーだけだった。
前から持っていたファイントラックのストームゴージュ・アルパインだが、防風性も思った以上に良かったので、今回程度なら大丈夫だ。
ただ当然だが、気温の状況次第でアンダーのタイツを変えたりした方がより快適な感じだ。

次も残雪を追って行くか、もう雪の無いコースを長く歩くか、この季節は悩ましい。





総距離(沿面距離) 12,199m +996 -997






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